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VS ドルトン(1)

更新が停止しまって申し訳ありません。鬱の再発で気力がなく、3ヶ月も更新出来ずにいました。


更新頻度はかなり下手をしたら更新が出来ないかも知れませんが、何とか完結できるよう立ち直っていこうと思っています。

*********************


オルガーナ慕っており心から幸せになって欲しいと願っていた。


そもそもの警察官であったが、自身の甘さ故に無くなってしまったのだ。

仕舞いには目の前の女神から警察官としてのしんねんを『安いモノの正義感』だとバカにされ上で異世界に低級の魔物である小鬼(ゴブリン)に転生させられてしまったのだ。


最初こそ、女神・アルテミスに対して激怒したが今になって熟考してみれば腐った組織や政府に従ってきた。


元は父親が警官をしており、憧れから市民の平和の為になった。


だが、職務に全うしても他で汚職や職務怠慢な同僚や上司・後輩のせいで警察官としてやるせない気持ちでいたときに半グレの喧嘩を仲裁に入った時に刺されてしまった。


この世には『綺麗事で成り立つ正義』等は存在せず、今まで目指してきた憧れも正義の味方(ヒーロー)になるという夢は前の世界では実現する事は出来なかった。


…しかし、ゲーム雑魚キャラで低級の魔物である小鬼(ゴブリン)に転生した事で皮肉にも正義の味方(ヒーロー)になるという夢は実現したと言っても過言ではないだろう。


最初こそ、低級の魔物である小鬼(ゴブリン)に転生した事に努力する事を絶望し、自暴自棄になっていた。


だが、敬愛する主君であるオルナーガはそんな自分を受け入れてくれたのだ。


確かに初めて出会い助けられ話を聞いた際には自身の野望の為に小鬼(ゴブリン)らの数を集めていたに過ぎないと思っていた。


その為、オルナーガの為に強くなろうとはその時は全く思ってもいなかった。


自身の野望である『ミノア帝国の復活』の為に

転生させられた小鬼(ゴブリン)らを鍛えさせられていたが、力の差は歴然であった為にどうせ前の世界の様に『捨て駒』の一人として…いや、低級の魔物である小鬼(ゴブリン)になるだろうと自身を鼻で嘲笑ってしまう程落ちぶれていた。


「お前は剣技を極めれば成長しそうだな…」


この何でもないこの一言で自身の中に硬く閉ざしてしまっていた正義の味方(ヒーロー)になるという夢を取り戻したのかもしれない。


オルナーガに取ってはただの評価でいい放っただけかもしれないが、その一言で夢を取り戻りした。


そして、何よりもオルナーガ自身が苦しんでいる姿を目の前で見てしまった事で再びこの世界でこの方の為に正義の味方(ヒーロー)になるという夢を再び実現させるためにひたすら剣を取り鍛えて続けた。


その努力あって醜小鬼の剣士(ゴブリン・ソードマン)に進化しオルナーガから【ドルトン】というこちらでの名前を着けて貰ったのであった。


この世界に小鬼(ゴブリン)として転生した時は全てを諦め自暴自棄になっていた。


だが、オルナーガの何でもない一言によって今こうして 醜小鬼の英雄(ゴブリン・ヒーロー)としてオルナーガの腹心として使えているのは光栄な事であるという気持ちに嘘はなかった。


オルナーガの為に戦う決意は出来ていた。


そう、ミックス達と出会うまでは鍛え上げた技で魔物として人々を侵略する事でオルナーガの野望が満たされると信じていたのだ。


*********************


しかし、現実とは実に残酷な結果であったのだ。 同じ領域まで登り上がった同士であるジョセとギガースは【ミックス】というミノタウロスに敗北してしまったが、向こうの野望は他種族共存国家を気づきあげることだ。


実に現実場馴れした馬鹿馬鹿しい夢であるだろう。


オルナーガは復讐心から力を着けて侵略する為に数も増やし、その腹心として自分等がいる。


ミックスの力は幻獣神に相応しく、今の自分でも勝てるという保証はない。


ならば、オルナーガの腹心としてこの提案を受け入れるべきではないかと考えてしまったのだ。


だが、そう簡単に負けるつもりはない。


小鬼(ゴブリン)正義の味方(ヒーロー)になるという夢は叶えたのだ。


自身に出来る事は主君の幸せを願いそれを守ることである。


その為にもミノタウロスのミックスに今持っている力の全てを出し切り文字通り『全身全霊』の覚悟で挑む必要がある。


辛い過去を持つオルナーガの幸せを愛した男の一人として腹心としてミックスというミノタウロスの度量を見極める必要がある。


何よりも一騎討ちの決闘でありながら、ジョセとギガースを倒した力は決して紛い物ではないのはわかっていた。


だが、オルナーガの幸せを願いそして一人の男として醜小鬼の英雄(ゴブリン・ヒーロー)として戦わなければならない。


ドルトンは覚悟を決め、ゆっくりとミックスが待つ決戦の場にむかったのであった。


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