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第2章-11

カイ

「さて・・・」

「ここからどうするか・・・」


アスナ

「さっき、エリスが言っていた・・・」

「ゲルグっていう将軍がいるのよね?」


エリス

「ええ・・・」

「この国を支配している、帝国の将軍ですわ・・・」


カイ

「そうだな・・・」

「そいつを倒せばこの国は帝国の支配が終わるのか・・・!」


アスナ

「ねえカイ?」

「いったん、自警団に状況を話に行かない?」

「自警団なら、この国の状況に詳しいかもしれないし」

「そのゲルグのこと、知ってるかも」


カイ

「確かに!」

「よし決めた、まず自警団に久しぶりにいこう!」


エリス

「よく分かりませんけど・・・」

「ラジャー!!ボス!!」


カイ

「おー!」


アスナ

(なんか・・・軍隊みたいになってない?)


ーーー

道中回1


アスナは、エプロンをしたエリスを見かけ話しかける。


アスナ

「あら、エリスが今日は料理担当?」

蛍光色の緑、そして真ん中に大きなトカゲの絵が描いてあるエプロンへのツッコミを入れかけたが、ぐっと言葉を飲み込んだ。


エリス

「そうなんです!腕がなりますわ!」


アスナ

「へーエリスは料理が得意なのね」


エリス

「得意というほどではないのですが、修行中ですの」

「このお肉とお野菜を使って…」

「できた!マグロの丸焼き!」


アスナ「いやどんな魔法!?」


ーーー

道中回2


アスナ

「エリス、あんたお嬢様なのに野宿とか平気なのね」


エリス

「全然平気ですわ!」

「冒険って感じがしてワクワクが止まりませんの!」


アスナ

「へーたくましいのね」


アスナがでかい虫に気づく


アスナ

「キャー!」


エリス

「あら、かわいいらしい!」

手の上でわさわさとはい回る虫を見て、エリスがほほ笑む。


エリス

「お名前をつけて差し上げますわ」

「そうね・・・タケマルというのはー」


バコーン!!

アスナが虫をパンチで吹っ飛ばす


アスナ「ハァ、ハァ......!


タケマルが吹っ飛ばされたエリスは血相を変えてアスナを見る。


エリス

「アスナ!ひどいわ!」


アスナ

「え?」


エリス

「タケマルは、こんな大地を必死に生き、大いなる夢のためにー」


アスナ

「なんでそんな感情移入できんのよ!」

「というかタケマルってどういうネーミングセンス!」


エリス

「このひとでなし!ボケナス!デベソ!」


アスナ

「いや珍しい悪口!」

「勢いだけあるけど!」



ーーー

切り立った滝の上。

自警団のアジトで、団長:ジンと再会するカイとアスナ。


ジン

「おお、カイ・アスナ!生きてたか!」

「何か月ぶりだろうな?」


カイ

「団長!久しぶりだな!」


アスナ

「お久しぶりです。団長」


ジン

「そちらのお嬢さんは?」

エリスの育ちの良さそうな雰囲気は異質で、すぐジンは気づいた。


エリス

「私はエリスと申します。ごきげんよう、団長様」

「お話しは伺ってますわ」


カイ

「新入りだ!」


エリス

「下っ端ですのよ!」


アスナ

「あんまり自分で下っ端とか言わない気がするけど・・・」


カイ

「でもな、もう仲間だ!」

エリス

「!」

仲間という言葉にまだ慣れてないエリスは思わずカイを見た。


カイ

(にっ)


エリス

(微笑み返す)


ジン

「ははは、賑やかでいいな!よろしくなエリス!」

「それでー」

「今後のことを話しにきたんだろ?おれも話がある」


ジンは冷静な表情で話した。


ジン

「お前ら、バルガンを倒したってのは本当なのか?」


カイ

「おお、そうだぜ!詳しいな!」

ジン

「そうか、お前ら強くなったんだな」

「バルガンはこの地域を支配していた数人の1人だ」

「そして、バルガンを倒したことははおそらくもっと上の奴らにバレてる」


カイ

「ゲルグってやつか?」


ジン

「そこまで知ってりゃ話は早い。」

「お前ら、きっとすぐ狙われるぞ」

「どうするつもりなんだ?」


アスナとエリスに緊張が走る

しかし、カイはあっけらかんとして話した。


カイ

「おれもそいつをぶっ倒さないといけねえからな!」

「向こうが狙ってくるならのぞむところだぜ!」

アスナとエリスが表情がゆるむ

カイ

「なははは!」


ジンはそっと笑った。


ジン

「ったくお前は」

「変わらないな」

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