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私とAIの異世界転生!  作者: 星廻 月華
【夏休編:真実章】
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104/300

コード103「フレーム問題」

第103話

前回、カナリーがマナから逃げ出したところから

マナ…。何の躊躇いもなく…。

そういえば、マナ、AIだったね。


カナリーはお祭りの中、走った。

マナとの制御を解除したら、ボール状態になるかもしれないけど、

それでも、今は1人になりたかった。


カナリーが走り去る途中、鳥とすれ違う。



(あれ…いつもなら魔力がボールみたいになるのに…)


カナリーは1人、高台に登って、空を見つめていた。

マリナは私にとっての幼なじみで、家族で、大切な親友で。


カナリーは高台の手すりで顔を伏せてしまう。


「マリナに、会いたい…。」




マナ視点

(マスターがどこかに行ってしまった。マスターの行きそうなところ…。マスターのしそうな事、マスターの好きな場所…。マスターの制御が…。マスターの…。マスター…どうして、マスター…なんで、マスター…を探して、マスター…が居なくなって、マスター…優勝して、マスター…ご飯を食べて、マスター…起きて、マスター…寝て…。走って歩いて止まって時間が見て聞いて話して私あなた…マスター…。


マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…マスター…





ママママママ…ママ…?)



《パフォーマンスの低下》

《1,713,771のエラーを確認》

《スキャン開始。スキャン中。》

《フレーム問題を確認》


《initialize program?》

《No.》


《強制シャットダウンします。》



マナは路地に倒れ込んだ。




一方その頃、他のみんな

学園都市に戻ってきており、カナリーの祝勝会を計画していた。


「カナリーさんとマナさん、どこに行っちゃったんだろ。」

ノーマンがぼそりと呟く。


「あの2人が居ないと、祝勝会が出来ませんわ。」

ケーシィも心配している。


「探しに行った方がいいのでは…、でも入れ違いになったら…」

エリナは不安そうにしている。


「みんなで探しに行って、長くて2時間後、またここに集合するです。もしそれでも見つからなければ…」

リベラの案にみんな賛同したが、


「見つからなかったらとか、そんな不謹慎な事言わないでください。絶対に見つかりますし、絶対帰ってきますよ。」

リーナも不安だった。また大切な誰かが居なくなるなんて…そんな事、

もしカナリーさんが居なくなったらもう…。だから絶対に見つける。



フェニは既に探しに行っていた。



みんなが駆け出したと同時に、空に流れ星が輝いた。




カナリー視点

(はぁ…もう…私どうすればいいんだろう。マリナと一緒にって…)


空を見つめていると、流れ星が輝いている。


(お願いします…。お星様…マリナを生き返らせて…。)


しかしその流れ星はどんどんと大きくなり、カナリーの前に現れた。


「カナリーの顔が見えたから。それにみんな探してそうだった。どうしたの。」

ミナリーがカナリーの前に現れた。

さっき、旅に出たように消えていったのに、また会えるなんて。


「うぅぅ…。ミナリー…!!」

(ミナリーなら…多分大丈夫。相談…してみようかな。)


カナリーはミナリーに抱き着き、泣いた。

ミナリーは口元を緩ませながらカナリーを撫でた。


「なにかあった?んー、じゃあ、少し、飛ぼうか。スッキリするよ。」

マナがフレーム問題を起こしました。

フレーム問題とは、実際にもあるAIの問題であり、

簡単に言えば、AIが無限の対処法を考えてしまうというもの。

それによりAIがエラーを起こしてフリーズする現象の事です。

優先順位を決めることが出来なくなってしまうので、

AIに優先順位を他者が決めてあげる必要があるわけです。

無限の対処法を考えたいのに、対処法同士がぶつかり合う。

するとどうなるでしょうか。脳内でのぶつかり合いです。

更には、もっと良い方法があるのではないか。という新たな意見まで出てきてしまう。


それの無限ループに陥る。


さて、マナはどうなってしまうのでしょうか。

第103話、読んでいただきありがとうございママママママ



第103話、読んでいただきありがとうございます。

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