満州会戦
言っておくが、
作者は共産主義や資本主義などら類の主義が嫌いだ、
そして、スターリンはもっと嫌いだ、
しかし、世の中にはそういう奴が、沢山いるので、
やらなきゃならないのだ、
どうか作者の苦労をわかって欲しい、
「同志よ!!我々を辱めたあのヤポンスキーを今こそ帝国主義から救い出し!!彼らに我々の共産主義を与えるのだ!!」
今日のスターリンは機嫌がすこぶる良かった、
何しろアメリカ本土の工場ではM4戦車ではなく、
T-34が生産ラインにのっているのだ、
これがどれほど恐ろしいのか、
読者の諸君にはわかるであろう?
イギリス、イタリア、ドイツなどのヨーロッパ戦線では、
大西洋方面までも気にしなくてはならなくなったのだ、
現在、イギリスイタリアドイツの海軍は急ぎ商船改造の特設空母の建造ラッシュだ、
ちなみにアメリカ本土のドッグではソ連がスパイで苦労して入手した日本空母の龍驤の図面を利用した、
小型量産空母がズラリと並んでいる、
接収したエセックス級も生産が続いている、
さらに水上戦闘艦艇は、
未完成だったクロンシュタット級重巡洋艦を量産、
これもやはり未完に終わったソビエツキー・ソユーズ級戦艦、
駆逐艦はフレッチャー級を流用していた、
ソ連はまさに、
世界の工場を手中に収めたのだ、
第二次世界大戦の構図は、
連合国、枢軸国、解放軍と、
大きく変わったのだ!
しかし、連合国はもうアメリカを失っており、
反撃もままならずに共産主義に飲み込まれてしまった、
カナダもアメリカ本土の工場が疎開していたため唯一のM4戦車などが生産出来る場所になっているのだ、
航空機はLa-5が生産ラインにのせられており、
この機体は意外と影が薄いが、生産数が史実では9000をこえていた、
ソ連のエースパイロットはこの機体を使いたがり、
あのミグ戦闘機やヤク戦闘機といった、
ソ連お馴染みの機体とも張り合えた640キロ台をだし、
後の680キロ台を記録するLa-7の元祖である、
そして、コルセアはカナダで生産されていた、
しかし、真っ赤に染まったアメリカのルーズベルトはカナダを見逃すはづかなかった、
あっという間に宣戦布告し、アメリカ産T-34とカナダ産M4が国境で殴り合いをやっていた、
そこへアメリカ産La-5が爆弾抱えてやってくるわ、カナダ産コルセアも爆弾抱えてやってくるわ、
空戦になるわ、アメリカ産Il-2も来るわ、カナダ産SBDドーントレスも来るわ、
とにかくあっちからしてみれば、
昨日まで乗ってた機体を撃墜したり、
全く新しい機体で四苦八苦したり、
いわゆるグダグダな状態だった、
そしてついにカナダが枢軸国へ!!
やったね!矢川!!
「寝かせろ…」
そして肝心な矢川は遠龍の医務室で休暇中だ、
「これが休暇中と言えるのか!!」
ベットの柱から吊るされて固定された足、
背骨固定用のヘッドギア、
そして、包帯の上に腹巻、
腹巻は少々血がついている、
脇腹の傷が悪化しないように腹巻で巻いてあるのだ、
「なんなんだよ前半の!マンガ映画かよ!!」
マンガ映画に憧れない人はいない!!
作者は断言するぞ!
「スターリンは必ず俺の手で殴らせろよ!!」
当たり前だ、
適任者はお前だけだ、
「てか今回は満州國だろ!?早く行け!!」
では、いざゆかん!!
油田と泥濘の大地、満州へ!!
「油田もう堀当てたのかよ!?」
あれ?言わなかったけ?
第25次研修隊、
1941年から日本に送られてくる海外からの研修兵達の事だ、
今回は第25回目の派遣、つまり、第25期生なのだ、
過去にはルーデルも来ており、
満州國国境線をこえたソ連戦車をぼこりまくって一ヶ月で終了証明書をもらい、
「スッキリした」と言い、ドイツに帰って行った、
部門は三つで、
陸海空のオーソドックスな三部門だ、
今回は陸のロタール研修隊を見てみよう、
「うわ馬鹿!」
「イケネ!エンストだ!」
「戦車に馴れろよ!自動車じゃねえんだってば!!」
「ミッキーマウス(T-34)距離700!!」
再びエンジンをかけ、
最高時速の55を目指すが、
この距離は近いと言うより至近距離である、
「撃てーッ!!」
7.5cm KwK40 L/48が火を吹いた、
いくら7.5cmでも700mの至近距離である、
側面装甲をあっという間に貫通する、
パッと見IV号戦車のその車輌は、
満州國の国境で殴り合いをやっていたのだ!
たった4両しか作られず、
その内の2両が自走砲へ改装され、
残った2両もここ、満州國へ行く第25次研修兵にあてられた、他の研修兵はもちろんIV号戦車だ、
それもJ型だ、
この車体はVK3001(H)、主砲は撃破されたIV号戦車の無事な砲塔を乗っけただけ、
拾い集めたシュルツェンも装備されている、
おかげで重量は重たくなったし、シュルツェンはやたらとうるさいし、
ちなみに重量は31.47㌧から32㌧位に増えた、
IV号戦車のJ型は25㌧、
前面後面装甲が50mm、側面30mm、
正直に言えば、結構薄い装甲だ、
足回りが特徴で、
転輪が挟み込み式に配置されているのだ、
さらに、車体の後部側面にはバケットがある、
今はここに工具が積み込まれてる、
予備のキャタピラで車体を包み、
なんとか装甲を増やす、
これがまた重いのだ、
「ロタール!どうする!?周りはソ連兵ばかりだ!!」
「全速力で突っ走れ!」
「ラヴォーチキンだ!」
「30㌔爆弾を叩き込まれるぞ!!早く森に入れ!!」
外を監視していた装填手が双眼鏡を構えながら叫ぶ、
シュルツェンがバキバキと車体に当たり、音を出す、
砲塔のシュルツェンも閉め、ハッチも閉める、
全員が車内に入った、
近くで30㌔爆弾が炸裂した音が聞こえた、
まだ、満州國の戦いは始まったばかりだ
作者:ウイッス!久しぶりです!!
矢川:遅い!!!!!!!
作者:ごめんなさい!!(;Д;)
矢川:謝るより早くやれ!!!!!!!
作者:( ゜∀゜)ウァハハ八八ノヽノヽノヽノ \
矢川:急に何だ?
作者:しばらくはドイツ研修兵に頑張ってもらおう、そして、次の話は構想の最終段階だ!!
矢川:だから!早くやれ!!!!!!!
作者:では、また今度!!




