コード11「ミルキィリヴァー」
第11話
前回、魔列車に乗り、ホテルに着いたところから
私たちはホテル『ミルキィリヴァー』へたどり着き、マナがチェックイン作業をしている。
ミルキィリヴァーはグループ会社傘下となっており、
レストガーデングループ所属のホテルである。
都市のあちこちに多くのホテルを持っており
私達が来ているホテルもそのうちの一つである。
ホテルのメインエントランスを見渡すと、様々な人種で溢れかえっている。
人族、エルフ族、獣族、獣人族、ドワーフ族など、
他にもたくさんの種族がこの世界には存在している。
マナがチェックイン作業を終わらせ、
鍵を貰い、客室へと向かった。
カナリーとマナが客室へと向かっていると
1人の少女とぶつかってしまい、お互いに謝る。
その少女は、薄群青色の長髪に小さな体。
とんがった魔女帽を被っており
大きく長い剣のようなものに布を被せたものを
片肩にかけている少女だった。
「…。ぶつかっちゃって、申し訳ない。」
流し目でとても冷たさを感じた。
というより、少しの殺気を感じたが、マナは一瞬反応していたけど、
特に何も言わなかった。
「こちらこそ、すみませんでした。怪我などは…あ、」
少女は何も言わずにその場を去っていった。
人が多いと、ぶつかっちゃうこともあるよね。
気を付けないと。さっきの子、小さくてとってもかわいかった。
ホテルには、エレベーターがあり、歯車などで動いていて、
自分たちで開け閉めする扉だったりで
趣をとても感じた。
歯車には魔術式が書かれているため、
魔術で動いているようだった。
客室に着くと、内装は豪華な作りになっている。
窓から見える景色もとても綺麗な河だった。
風が気持ちいい。向こう側の都市に魔列車が走ってるのが見える。
私たちはベランダに出て、
魔列車の駅で買った甘菓子とお茶をマナに渡した。
マナは迅速にティータイムの準備を進めた。
「ん~!美味しい!いちごのショートケーキ!いちごが甘酸っぱくて、クリームがふわふわ甘々で、それに、この紅茶もさっぱりしていて、とっても美味しいね!ふわふわ~~」
「はい。こちらのケーキは、有名なお店のものだったらしく、駅構内にポスターが張られていました。紅茶も合うものを一緒に買えた事も良かったです。マスター。口の周りにクリームが付いてます。今ぬぐいます。」
恥ずかしいけど、今私はケーキにメロメロなのです。
あぁ…幸せ…。マナは表情に出ていないが、多分喜んでいる。はず…。
私とマナの2人でお茶菓子という至福の時間を楽しみました。
この世界においての様々な人種が少し出てきました。
またこれは一部であり、今後も出てくる可能性があります。
第11話、読んでいただきありがとうございます。




