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クリスタル・ロード ~失われない大国の王を目指して~ 【22000PVを感謝します】  作者: 前田  裕也
1 迷いの章

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クリスタル・ロード 0026  塾生の診断!

 朝から30人以上が集まった。


 まだ増えている、とてもリーシャの家に入りきらないので外である。

魔法塾の開始日、リーシャと自分とで受付をしている。

取りあえず1週間分の受講料を先払いしてもらい、定期カードを発行していく。

リーシャが受講者名を手早くノートに書き留める。


「初日からこんなに来ると思わなかった、配るお菓子が足りないかな」

おやつのサービス? 

自分はお金を受け取って確認し、ツボへ入れていく。


不満が出るかと思ったが皆素直に出していくのが、あの大魔法披露の効果か?

しかしずっと屋外でするのかな?

今日は晴れているので問題ないけど、雨天では? どうする?   

早めに何とかしないと・・・・。

   

 「ではこれより、魔法塾第1回を始めます  よろしいですね?」

なぜかフレアお嬢様が司会をしている。

一番弟子のつもりがアリアリだな。

自分は生徒のつもりで参加し(無料だが)、リーシャは追加のお菓子を急いで焼いているそうだ。


「まずランク分けです、sランクはいませんね? A~F、初心者で分かれて下さい

それからテストをしまーす」

   

ざわざわと別れると、まずAランクはいなく、Bは一人、Cは3人、その他20名ほどで初心者は10名ほどいるのが心強い、仲間だ!

Bランクの1名は20代の細い男性だ ・・・・Bランク? 良いんだろうか?


Cランクのお嬢様が「愛弟子、一番弟子」のつもりなのに、Bランクがいて?

そう思ってフレアをちらりと見ると、(にら)んでいた 彼を。

でも、もう少しでBランクって言ってたかな、確か。


「初心者は見てるだけでいいです、まずFランクから」

前方5mほどの標的に向かって4人ずつ並んで、魔法を撃つことに。

ここでリーシャの母さんが前に出た。

   

「自分の得意な魔法でいいですから、思い切りやってください!」

ファイト! の掛け声で始まった。


 皆そこそこ魔法を使う。


 Fランクでも小さな火や水が飛んでいく、当たってないけど。

風や光もある、自分はまるでできないのに、いいなー と思う。

なぜかうちでは剣術しかしていない。


 次はEランクと交代して同様に行うが、今度は当たっているし威力有る。

ふと見ると、フレアが何かメモしている。   

生徒の評価? 得意分野の記録だろうか? リーシャ母さんと何やら話しながら書き込んでいるようだ。


 それにしても光魔法はかっこいいな、威力が有るのか無いのかわからないが。

光の矢が飛んでいく。

何か黒いモヤが飛んでいるのも有るが、あれは闇魔法なのか?


放っているのは普通の娘のようだが、闇だからと悪人ではないか、ないよな。

そんなこと考えていたら、(ふところ)が熱くなったような?


 何だろうかと探ると露天商さんから預かった首飾りが熱くなっている。

取り出してみると、石の中に星が光っている。

これって、災い? 悪いことが起きるのか?

   

もしやあの闇魔法の娘か? とよく見ると光の方向が違う。

他の人に見られない様少し離れて、体の向きを変えながら確かめるがやはり違う。

これって向きだけで、距離がわからないのだろうか?


使い方をもう少し聞いておけば良かった。

でも、自分が移動しながら見たらいいのかと、少しずつ動いていたら光が消えてしまった。

これって、時間制限付きなのか? その辺もわからない。

説明書が付いていればいいのに! と叫びそうになったが、慌ててこらえた。


 「次はDランク! どうぞー」   

そういうと、強そうな人たちが出て来る。

さすがにこの辺からは、そもそも目付きからして違う 気合が入っている。


でも一人、やたら小さい娘がいる。

親が付いてなくていいのかと思うような幼い娘だ。

あの体では大きいのではと感じる杖を、両手で抱えているが重そうだ。

手伝ってあげなくていいのだろうか?


 やはりフレアが近づいて話しかけている。

「大丈夫?」とでも言っているのだろう、あの娘がうんうんと(うなず)いている。


そしてDランクのテストが始まった。 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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