第24話 森の山賊
最近ドライマンゴーがうまいんです。
コルト村を出た森の中に蓮二とシャルは次の目的地に向かい足を運んでいたのだが。
「ったく、おいシャルさっさと行くぞ」
「だってレンジが全然私の事を思ってくれていないんですもん」
蓮二がシャルの好意に嫌気が差していてあまり過剰なスキンシップをとっていないせいでシャルはふてくされているのだった。
「はぁ、んじゃ置いてくぞ。別にシャルの友達じゃ無くても探せば見つかるしな」
そう言って蓮二はシャルを置きサッサと足を動かす。
「ちょッ!ちょっと待って下さいよレンジ!嘘です!私歩けますから置いてかないで!」
しばらく歩いていると蓮二は急に足を止めた。それに気づかなかったシャルは蓮二の背中にぶつかり顔を何故か赤くしながら文句を言うのだった。
「ちょっとレンジ!ヤルなら草むらじゃ無いとダメよ!」
「動くなシャル!感じろ」
「かっ感じろってッ!ついに蓮二が!」
こいつはもうダメかもしれないと哀れな目でシャルを見る蓮二。
その時草むらから3人の人影が出てきた。
そのうちの親分らしきガタイの良い男が最初に言った。
「へっへっ、なかなか可愛い顔した嬢ちゃん連れてるダな坊主、俺は泣く子も黙るブレク様ダ!」
「俺たちはこのブレクオヤビン率いるここらじゃ有名な『ダジズ』って山賊ジャン」
「怪我しないウチに尻尾巻いて逃げズン、ってその目やめズン」
明らかに語尾が可笑しい3人をゴミを見るかの様な目で見る蓮二。彼も流石にゴミと喋りたくは無いのだ。
「その『ダジズ』ってゴミ共がこいつを欲しいと、そう言うことか?」
「ゴミじゃねぇジャン!お前はサッサと尻尾巻いて逃げるジャン」
「そう言うわけにはいかねぇよこいつには案内頼んでんだし」
「そうです!私は蓮二の人生の案内をしてるから無理です!」
ブレクはその言葉を聞き腰を落としどこから取り出したのか黒い筒の様な物を出した。
「んじゃしょうダねぇ。そいつの体だけでも守れよ」
「っ!?シャル!」
「れレンジ!?」
それを見た蓮二はすぐさまシャルを抱え『万物接続者』(オールリンカー)を発動させる。
「オラァァッ!!!!」
その瞬間耳を震わす様な連射音と共に蓮二の体に向けて発射された。
5秒ほどたちその音が止みブレクは顔を歪ませた。
「よし「やったか?」!?」
「まさかこの世界でガトリングガンをお目にかかるとはな?」
ギロと目をブレクに向けて聞く。
「お前はどっちの奴だ?」
「くっ!!何訳の分かんねぇこと言ってんダ!お前らやっちまえ!!」
ブレクは2人の部下に叫び自分も能力を発動させた。
「『絵心』(アーティステック)!」
「『一手必中』(ザ ターゲット)ジャン!」
「『五里探索』(ファイブ サーチ)」
まず、ブレクが自身のポケットから紙を出すとそれが瞬時にサブマシンガンになりそれに部下の1人が触れすぐさま離れた。最後の1人は何故か片目だけを開けて蓮二を見ていた。
「くらうダ!坊主!」
「『干脚』!」
蓮二はシャルを抱えたまま『干脚』を発動させ一旦草むらに隠れる。体制を整えて様としていると今まで黙っていた残りの部下1人がブレクに叫んだ。
「オヤビン!そこの草むらズン!」
「オラァ!」
「なにぃッ!?」
すぐさまズンの語尾の部下に見つかり慌てて窒素で壁を創り身を守る。
「蓮二、どうやらあの『一手必中』の能力は、視認した相手だったら軌道が違っても必ず当たるぽいですよ」
シャルが今まで見た戦闘の中で部下1人の能力の正体を暴く。
「ああ、しかもあの『五里探索』は十中八九探知系だな、ったく厄介な奴らだな」
だが、とそこで言葉をきり口を歪ませて言った。
「俺の敵じゃねぇな」
アドバイスや改善した方が良い点などありましたら教えてください!




