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1985年空は蒼かった~イノセントスカイ(改訂版)  作者: sky-high
彼女が出来た
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大どんでん返し!

話はいつしかバレー部から僕が中学の頃、クラスでどんな存在だったかという事に変わっていった


「小野っちトマト好きだから給食の時間にトマトあげてたり、いつも宿題忘れてノート貸してあげたりしてましたよ」


「アンタ、トマトウチじゃ食べなかったじゃない?」


そうだっけ?そう言われてみると僕はトマトは食べられるけど好きこのんで食べたような記憶がなかったな


「えー、でも給食のメニューでトマトが出ると、オレ食ってやるよって言っていつも上げてましたよぉ~」


「もういいじゃん、その話は」


何だか恥ずかしくなってきた


「あ、アンタまさか慶子の事好きだったんでしょ?」


直球で聞いてくんなよ!

確かにその頃からそんな好意を抱いていたのは確かだけど、そんな事をここで言うのか!


「でも慶子が貴久なんて相手にしないだろねぇ」


アハハハと笑いながらアネキは波多野に聞くが、波多野もどう答えてよいのやら返事に困っている



「じゃ、慶子たまには二人で会おうよ。貴久はシカトでいいからまた話しよっ」


「はい、祐実センパイもう帰るんですか?」


「んー、ちょっと帰って勉強しないとね。ウチ進学校だからちょっとでも勉強しないとついていけなくなるからね。貴久、アンタも早く帰ってくるんだよ!じゃまたね」


アネキはバイバイと手を振って店から去った


「小野っちと祐実センパイって姉弟なのに全く違うよね、性格が」


不思議そうな顔してる、どっちの性格が良いんだ?


「似てなくて良かったよ」


「何で?祐実センパイいいお姉ちゃんじゃない」


「ウチに居ると母親が二人いるみたいだよ。ちゃんと学校行け、とか勉強しろとかうるさいだけだよ」


「確かに小野っちはサボり癖あるからね!今もそうなの?」


「うーん、何かF高校落ちてから今のとこ通ってるけど、ヤローばっかでつまんなくてね」


波多野はアイスティを飲んで中の氷をガシャガシャとストローでかき混ぜながら、自分の事を話した


「アタシもF高校落ちたじゃん?で二次募集で今のとこに入ったけど、最初は行く気なんて全く無かったけど、それでも行ってみるとケッコー楽しいよ。

仲の良い友達も何人か増えたし。アタシは今のとこに通って良かったなぁって思う」


「オレさぁ、今の学校に1学期だけ通って編入試験受けて他の学校に行こうって決めたけど、オヤジに物凄く怒られて、入学金払ってすぐに他の行きたいなんてムシが止しすぎる!って怒られたし、学校行ってもヤル気なんて全くないし、ホントの事言うと辞めたくて仕方ないんだよ」


えぇ~、何で?ってな顔してら

だってホントの事だから仕方ない


「小野っち、面白い事見つけないとダメじゃん!」


「ねえよ、面白い事なんて。周りはバカだし、学校行っても寝てるか、マンガ読んでるかのどっちかだよ」


「で、小野っちの言う面白い事って何なの?」


波多野は身を乗り出して聞いてくる、そういや楽しい事って何だ?


「んー、何だろう?彼女見つけて楽しい放課後を過ごすって事?そんなもんしか無いよ」


「だからあの時、アタシにああいう事言ったの?」


あの時とは原宿に行った帰りに駅のホームで告白した事だ

思い出したくないな…


「いや、それは違うな…」


「えっ?んじゃ何で?」


言いたくないんだよ、こんな事…

ましてや本人の目の前で言うのかよ?


「そうじゃなく、中学ん時に言えなかったから言っただけだよ」


しばらく無言になった

だからこんな事言いたくないんだ

僕はあまりの恥ずかしさに、今すぐ逃げ出したくなる程だょ…


だが次の瞬間、信じられない事を言った

「じゃ、アタシたち付き合おっか?」


(はぁ? )


まさに大どんでん返し!(当時、とんねるずがよく使っていた言葉で流行っていた)


「ねぇ、そうしようよ!」


ホントなんだろうか?ウソじゃないよな?


「うん、まぁいいけど…」


こうやって僕は波多野と付き合うようになった

冷静を装ってたが、心の中では飛び上がらんばかりに喜んだ


(…奇跡だ!ヤッター!ようやく付き合える事になったんだ!)

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