コード23「オービット魔術学園入学式」
第23話
前回、合否を確認しそして入学式当日
オービット魔術学園入学式の日。
私とマナは魔術学園の入学式の準備を進めていた。
服装は白いブラウスにリボン、コルセットスカートに
白と黒を基調としたケープ。
カナリーはそれに加えてケープにフードを付け加えていた。
マナは黒いブラウスに変えていた。
男子に関しては、ケープではなく、マントになっているとのこと。
服装は基本的には自由らしい。
ただ一つだけ、ケープ、マントは指定のものを必ず着用とのことだった。
それ以外に縛りはなく自由な恰好をしても大丈夫であった。
ケーシィさんはリルフ君の2家族で一緒に行くとのことで
今回は別行動で入学式を迎えることになった。
私とマナは身だしなみを整え
魔列車を乗り継ぎ、魔術学園入学式へと赴いた。
その道中、同じようなケープやマントをしている者達がたくさん歩いており
魔術学園に入学した者達とすぐに分かった。
あぁ、ついに、ついにこの日が来た。
オービット魔術学園の重厚な門をくぐる。
陽の光に照らされ、鳥たちが羽ばたいていく。
私達は、この日を迎えたのだ。
未完成な巨大な時計台を中心に、大きな学園都市となっている。
門をくぐると、もはや都市になっている。大通りがあり、多くの建物が密集している。
建物にはたくさんのきらびやかな装飾で彩られており、
たくさんの学生たちがチラシやパンフレットを新入生に手渡ししている。
それは、部活やサークル、新入生歓迎パーティーなど多くの事が書かれていた。
今日から1週間は新入生歓迎週間で、学園都市の中ではいつも以上に賑わっている。
「マスター、向こうに見えているドーム型の建物が入学式場のホールのようです。」
門から少し離れた場所にホールがあり、そこに新入生が導かれていた。
マナ曰く、そのホールには、いくつもの結界魔術が施されているらしく
大型シェルターにもなるだろうと計算が出たとのことだった。
「見て回って歩けるから、全然退屈しなくていいね!わくわくする!」
学園都市内では小さな魔列車が通っているが、新入生とのことで、
学園都市を見て歩きながらホールへと行けるよう道順が決められているようだった。
ホールに着くと、その数総勢、約千人ほどの学生が居た。
私達は縦横に何列にも並び、その時を待った。
ある老人が歩いて来る。
拡声広範囲魔術<スペル・拡声大音>が発動された。
「私はソロモリア・オーディウス。学園長をしています。ご列席の皆様、そして新入生の皆学生諸君、おはよう。私はこの素晴らしい魔術学園に入学される皆さんの門出を祝うため今ここに立っています。この日を迎えられたこと、私は大変嬉しく思っています。この魔術学園では、知識と技術を磨く日々、友情と絆が育まれています。魔術の学びを通じて皆さんは自分自身を高め、周りの皆と共に成長していくことでしょう。しかし、忘れないで欲しい。魔術は誰かを守るものと同時に誰かを傷付けてしまうものである。真の強さとは、知識だけではない。心の強さ、魂の在り方、そして優しさ、どれも欠けることなく持ち合わせることが大事なのです。
私は皆さん一人ひとりに、自分自身の心と魂を信じて、夢を追い求めることを止めないで欲しいと願っています。最後に…」
そこまで話すと少しだけ雰囲気が変わった。
空気がびりびりと伝わってくるような感覚。
「皆の者!!!!魔術を信じよ!!!!己を信じよ!!!!魔術士を目指す者達への輝かしい軌跡を!!!ここに刻め!!!!!!」
そう言うと、ホール内に花火が打ちあがった。
拍手喝采。中には、涙を流している者も居た。
学園長は一礼をし、戻っていった。
流石、学園長…すごい人だ。
マナは学園長を観測し、面接の時に居た者だと認識した。
「ご来賓の皆様、新入生の皆様、お疲れ様です。少しの間、休憩時間を設けさせていただきます。15分後に別室にて本学園のガイダンスを始めさせていただきますので、お身体の体調不良を感じる方は教師または本学生へお伝えください。また休憩時間中、お知り合いの皆様との談笑を楽しんで頂いても構いません。注意事項が一つ。ホールの外には出ないようにだけ。またお手洗いなどは混雑が予想されます。お気を付けください。15分後に別室に誘導の案内があります。それまでの間、素敵な休憩時間をお過ごしくださいませ。」
女性教師がアナウンスしてくれた。
そして別室にて一通りのガイダンスを聞いた後、解散となった。
私達には寮があり、好きな部屋を決められるとのことで
もちろんマナと一緒の部屋にすることにした。
学園スピーチを考えるのがストーリー構成を考えるよりも難しかったです。
第23話、読んでいただきありがとうございます。




