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余波
夜月と緋莉の交代制勤務が発表されると地獄ではチョイ騒ぎになっていた。
「いまさら戻ってこられても‥」
困惑する鬼。
「夜月とか裏切り者だろ?」
突如として姿を消した夜月を悪くいう鬼。
「まぁ、仕事するならどっちでもいいけどね。」
特に興味のない鬼。
「出戻るとしても、俺たちの相手をしてくれないと‥。」
夜月の実力を知らない鬼達が襲ってくる。
「おっ、威勢がいいね。
やっぱり鬼はそうでなくては‥」
襲ってきた鬼達を殴りながら、夜月は地獄に戻ってきたことを喜んでいた。
「え?もう終わり?
ちょっと、弱すぎない?
ごめん、マジな話していい?
緋莉、ちゃんと鬼たちを鍛えてた?
弱すぎて笑えないんだけど‥。」
夜月の身体から殺気がほど走る。
「お前が強すぎるからだろ!」
鬼は必死に反論するが、夜月の耳には伝わっていない。
「特訓だ!特訓!!
私が良いと言うまで走れ!
おい!誰が靴履けと言った?
裸足だ!
なに?
針山が痛いだと?
はぁ?
お前、鬼だろ?
泣き言を言うな!!」
地獄では夜月の怒声と鬼達の悲鳴が1週間続いた。




