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 ショウとポーションを取引した俺は致命的なことに気付いた。


「しまった、収納鞄がいっぱいだ。どうしたものか?」


「そう言えば装備の素材を取りに行ってたんでしたね。少し値が張りますがマナの分の収納鞄を買えばいいんではないでしょうか?」


「そうだな、これからもあるかもしれないしからな。今のマナの収納鞄は俺の初期の装備だったものだしな。すまんがフィールドに行く前に雑貨屋に寄らせてくれ。使わないアイテムは売りたいしな」


「わかりました、兄さん。雑貨屋は西の草原に近いですから、そのまま西に行きましょう」


 雑貨屋に向かいながら収納鞄中身を確認してみると食材が3分の1に、素材の猪熊の毛皮5・スライムの中核8・スライムの大核2・魔毛虫の糸15・魔狼の毛皮21・魔狼の魂1・魔蝶の羽13・魔蝶の鱗粉7・岩亀の甲羅14・ゴーレムの欠片2・ゴーレムの魂1に、鉱石の石屑32・銅鉱石35・鉄鉱石20・鋼鉱石5が入っていた。


「ショウ、魂って何だ?」


「兄さん魂なんて持ってるんですか!!結構レアなアイテムですよ。使い方は未だに不明なのですがNPCが高額で買ってくれるんですよ」


「そうなのか?レアなら今回は売らずに持っておこう。今、金には困ってないからな」


 そんな話をしていたら雑貨屋に着いたので、猪熊の毛皮・スライムの中・大核・石屑をすべて売って、俺のと同じ収納鞄を買った。


「それじゃあ、さっそく行こうか」


「そうです。今日の目的はマナの進化と兄さんを二次職にする事」


 そう言って俺たちは西の草原に向かった。その間にショウの職業を聞いたら〈騎士〉だと言っていた。今回の目標を達成したらまた料理をごちそうしてやる約束をしていたら西の草原に着いた。


「それじゃあ始めましょうか。兄さんはここに来るのは、前回僕たちと一緒に来たのを合わせて2回目ですか?」


「ああそうだけど。何か問題でもあるのか?ここは初心者の草原って呼ばれる場所なんだろ?」


「そうですけど。夜は昼間は出現しにくいゴブリンやコボルトが出るんです」


「知ってるよ。攻略サイトに載ってたから。初めての人には人型だし3体から4体の集団で現れるからやりずらいんだろ。俺たちはゴーレムで人型は対戦したから大丈夫だよ、集団は何とかなるだろ」


「ならいいんですが。それじゃあ前回行った木まで行きましょう」


「わかった。行くまでになんとなくでもいいから連携のコツがつかめればいいな」


 そう言いながらどんどん索敵をしながら進んで行き、途中出現したコボルトやゴブリンの集団を殲滅しながらき木がある場所に着いた。それからも何度も出現するモンスターの集団を次々に殲滅していき、十数度目の集団の相手をい終えた時に俺とマナのレベルが同時に上がった、するとマナの体が青い炎に包まれその炎が消えるとそこには少年ではなく、190㎝以上はありそうな額と左右の頭に角がある青年が立っていた。





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