怒れる竜種(2)
地龍王
この大陸の地中深くにいる竜種であり、地上の魔脈を産み出していてる偉大な龍王であり、四匹しか存在しかない。
同じ竜種でも自尊心の高い古代竜や竜の皇さえ、その為に必要な餌としてしかみていない為に中間意識はないという。
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この地の北には古来から竜種が棲み着いており、如何なる軍隊や英雄が現れようとも決して揺らぐ事ない未開の地であり続けていた筈だった。
数多の種族の中でも強大な力を持つ【魔物の王】として君臨していた竜種達は自らの縄張りを荒らされ生態系を崩される事に咆哮を轟かせて怒りを露わにしていたのだ。
それもそのはずであるのだ。北の山脈の支配者として君臨している竜種が他種族のそれも『醜小鬼』ごときに良いように縄張りを荒らされている事自体に対して自尊心の高い古代竜や竜の皇達は激怒していたのだ。
それに危機感を感じ取った飛竜や上位飛竜達が新たな居住区として南の山々に移動を初めていたが、既に幻獣神のひとりであるジズの支配領土であることを知らずに奇襲をかけ新たな縄張りを得ようと必死だったのだ。
だが、ジズだけでなく、新たに力を得たエレーナや幻獣神に駆け上がったミックスらによってあっという間に討伐されてしまっていたが、北の山脈の異変に危機感を感じ取る事は出来たのだ。
「また飛竜や上位飛竜達が奇襲にきたな… 」
「まぁ、肉が定期的に飛んでやってくるのはいいが北の山脈で異変が起こってるって事か?」
「まぁ、本来は荒らされる事がない竜種の縄張りを他種族のしかも弱いって認識の醜小鬼らに良いようにやれて激怒してるんやろうな… 」
「なら、近いうちに飛竜や上位飛竜達よりも上の竜種がガルディアに襲撃してくる可能性も… 」
リザーナが不安そうにメルディアに尋ねたが、実際に北の山脈は未知の領域でどんな竜種がいるのかちゃんと確認できていないのが現状であり、前の戦争の際にも飛竜や上位飛竜以外の竜種達は沈黙していた為に縄張り外での事には興味を示さない傾向があるとメルディアは考えているのだ。
だが、ここ最近は飛竜や上位飛竜達の動きが活発化し、南の山々を根城に仕様と躍起になっているようにも見えたのだ。
そこで竜種に近い幻獣神であるレヴィアタンに北の山脈にいる最も強い竜種を知らないか尋ねれる事になったのだ。
既に海辺の大都市の防衛に当たっているがこれといって戦闘がない為にレヴィアタンも退屈そうにしていたのだ。
「北の山脈で最も強い竜種は自尊心の高い古代竜や竜の皇達よりやはり地龍王と呼ばれる世界に四匹しかおらんやつらだろうな… 」
「地龍王?」
「竜種が魔物の王と呼ばれているのは他種族よりも優れているはあるけど、この地に流れる魔力を地中から産み出している選ばれた竜種でな。自尊心の高い古代竜や竜の皇達より上の存在の者だ 」
「…ちなみにそいつらが俺らに喧嘩を吹っ掛けてくる可能性はあるのか?」
ミックスの言葉にレヴィアタンは例え、戦争になろうが、地龍王
の四匹が地上に現れる事はないというのだ。
彼らはそれぞれの階層事から自身の魔力を大陸に供給する役目がある為に同じ竜種である自尊心の高い古代竜や竜の皇さえ、その為の餌としてしかみていないというのだ。
つまりは仮にガルディアに襲撃してくる竜種は
自尊心の高い古代竜や竜の皇が大半であるというのがレヴィアタンの見解であった。
それを聞いていたエレーナはレヴィアタンをじっとみていて良からぬ事を思い付いたのだ。
「なら、もしもガルディアに喧嘩吹っ掛けてきたら自尊心ボロボロにしてやろうぜ?」
「あ? 普通に倒して肉にするんじゃないのか?」
「自尊心の高い古代竜や竜の皇の肉は不味いらしいで?実際に食ったことは無いけどな~ 」
「けど、エレーナ何するつもりなの? 」
リザーナがエレーナに尋ねると、今の現状にご立腹でいつガルディアに攻めてきても可笑しくはないが、精霊の地からを試すには申し分のない相手であるためにルイ王女と腕試しには丁度いい相手であるとみているのだ。
そして、そろそろ男漁りが趣味のレヴィアタンの我慢が限界っぽいのを見越してガルディアに奇襲にくる自尊心の高い古代竜や竜の皇は問答無用でメルディアの魔法で獣人化させてレヴィアタンのストレス発散の玩具にするとめを輝かせながらいい放ったのだ。
確かに自尊心の高い古代竜や竜の皇をただの性欲のために姿を変えられてそのような扱いをされれば高い自尊心など簡単に折れてしまいそうだ。
やることが急に増えて書きたかった展開と新しい展開がごっちゃになりすぎて遅くなりました。申し訳ありません。




