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私とAIの異世界転生!  作者: 星廻 月華
【授業編】
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コード27「マナの新たな魔術」

第27話

前回、大型演習場での計測をしたところから

計測を一通り終えたところで、次に魔術の模擬戦を行うことになった。

ただ、全員分の模擬戦をするとなると時間がかかる為、

レイゼルさんが選抜し、模擬戦を行うことになった。


「では、次!模擬戦を行う!時間の関係上、私が選抜し、それぞれ模擬戦を行って貰う。」


殺傷は無し、部位欠損などの大きな傷もなし、

それでいて相手を無力化した者の勝ちの模擬戦だった。


ケーシィと他数名が模擬戦を行っていた。


(カナリー・アステライトさんの魔術が気になるが…それと同じくらい不思議な人、マリナさんの模擬戦を見てみたいところだ。)

「次!マリナ・アステライトさん、ヤヌン・ストライスくん。2人とも前へ。模擬戦を見せてもらいたい。」


「では、マスター行ってまいります。しばしの間お待ちくださいませ。」


マナとヤヌンが向い合せに立つ。


「君が僕の相手かな?すまないね。勝たせてもらうよ。僕の魔術でね。」


マナは一礼だけし、礼儀正しく手を前に立ち真顔でヤヌンを見ている。


「では、双方準備はよろしいか?始め!!」


ヤヌンが魔術を行使する。


「土沼魔術<スペル・泥土爆弾(ヘドロボン)>!」

地面から土が集まり、泥の丸い玉に変形し、マナに打ち出されようとしていた。


(観測演算魔術<スペル・魔視+(サーチプラス)>)

マナは詠唱破棄(マリアレス)を持っているため、何も言わずに魔術を発動させた。

泥土爆弾(ヘドロボン)を観測し、マナが独自に考え創造した新魔術を行使した。


(割込消去魔術<スペル・小消球魔(ナノイレイサー)>)


ヤヌンの魔術陣が綺麗に消えた。すると土の爆弾も綺麗に消えていた。

マナは真顔で姿勢を変えずただ、ただヤヌンを見つめているだけだった。


「な、なにが起こった!?僕の魔術が?どうして!?」


ヤヌンは驚きながらも何度も魔術を発動させようとする。

しかし、そのたびに何度も消える。


何が起こっているかというと、マナは目に見えないほどの

小さなサイズにまで圧縮された魔力の球を消しゴムのように精密に

相手の魔術陣をなぞることで相手の魔術を綺麗に消し去っていた。


ただしこの技は宙に描かれた魔術陣に対してのみ可能な技であり、

ケーシィのような身体強化系の魔術には使用不可である。


カナリーの強大な魔力により相手の魔術を破壊する技をベースに

マナが独自に考え、研究し、己でも使用できるように魔術化した物が、

割込消去魔術<スペル・小消球魔(ナノイレイサー)>であった。

マナのように精密操作が出来る者にしか使用不可な魔術である。


「ふむ、そこまで!勝者!マリナ・アステライト!おめでとう!」

(魔術を無詠唱で…何をしているのか分からないが、なるほど、これほどの力を持つ者が2人も…)


レイゼルさんは面白そうにカナリーとマナを見つめていた。


模擬戦に負けたヤヌン・ストライスはというと、ひっそりと泣いていた。


ケーシィも他の生徒と模擬戦を行っていたが、無敗であった。

マナがマリナの体を借りての初めての戦闘(?)ですね。

一方的なものでしたが。


新キャラ

ヤヌン・ストライス(男)

貴族出身の出であり、オービット魔術学園 小学部からエスカレーター方式で上がってきた者。

魔術に自信があるらしいが、相手が悪かった模様。


第27話、読んでいただきありがとうございます。

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