表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
デスゲームで死んだらパラレルロボ世界だったんですが?  作者: 蒼井茜


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
56/79

「しかしお前さんはどうしてこうドッキングだの合体だので新しい成果を残すかね」


「そりゃ男の浪漫だからだろ。どうせならギア5体合体して巨大ロボになるシステムも組んでやろうか。設計はおやっさんだけど」


「ざけんな、そういう事言うとお偉いさんが本気にするんだよ」


 マジかよめんどくせえ。

 今書かされてる戦艦と新装備のドッキングのシステムですら半分くらい俺の領分はみ出してて手探りだってのに……。


「でもギア関係ならどうにかなるんだけどさ、流石に戦艦のシステムはきついって」


「普通の奴はきついじゃすまさねえんだよ。覚えておけ」


「つっても既存の戦艦のシステムに干渉しないようにこっちが用意した物を挟むだけだろ。確かに手探りだから面倒くさいけど、絶対無理ってことは無いだろ」


「その手探りで壊すのが当たり前なんだぞ。なんでできてるんだよ……」


「そりゃまあ、半分は勘」


 残り半分は実戦の賜物というやつだ。

 そういうクエストがあったんだよ、壊れかけの宇宙船を修理するって内容が。

 といっても突発クエストだから狙って受けられるわけじゃないし、基本的にインベーダーかラフィンに襲われているから助けられない事の方が多い。

 仮に助けたとしても船はもう使い物にならないから乗組員をロープで機体に繋いで引っ張っていくくらいしかできなかった。

 リアルプログラマーのプレイヤーが船のシステム回復の情報を共有するまでは。

 マジもんのプログラムと同じくらい複雑だけど、暗記すれば覚えられるという内容で実入りもいい物になったので危険宙域をうろつく奴も増えてたなぁ。

 そして残りは本当に勘だけだ。

 あの船のシステムがこうだったから、こっちだとここらへんじゃないかなと言う感覚で挑んでいる。

 何度かエラー出しているが、最終的に無事動いているから問題ない。


「こうして見るとますます一介のパイロットにしておくにはもったいねえなぁ。せっかく特務隊になったんだから儂より偉くなって面白い仕事よこしてくれよ」


「偉くなるのは俺も望むところだけど、面白い仕事ってなによ」


「そりゃ新型の開発とか、リアクターの改良とかよ」


「リアクターか……そういや予算申請は送った?」


「いや、まだ全体の設計ができてないから出していない。何か追加でもあるのか」


「見た限り新装備用のリアクターをどうするかが問題だな。俺とクリスは最前線で切ったはったの戦いが基本だから出力は高くしたい。良平は狙撃メインとはいえ、いわゆるゲロビで広範囲焼いてもらう事もあるからいざという時の出力は欲しい。凜はドローンの充電あるからどうしてもこいつの方に電力集めておかないときついってのがどれもネックでな」


「なるほどなぁ……しかし、いつまでも新装備じゃ味気ねえだろ。なんかいい名前ねえのか」


「急に言われてもな……」


 既に縄はほどかれていたので立ち上がり背伸びをする。

 パキパキと背骨が鳴るのが気持ちいい。

 ふと宙に浮くように投影された新装備の形状を見て、近くのコンソールを弄って変形させる。

 でっかいブースターに取り付けられた羽、そこはビームなどでコーティングされてサーベルにもなるがメイン武器じゃない。

 むしろブースター狙いに来た奴を狩るための予備装備だ。

 そこから直にビームやミサイルを射出するポッドが続いており、ギアを挟むように二本の腕が伸びている。

 この腕が三つに割れて近接武器として、時には射撃武器として、あるいは両方同時に使う形でと展開して動き回る。

 まるで手のように見えるが、それだと指が一本多いんだよな……。

 見た目だけで言うなら呪いとかそういうのをメインにした作品の手印に見えなくもないけど……それもまたどうなんだろ。


「みんなはこれ何に見える」


「指の多い手」

「触手」

「牙……?」


「お、それいいじゃん」


 メカニックの一人が発した言葉、それがピンときた。


「牙か、外付けになるからネイルとかも考えたけど……うん、牙の方がかっこいい」


「そんなんでいいのか……?」


「正式名称は改めて決めればいいさ。今は牙、さしずめタスクとでも呼んでおこう。いわゆる開発コードってやつだ」


「開発コードタスク……なんか仕事量が山積みになりそうなんだけど」


「なるぞ、実際」


「え?」


 メカニックたちが顔を引きつらせる。


「スサノオを複数作るだけでもクッソ大変だっただろ。アレよりでかくて変形合体両方の機能を持っている装備だ。しかも戦艦とギアそれぞれにドッキングした状態で使えるようにする。当然戦艦の本体も同時に作る。あたりまえだけどギアよりでかいギア運搬用の船だ。そりゃもう大変どころの騒ぎじゃないな。学園のメカニック科集めても人員足りるかな……中等部からも単純作業用に引っ張ってきた方がいいかも。少なくともここにいる面子だけだと……スサノオ作った時の5倍量で8倍濃度の仕事が待ってる」


「総員! 直ちに軍と中等部に応援要請! 走れ走れ!」


「あ、エナドリの購入に関しては先方の会社が用立ててくれることになってるから注文書出せば諸々用意してくれる手はずになってる。食事も近所の店はだいたい配達してくれるってよ」


「お前これを見越して……」


「いや、コンペ前に挨拶回りしたらそういう話になっただけ」


 手土産もって、ついでに話できないかなとか色々やってたらこうなった。

 俺としてはバイト探しもしてたんだが……それどころじゃなくなったな。

 けどいい名前がついた。

 今後変更される可能背はあるがタスクの完成目指して頑張ろう。

 あと戦艦も

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ