いつか最後のシャングリラ　～ある朝、目が覚めたら世界に俺一人しかいなくなってた件～

　朝、目を覚ますと世界が終わっていた──！
　突如として地球上で唯一の人類となってしまった主人公・ハル。
　途方に暮れる彼の前に、一人の少女が現れる。

「あたしの名前はセツナ。この星で起こった現象を調査しに来た、神様の使いよ」

　自らを神の使いと称したその少女は、ハルに衝撃の事実を告げる。

「既にこの星には、あなた以外の誰もいない。犬も、猫も、人間も。もうあなたしか残っていないの」

　突き付けられた事実に絶望し自暴自棄になるハルだったが、セツナは持ち前の優しさで彼の手を取り寄り添うことで、彼に立ち直るきっかけを与える。

　一体なぜ世界は終わったのか。
　一体なぜ自分だけが生き残ったのか。
　多くの疑問を抱きつつも、ハルはセツナと共に日々を生きる決意をする。そうして、ふたりぼっちの共同生活が始まることになるのだが……。

　ある日状況は一変する。
　人類が消えた"その後"に生まれたという謎の少女・イヴとの出逢い。
　

「ようやく逢えましたね……葉瑠《ハル》さん」

　
　これは、世界の終末から始まる奇跡の物語。

　

@DHtEEe8MQWtlTMZ　←　Twitterアカウント