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第十
【天変】
地異と、謂うのだ。
天の変化は、地から判るし、地の変化は、天からも判る。
指した処を、瞰ればわかる。土地が黄色く、なってるだろう?
大昔。龍が地を、吞み下した証なのだ。
【異星】
見た事の無い星だった。
遠く、幾億、いつもなら、赤いはずだが。
望遠鏡を覗いてみる。驚くほど、艶やかだった。
もしかしたら、人が居るのか。もしかしたら、怪奇であるのか。
【砂塵】
渾冥うねりうね辰砂吹かれ行かるに掌に掬えて零つ度たび隣したる兄をして光るものだなと言い嘲られ播かり捲きて星と為つすに八卦を生せ、光るだけでは詰まらないと宣いし使む
【輓馬】
砂山が二つ。
橇を輓曳する馬は、時に膝を屈し、時に一気駆け上がる。
聴け、鉦が鳴っている。睹ろ、鞭が振られている。
そして空に満天、星が光る。
彼の輓馬らは、星より速い。




