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人形姫は月に謳う

作者:櫻木サヱ
最新エピソード掲載日:2026/08/31
物語の舞台は、夜が長く続く古都「ルナリエ」。

街の中心には、何百年も動き続ける巨大な時計塔があり、その地下には人間には知られていない「人形たちの国」が存在している。

そこで暮らすのは、十人の「人形姫」。

彼女たちは人間そっくりの姿をしているが、胸の奥には「心核」と呼ばれる特別な宝石が埋め込まれている。

そして彼女たちには、一つだけ共通した使命があった。

月が赤く染まる夜。

「最後の歌」を完成させること。

その歌が完成すれば、人形たちは永遠の命を得られる。

けれど――

歌が完成した瞬間、十人のうち一人が「消える」。

誰が消えるのか。

なぜ消えなければならないのか。

そして、そもそも彼女たちを作った「人形師」は何者なのか。

何も知らない十人の少女たちは、笑って、喧嘩して、泣いて、時には傷つきながら、一緒に暮らし始める。

そんな彼女たちの前に、一人の人間の少女が現れる。

少女の名は――エリシア。

そして彼女の胸には、人形姫たちが探し続けていた「失われた十一番目の心核」が眠っていた。
鍵のない部屋
2026/08/31 22:24
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