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後悔と愛憎の果てに待つものは  作者: 卯月


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何も知らない僕の話

いつも通りの日常を送るはずだった。

いつものように学校へ行くために朝の支度をして、俺よりも朝がのんびりな両親に行ってきますを言って、それなりに仲のいい友人と喋りながら登校して、苦手な授業を襲い来る睡魔と戦い、時には負けて先生に怒られたり、昼休みにたまたま会った部活の後輩とその日の部活の内容を話し合ったり、そんな日常が訪れるはずだった。


僕か世界に選ばれさえしなければ…


轟々と燃え盛る炎は今や、校舎どころか町中の家屋や人を灰へと変えている。

友人だった()()は、肉が燃え溶けグズグズのスライムのように成り果て、毎朝登校するために歩いていた道は、どこまでが道でどこまでが家屋だったのかも分からないくらい焼け野原となっていた。


炎を掻き分け、元が人間かどうかすら判別不可能な骨を踏み割りながら、ここ一帯でいちばん見晴らしのいい丘に登ると、より鮮明に街の絶望が伝わってきた。

鳴り止まない炎の咀嚼音に、未だ死ねずにいる人や建物の叫び声が魂に刻まれる。


「は、ははは、あは、あははははははははははははははははは!!」


そんな景色を作り出した張本人な僕は、笑うことしか出来なかった。






ゴトッ!


「………!…ふぁ………しまった、寝てしまっていたか。」


隣の部屋にいる協力者の立てた物音のおかげで、嫌な微睡みから浮上することが出来た。

時間でいえばほんの五分も経たない程度の睡眠だったはずだが、妙に凝ってしまった方をほぐすために蹴伸びをして、肩をぐるぐる回した後硬い木の椅子に座り直す。


「うーん、緊張でもしていたかな?あれからもう十年、やっと明日で終わるな」


僕が街を火の海へと変えたあの日から、もう十年が経っていた。

あの日に何が起きたのかと言うと、僕は世界の身鏡として選ばれた。そこで世界から伝えられた内容は、「本日より十年後神々と魔王率いる軍勢による戦争によってこの地は滅ぼされる」という酷く物騒なものだった。

あの時は、急に頭の中に大量の情報が流れてきたものだから気絶してしまったが、起きる頃には全ての情報が頭の中に整理されているような不思議な感覚を実感することができた。

そしてその情報の中には、世界の崩壊を防ぐためにしなければいけない、辿らなければならない道筋も。


しかし、この十年間は本当に大変だった。

この日にあの街で神託を受ける者がいるため街ごと水没させたり、あの日にその街で悪魔と契約する奴がいるから街ごと全てを砂に変えたり、いくつかある王国の王城に忍び込み王様相手に直接契約を持ちかけたり、思い返せばよく実行できたものだと我ながら恐ろしい。流石は世界様だ。

世界様から伝えた通りにすれば全てが上手くいく。

手のひらを合わせ世界様に祈りを捧げていると、部屋の扉が開く。


「先輩、またお祈りですか?」


まるで興味無さそうにこちらを見ている女の子は、この計画の唯一の協力者であり最後のピースに必要な人材。


「それより、魔法陣の方は問題ないです。あとは予定通りに実行すれば大丈夫です。」


短く切りそろえられた茶色い髪、その前髪からはチラチラと光のない瞳がこちらを見ている。

いつの間にか僕より高くなった身長、出会った頃はまだ僕の方が少しだけ大きかったのにどこでこんなに差が着いてしまったのか。

何となくそんなことを考えながらぼーっと彼女を見ていると暗い瞳が訝しげな形に変わる。


「なんですか?」


「いや、すまない。大きくなったなぁと思ってね。」


「当たり前ですよ、十年もかかりましたからね。」


露骨に顔を歪める彼女に笑みがこぼれる。

決していい好意的な表情ではないけれど、彼女がそうやって感情を表に出せるようになっただけでも嬉しく感じてしまう。まぁ、それすらも彼女からすれば気味が悪いのだろうけど。

彼女との出会いは昔、僕が通っていた学校での部活の先輩後輩としだった。

特段仲が良かったわけではなかったものの、顔を合わせれば話す程度。

彼女は容姿が良く成績優秀、運動神経も良くて愛想もあり常に笑顔でいたため学校では必然的に人気者だった。

しかし、十年前の事で僕は彼女の家族も彼女を慕う友人達も全てを焼き払った。そして街を一望できる丘でその光景を見ながら高笑をしていた時に彼女は僕の前に現れた。

そこには学校で見せていたような煌びやかな笑顔は消え去り、感情を全て取り払ったような顔をしていた。ただ、真っ暗な瞳に街の炎と目の前にいた僕の姿だけを映して。

本当はその時に、彼女も処理するはずだった。だけど、僕はそうしなかった。

いや、出来なかったというほうが正しい。

たまたま居合わせた空き教室で、見かける度に笑顔を絶やさない君が、なんともない会話の中でたった一度見せてくれたあの時の笑顔だけが忘れられなくて、妙に頭をよぎって、僕は彼女を計画の最後のピースとして選び契約を持ち掛けた。


「それより先輩も、魔力の方は問題ないですか?」


一人で昔のことを思い出していると、彼女は手持ちの拡張袋にポーションを入れながら明日の確認をしてくる。


「もちろん抜かりはないさ。明日は僕にとってのいや、僕と君にとっての悲願となる日だ。」


そうだろう?と彼女に微笑みかけると、彼女は暗い目を細くして僕を睨みつける。

何か変なこと言ったかな?


「……契約は守ってもらえるんですよね?」


「あぁ、そのことか。重ねてもちろん。そもそも君の作った契約魔法だ、効果の程は君の方が詳しいだろう?違うかい?」


「世界の魔力を使って細工をされては私では気づけませんので……」


なるほど、それは不安に感じてしかたがないことだろう。ただでさえ僕と彼女では魔法に対しての理解力も、魔力の総量も比べられないほどの差がある。

そのうえで僕は世界様から莫大な魔力を常に供給されている。そんな僕がやろうと思えば彼女に知られないよう、こっそりと契約魔法をいじることだってできるのは間違いない。しかし、それはありえない。


「それがありえないことは君も十分理解しているはずだよ。わかるだろ?僕はもう……」


疲れた。その言葉を飲み込み、頭を振って悲観的な感情を振り払う。そして人差し指を一回しして、僕の心臓に刻まれた彼女の魔法陣を浮かび上がらせ彼女の眼前に固定する。


「念の為にでも確認してみるといい。君が設計した時と何ら変わりないはずだ。」


僕のその言葉に、彼女は黙って魔法陣を読み解いていく。まぁ、彼女がここまで執拗に確認するのも無理はない。彼女にとっては明日の神々や魔王の軍勢との大戦よりもこちらのほうが重要なのだから。

街を炎に包み込んだあの日、僕は彼女と契約を結んだ。

世界様の望む未来、神々と魔王の軍勢を滅ぼすことが出来たなら僕の持つ力全てを彼女に譲渡し、僕の命を差し出すと。

元々、世界様に頼まれたことは明日起こる大戦を御して世界に安寧をもたらすことだけ。その先のことは授かった記憶にも無かった。多方、大戦中相打ちという形で僕も死ぬか、世界様の寵愛を外れ一人で生きていくか……

前者ならともかく後者はお断りだ。

神々や魔王の計画を潰すためとはいえ、多くの国や人々を敵に回しながら生きてきた。

そんな世の中で、世界様の寵愛もなく生きていくなんて不可能だろうし、何より僕自身が生きることを望んでいない。

始まりの日には友や、家族を灰にし踏みにじった。

その次の街では泣き叫ぶ子供の前で、彼らの両親を切り捨てた。

別の街では、街に住まう人々を余すことなく魔獣へと変貌させ他国と争わせその両方を滅ぼした。

別の街では、人も家畜も草木まで命宿る全てを呪い殺し、大地にも呪いを宿し今後数百年は生物の立ち入れない死の地へと変えた。

別の街では……別の街では……街では街では街では街では街では街では街では街では街では街では街では街では街では街では街では街では街では街では街では街では街では街では街では街では街では街では街では街では………


思考を止めると、すぐに泣き叫ぶ声子供のが耳に浮かび手ずから心臓を一突きした赤子を抱いた感触が蘇り、足元に縋り付く人々の重みがのしかかる。

この十年間は本当に忙しかった。それに加えて日々を重ねていく度に体が重くなっていく。

もう疲れた……

それに……

チラリと横目で未だに契約の魔法陣をチェックしている彼女を見る。表情こそ普段と変わりないが、魔法陣におかしな所がないか必死になっているのがわかる。

どうせ殺されるなら彼女がいい。僕のすべての罪を知り、僕を殺したいほど憎む者。

僕を殺すことを成し遂げだ彼女はどんな表情をするのだろう……

満足感を宿すのだろうか……

失ったものへの追憶の涙を流すのか……

ある種の目標を失って戸惑うだろうか……

色んな表情をした彼女を想像はできないけれど、思い出すものが一つだけある。

あぁ、どうせならいつか見たようなとびきりの笑顔がいいな。

犯した大罪から目を背けてそんなことを考えながら、その日は彼女が魔法陣のチェックを終わらせる様子を眺めながら、のんびりと最後の夜を過ごした。



魔力が吹き荒れる。山が崩れ、大地は裂け、川が干上がり、雷迎が大きな雨粒とともに降り注ぐ。

神々と魔王含む悪魔の軍勢、そして世界の身鏡として選ばれた僕の大いなる聖戦が始まってもう一ヶ月が経った。休む暇なんてものはコンマ一秒も存在せず、僕は止まった時の中で瞬間転移を繰り返す。

さっきまで僕がいた場所に黒い稲妻が走る。こちらに背中を向けたままの魔王軍の幹部の首を刎ねる。同時に別の場所で神の一柱も消え去ったのを感じる。

終わりの見えなかった混戦に混戦を重ねたような、まさに混沌のような時間にようやく決着の兆しが見えた。

っく!想定が甘かったか………


当初の計画では一週間ほどで終わるはずだったが、神々に魔王、そして世界様の魔力がぶつかりあった影響のせいか魔力の消耗が予定より激しかった。

しかしそれは向こうも同様のようで優勢の位置は取れていたがなかなかここぞで決めきれず戦いが長引いてしまった。

時を止める魔法を使っていた神を魔王が打ち倒したことで時間が流れだす。

宙に浮いていた瓦礫と雨水が落下していく。

神も最高神の一柱だけになり、悪魔の軍勢も壊滅し残りは魔王だけ。

僕も片腕が千切れ再生に当てる魔力も時間もなくなった。

ここが決着の瞬間だ。

それぞれが今使える最大の魔法をぶつける。最高神により顕現された高魔力を含んだ巨大な隕石が空を埋め尽くしながら僕と魔王に向かって大量に降りかかる。魔王によって召喚された最初の生命アウルゲルミルの巨腕が空間を大きく引き裂きながら最高神と僕に襲いかかる。魔法陣を約三万三千ほど同時展開しそれを圧縮しつつ歪める事で生み出した極小版擬似超新星爆発を瞬間転移させ最高神と魔王に飛ばす。

その日、爆発が光や音とともに大陸一つ丸ごと飲み込み消し去った。

何も存在しない世界、そのまま消え去りそうな意識にしがみつきながら、僕は唯一感じられる心臓に刻まれた魔力を辿りながら約束の場所へと向かった。







「ふふ、まさかこんなすぐに来てくれるとは思ってませんでした」


「………………」


「それにしても分かってはいましたが、想像を超える凄い争いでしたね。」


「…………」


「やっと終わりましたね、これで全て終わりです。ね、先輩?」



「……………ぁぁ」


僕の顔を覗き込む彼女が目の前で何かを喋っている。しかし、耳どころか頭の一部ごと欠損してしまった僕には聞き取ることができない。

それでも口の動きから「先輩」と呼びかけられたことは分かり、何とか返事をする。

声が出たかどうかなんて分からない。

両腕はもげ上半身は既に首元から腰まで半分ほど消し飛び足も片方がギリギリの所で繋がっているだけの状態。

世界様の寵愛は失い、魔力は枯渇している。

限りなく死に体の僕の目に、彼女の顔と彼女の握っているナイフが映る。

恐怖はない、それなのに言葉にできない気持ちが湧き上がる。

だけどそれが何なのかは分からず、そのまま考えることすら出来なくなる。

ナイフを持った彼女の手が振り上がる。

目は閉じていない、だけど位置の問題なのか、はたまた僕の視力の問題か彼女の顔は見えない。

もう何も見えない……


あぁ、わかった……これも後悔か…………


幾万の後悔に塗れた人生、最後の後悔がこれかと自嘲気味に笑えた気がした……


あぁ、君は今どんな表情をしているのか……



そのまま僕という存在が塵となって空気へと消えていった。














「やぁっと、つーかまえた」


真っ白となった僕の世界に彼女の声が響き渡る。

ふわふわと空気に溶けていった僕の輪郭をなぞられるような感覚に、ありもしない背中に寒気を感じる。

次第にしっかりとしてきた意識に、白黒の世界が映る。そしてそこに居たのは彼女だった。


「魔法陣、上手く動作してくれてよかったです。」


そう言って彼女は僕の方に手を伸ばし、僕という存在を掴む。


「苦労しましたよ。あんな規格外な三陣営の魔力を吸い上げるのは。感じませんでした?やけに魔力の消費が激しいと。実はですね先輩が滅ぼしきらなかった王国の人達や先輩たちの目に止まらなかった国の人達であの大陸には大きな吸魔の魔法陣を組んでいたんですよ。」



彼女の話していることの意味が理解できない。


「世界も神々も魔王も先輩も人間を舐めすぎなんです。私たちはずーっと昔から世界の不思議な意志のような存在には気づいてましたし、神々や悪魔達が私たちを利用しようとしていることにも気づいていましたよ。」


「………………」


「じゃあー、なんで気づいてないフリをしていたのかって思いますよね?当然、気づいてて利用してたんですよ。神のもたらす知恵も悪魔の振りまく力も世界から溢れる魔力もぜーんぶ人間のものにするために!」


「………………」


「あぁ、先輩がそれに気づけなかったのは仕方がないんですよ。世界が大地を通して全てを見通す術を持っていましたけど、それはとっくに解析済みなんです。」


彼女が矢継ぎ早に告げる情報についていけない。

全て知っていた?何もかもわかった上で利用していた?世界様のことも?

ゴールのない思考を回し続ける間も彼女は楽しそうに話している。


「でも、存在の認識やある程度の対抗策はあっても流石に神と魔王と世界に真っ向からは挑むことはできませんでしたのでこのタイミングを待っていたんですよ。それらの力が最大限弱まるこの瞬間を」


こうして話してる間も、彼女は両の手で僕の輪郭をかたどっていく。

確実に重要な話なのに、まるでこちらの方が大事だと言うように。


「世界はもちろんのこと、神も魔王も滅んでもらっては困りますからね。今は世界中の魔塔で封印させてもらってます。必要なものだけは貰い続けますけどね。」


彼女はまるでいい点数が取れたテストの内容を親に報告するように楽しそうに話している。その姿は本当に楽しそうなのに違和感がある。


「っと、できましたよ。先輩の体」


そういった彼女の視線をなぞるように下を見るとそこにはボロボロだったはずの僕の体は見違えるように、あの大戦の前の頃と同じくらい綺麗なままそこにあった。しかし、動かすことはできない。

動くのは視界だけ。


「あぁ、まだ動かすことはできませんよ。というかもう私の許可なしには無理ですよ。」


彼女の目に光が宿る。ただ……妖しく、暗い光が僕を映している。


「先輩の肉体は神やら魔王やらの呪いのせいで再生することはできませんでしたから……なので精霊として魂の座標を固定化して、私の契約聖霊にさせて頂きました。

………………本当にこのときを待っていました。あぁ〜先輩。やっと私のものに。」


「……!」


彼女が僕の体を抱きしめている。

何が起きているのか理解ができない。先程与えられた怒涛の情報が耳から外へ飛んでいってしまった。


彼女は僕の体を抱きしめながらも、しっかりと僕の顔を覗き込むように見つめていた。

僕もそんな彼女の顔から目をそらすことができない。


「ふふふふ、先輩。愛してます」


…………愛してる

突然の愛の告白に慌てるかと思いきや、僕の思考はどんどんと冷静にしかし、ゆっくりと沈んでいく。

愛は知っている。

僕の両親はお互いを愛し合っていた。そんな両親を僕も愛していたし、愛してくれていた。

通っていた学校の友達にも彼女が出来て愛を永遠と語られたこともあった。

それが僕の知ってる愛。


だけどこれは違う……


彼女の言葉を借りるなら、契約精霊として彼女と魂の繋がりを持ったせいかドロドロと彼女の感情が伝わってくる。粘り気のあるそれはまるで僕を包み込み底なしの沼に沈めるようにのしかかる。


僕の顔に一滴の液体がかかる。

これが涙であったら、僕はきっとその涙を拭って君を抱きしめるために、手を無理やりにでも動かしただろう。


彼女は暗い瞳を妖しく光らせ、艶やかな唇は大きな弧を描き、その三日月の端から透明な液体が今なお僕の顔に滴っている。

その表情は僕の知る愛とは違う。なのにそれを否定する言葉が出てこない。


「先輩愛してます」


僕を抱きしめる力が強まる。

彼女より小柄な僕を、もう二度と話さないというように彼女のであろう魔力が僕にまとわりつく。

な……に、これ…………



「先輩愛してます」



彼女のはおもむろに僕に向かって顔を近づけると味見をするように頬や首元を舐め始める。

体の感覚はないはずなのに、彼女の触れたところだけ感触が残る。


ひっ……い…や…………



「先輩愛してます」



首元や耳に歯を立てられ、押し倒される。

どうやら僕はさっきまで立っていたらしい。なんて、そんな場違いな思考を回さないと正気でいられない。

な、んで………………こんな…………


「先輩愛してます」


最後に会った時の記憶よりも伸びた彼女の髪が僕の頬にさわさわと当たる。

こんな感情は知らない…………


「先輩愛してます」


歪んだ感情、火傷しそうなほど熱く粘度の高い彼女の思いが僕にまとわりついて離れない。


こんなの……僕は知らない……


彼女の指が動かない僕の体を撫でる。まるで貴方の体はここにあると世界に……僕に知らしめるように。身体の中まで撫でられるような感触。今まで感じたことの無い感触に、忘れていた恐怖を思い出す。

こんな…………こんなの……………………


いつの間にか重なっていた唇同士が離れると名残惜しそうに銀色の糸がお互いを繋げている




「先輩愛してます」




その時見えた。彼女の瞳には燃える街で見た僕たちの始まりの時と同じように僕が映っていた。

僕だけが………………




「先輩、もう逃がしませんよ」





こんなの…………愛じゃない………………





何となく思いつきで書き始めたのですが数日にかけて書いてるうちに最初の予定とかどこ行ったって感じですね。


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