名前がないならつけるしかないよな
( 2人の女の子は1時間で起きてきた、まだ寝ててもよかったのに)
そう思いながら2人を見た。
「申し訳ござません、奴隷の身分でありながら寝床を使ってしまって」
「誠に申し訳ございません、私がいながらこのような事に。罰は私が受けますのでどうか・・どうか」
獣人の子が顔を青くなり焦りながら土下座してきて、
エルフの子は獣人の子よりかは焦ってはいないがそれでも申し訳ないという気持ちが伝わってくる。
「そんな大袈裟だぞ、俺は気にしてないからさ」
「でも」
「寝る子は育つ、それにお前たちは大変な思いをしてきたんだからさ。ゆっくり英気を養えよ」
「は、はい」
(本当にいいんですか?)と、『考えていやがる』。
実は“神の目” を発動していた、この目はあらゆる情報を見ることができる。ステータスは勿論、対象者の心の声や潜在能力も全てを見透かす目。
全く気にしていないが、そこは時間をかけていくか。
「さてとせっかく買ってきたんだから着替えてもらおうぜ・・・似合えば良いが」
「「ありがとうございます」」
俺は後ろを向き、2人の着替えを待った。
ー10分後ー
「「着替えが終わりましたご主人様!」」
女の子の着替えは長いはずだけど、意外とはやかった。振り向くと2人とも良く似合っていた。
獣人の子は、動きやすいひらっとしていた服にハーフパンツに似たものだった。
エルフの子も動きやすい服だがドレス感があり少し気品のある服になった。
(うん、'ウィール・コール,の人には本当に感謝だな)
「可愛くなったじゃないか」
「えっと、ありがとうございます」
「こんなに素敵服を、一生大事にします」
「お前は、大袈裟すぎだろ」
エルフの子は少し過剰な部分があるようだな、獣人の子は照れやすい子だ。(2人とも個性が強いな)そう思いながら俺は2人の頭を撫でた。
「にゃうん!」
「はうん!」
2人は撫でられることがなかったようだ、
(全く・・・この子達はただ普通にこの世界に生まれただけなのになぁ〜)
撫でるのをやめて本題に入ろうと思い声をかけた。
「そろそろ2人に名前を決めないとなぁ」
「「名前ですか?」」
「あぁ、いつまでもお前たちとかは俺もやだからな」
名前は特別なものだ、あるのとないのとじゃ全く違ってくる。そう考えていると、エルフの子が
「私達は生まれた時から物扱いでした・・・本当にいいんですか」
涙目になりながら発しられたこの言葉は、俺は生涯忘れないかもしれない。そのぐらい俺は心に響く。
「当たり前だ」
俺がそう言った時、2人は俺に抱きついて泣いていた、落ち着くまで俺は待とうと思う。今できる事はそれぐらいしかできないと思ったからだ。
ー30分後ー
「申し訳ありません」
「お見苦しい所をお見せしまい・・・」
「謝る事はない、取り敢えず2人は落ち着いたか?」
「「はい」」
机に座り大丈夫かどうかを聞いてみたが2人はまだ落ち着いてないようだが早く名前を決めてやらないといけないと内心思った。
「わかった、じゃあ本題だな。名前の事だが要望とか無いか?、正直俺は名前のセンスは皆無だぞ。」
2人はお互い見合わせてから頷き
「「ご主人様につけて欲しいです」」
俺は「わかった」と少し笑いながら言った。
(さて、ネーミングセンスがないからどうしたらいいか)、内心迷いながら2人の特徴な所を探す。やはり姉妹のように育ったと言ってたから関連した名前をつけてやりたいなと考えていた。
ジー・・・目の色・・・あ、これなら!
獣人の子には
「お前は”キバナ”」
エルフの子には
「お前は”ネモフィ”」
と名付けた。
「キバナ」「ネモフィ」2人はオウム返しに言った。
「 あぁ俺の知っている花の名前を少しもじっただけだが、お前たちの目を見たらその花を連想させるような目をしていたから。気に入ったか?」
そう聞くと2人はニコっと喜んでくれた。
「 とても嬉しいです 」
とキバナは言ってくれた
「素敵な名前をありがとうございます」
とネモフィは言った
2人はすごく喜んでくれた、笑顔が見れて良かった。
(『 一緒にいる時間は少ないかもしれない』が、よろしく頼むよ。 キバナ ネモフィ)
俺は心の中でそう言った
やっと名前が決まりました
少し悩んみながらもいい名前がつけれたと思います




