1話 沁風夏樹
300年前、ある科学者によって、人の体内にある神経の伝達によって発生する細胞を見つけた。
科学者はその細胞にカオスと名前をつけた。
200年前、突然変異によって誕生した異端児が誕生した。その異端とはカオス細胞が集まり圧縮した石、混沌石が現れた。
この混沌石が発見され、その後に誕生する子供はすべて混沌石を体内に宿していた。
混沌石は使うことによって体内の外に具現化することができ、不足していた交通整備や医療機関、軍事力がみるみるうちに
発展していった。
この混沌石の具現化は人によってさまざまな形がある。
医療用なら手術用の道具へと具現化し、交通整備なら工具などに具現化することができる。そして軍事なら銃にも...。
そして今の社会では混沌石が必要不可欠となった。
この混沌石は後にカオス第一世代と呼んでいた。
そして100年前、新たな具現化する混沌石が発見された。
それは巨大な機械へと具現化ができるようなったのだ。人々はその混沌石を操縦して戦う試合などを作った。
そのほかにもいままで銃機に頼っていた医療用や交通設備、軍事勢力なども大きな混沌石を使い、救助活動や、建設、自衛などができるようになっていった。
そして現在、その混沌石を使う養成学校なども建設され、人々は混沌石をつかった勉学や歴史、混沌石をつかった試合などを楽しんでいた。
そして現在、養成学校の中で1番の就職率を誇る学校、新都市総合学校という中等部から高等部の中高一貫校となっている学園がある。日本の中でトップの設備、倍率を誇るこの学園に一人の少年が高等部に編入してきた。
「今日からこのクラスに編入することになりました沁風夏樹です。よろしくお願いします。」
俺は沁風夏樹、この新都市総合学校の高等部1年の第一クラスに編入することになった。
「えーと、じゃあ沁風くんは窓側から1番目の前から3番目のあの空いてる席に座ってください。では早速ホームルームをはじめまーす。」
俺が席に着くのと同時にHRが始まる。先生の話を聞いてはいるけど、周りからの視線が痛いっ。
さすがに第一クラスに編入は珍しいからかな。
「・・・ではこれでホームルームを終わります。早速で悪いけど沁風君は残りの手続きしてもらうから校長室までいってください。君は3時間目から授業に参加をお願いします。」
「は、はい!」
いや、まだ手続き終わってなかったのかよ。手続き完全に終わらせてから紹介すればいいものの・・・。
まあ何らかの大人の事情ってものがあるんだろう。早速いくか。
『ガタッ』と立ち上がって、教室を出る。しかし重要なことに気づいた。
(校長室がわからない・・・)
すぐさま教室にもどってクラスの人に聞く。
「悪いんだけど、校長室ってどこにあるか教えてほしいんだけど・・・。」
いやこれ突然すぎてみんな固まってんじゃん!どうしよ・・・。
「じゃあ俺が案内してやるよ。」
沈黙の中から 一人の男子が案内役を買って出てくれた。助かった!
「俺、清岡宗一。まあクラス委員やってるんだ。わからんことあったら俺にいってくれよ」
いいやつなんだな。まあ裏表ありそうなやつだけど。
「じゃあ早速校長室いくかー。」
「ありがとう。」
校長室に歩いてる間、クラスメイトの事を聞いてみた。みんな仲は悪くないそうだ。まあそっちのほうが居心地もいいもんな。
「んでさっきの先生が担任の岡部っていう人で、結構相談に乗ってくれたりするんだ。」
「結構いい人なんだね、清岡君も結構いい人だと俺は思うよ。突然編入してきた俺を校長室まで案内してくれてさ。岡部先生が案内してくれればいいのに。」
「まあ岡部先生もいろいろと忙しい人だからな。あ!あと一番気をつけないやつがいてさ、ちょうど沁風の隣にいた、女子、蒼月沙耶!話しかけてもぜんぜん反応しないけど対立したらすごい厄介だから気をつけろよ!」
「わ、わかったよ。」
そういや視線が痛くて周りみてなかったな、教室戻ったら確認しとくか。
「お、ついたついた。ここが校長室だ。」
『ウィーン』
おお、さすが最先端学校、自動ドアか。
「失礼します。今日編入してきた生徒を連れてきました。」




