人物紹介
※第一部終了時点での人物紹介です。第一部の内容を含みます。
エイデン:
十八歳。錆鉄冒険者ギルド所属の若き冒険者。ある秘密を抱えている。
依頼先で出会った異国の伯爵令嬢・ジャスミーヌ・アルジーと想いを通わせたばかりだったが、魔物の王討伐の任務を受けることに。
その戦いの中で、世界に隠されてきた真実へと少しずつ近づいていく。
ジャスミーヌ・アルジー:
二十歳。真珠王国出身の伯爵令嬢。ある秘密を抱えている。
祖国で第三王子から婚約を破棄された後、二年間にわたる旅を続け、最後はリタール王国へ辿り着いた。
そこで想いを寄せ続けてくれたエイデンと再会し、互いの気持ちを確かめ合う。
しかし、その直後に再び旅立つこととなる。
彼女を待っていたのは、まだ終わっていない過去だった。
ノーマン:
エイデンの父であり、錆鉄冒険者ギルド所属の冒険者。
恋愛小説を読むことが趣味で、一番のお気に入りは『虐げられた奴隷少女は、孤独な大公に溺愛される』。
幼い頃に戦闘奴隷として売られた過去を持ち、ある縁からヘクトール伯爵夫人に仕えることとなり、やがて彼女に恋をした。
しかし、彼とヘクトール家との関係は、それだけでは語れない。
ヒルダ・ヘクトール:
エイデンの母。
結婚前はセイレン男爵家の長女であり、王妃エリカとは親友同士。
夫であるヘクトール伯爵の、とある「誤解」が、彼女の人生を大きく変えてしまった。
病弱な夫に代わり、王宮では内政省事務総長を務める一方、ヘクトール伯爵領の統治も担っている。
王太子ティム:
十六歳。
エイデンとは母親同士の縁で幼い頃から親しく育った、親友同士。
落ち着いた性格で、時折、誰にも見えないものを見ているかのような言動を見せる。
王妃エリカ:
現在のリタール王国を実質的に統治する存在。
劇場に夢中な国王に代わって政務を執り、「冠なき女王」とも呼ばれている。
王家の事情により、幼い頃から王妃であると同時に、「影の女王」として育てられた。
ソラ・ノグチ:
王妃エリカ専属の薬草師。
王宮でも、エリカの側近以外には、その顔も名前もほとんど知られていない。
王妃エリカとは他人には語れない深い絆で結ばれているが、本人もまた、多くの秘密を抱えているようだ。
ロイ:
希少なエルフ。
なぜ人間の国で暮らしているのか、その理由は今も謎のままである。
錆鉄冒険者ギルドのギルドマスターであり、「助けを求められた相手を決して見捨てることができない」という呪いを背負っている。
タチバナ(本名:橘 杏):
錆鉄冒険者ギルド所属のベテラン冒険者。
見た目は四十代ほどだが、実年齢は七十歳近いとも噂されている。
かつては真珠王国の男爵令嬢であり、「涙の聖女」ケイトの伴侶だった。
聖女ケイトが暗殺された後、犯人に対して「砕骨」を行ったことで、「砕骨の未亡人」と呼ばれるようになる。
ケイトの死後も数々の不可解な出来事に関わってきたが、あの日、本当に何が起きたのかを、彼女はいまなお誰にも語ろうとしない。
ナオミ:
ディマン王国からリタール王国へ移り住んできた女性医師。
ソラの紹介で王妃エリカと出会い、新たな医療制度と病院の設立に尽力した。
ある時、自分は「アメリカ」という、この世界の誰も知らない国の出身だと、何気なく口にしたことがある。




