アオノセカイ
よろしくお願い致します。
小屋の中に入るとイリスは、
案内人であろう受付の男に
「すみません、ディープールに行きたいのですが…」
そう尋ねると男はめんどくさそうに
「あんたらどこから来たんだ?
紹介状無いと送っていけないよ?」
そう言って男は本を見ながら、
こっちを見るそぶりすら見せ無かった。
「近くの村に住んでいる者なのですが…」
そう言っても男は興味なさそうに本を見ながら
「あぁあのグランとかいう爺さんのところの人たちか
無理無理、この街は出来るだけ余所者を入れない
ようにと命令されてるからね」
そんな会話の後、俺たちの後ろから、
身なりの綺麗な髪が長く背の高い男が
背後に鎧を纏った従者?を連れて5人で入ってきた。
「ディープールに向かいたいのだが
案内してもらおうか」
とだけ言うと案内人の男はチラッと新しくきた
5人に目を向けてすぐ
「その紋章は…ブルーディストピアの!
承知いたしました
すぐに案内致します」
そう言って案内人の男は湖のほとりにある
小さな船に乗り準備をし、5人を乗せてすぐ
出向してしまった。
しかしなんと5人を乗せた船は少しずつ沈んでいく。
そしてついには船ごと湖の中に沈んでいった。
「あいつどこに案内するつもりだったんだよ…
というかあいつほんとに案内人なのか?
俺ら街に行けねーんだけど…」
するとイリスは、
「あぁ大丈夫です
ディープールは湖の底にありますので
しかし困りましたね…
通行手段はあれしかありませんから…」
湖の底に街?
意味がわからないので少し湖に顔をつけて
湖の中を見てみる。
するとそこには本当に都市が丸ごと湖の底にあった。
そして都市の周りに空気の膜のような物があり、
そこに向かって小さな空気の膜を張ったさっきの
小さな船が街に向かっていくのが見えた。
「ぷはぁっ!…本当に湖のそこにあるのかよ…
まぁ街への行き方はわかったけどよ
なんであいつらは紹介状もなく入れるんだ?」
するといつの間にかリュックから出てきたイヴが
「ディープールはブルーディストピアの傘下だから…
泳いで行ってみる?…」
と言うがイリスが
「それはダメなんです
この湖に生息しているシャーフという肉食の魚が
ウヨウヨしていて水深3メートルを過ぎると群がって
きますから」
3人でどうやって街に行くか考えている時に
コトハは二人に、
「中に入った後審査みたいなのはあるのか?」
と聞くとイヴが
「無いと思う…おじいちゃんが言ってた…
ディープールは辿り着くこと自体が
入るための選別みたいな物らしいから…」
と言うので俺は
「なら問題ないな…二人ともこっちに来てくれ」
そう言ってソルグレイヴから出した黒いマントを着て
二人をその中に覆い三人がマントの中に入った。
「あの…これは一体?」
「窮屈…」
二人が困惑している中、コトハが
「もう出ていいぞ」と言うので
マントの外に出るとそこは、
辺り一面青の世界の街があった。
「これがディープール…でも一体どうやって?」
「おー…」
二人とも驚いてあたりを見渡す。
コトハはマントを触りながら
「俺たちが倒したホーンベアの持っていた
ルールファクトはどんな能力だったか
覚えているよな?」
するとイリスは思い出して
「あの時回収していたんですね
空間を操るルールファクトを」
コトハは気を失う間際ホーンベアの水色に輝く角を
回収していた。
そしてこのマントとリンクさせることで
空間を操り移動する事が可能になっていた。
「…湖の中か…面白い街だな
じゃあこの辺り一面青色の世界を探索するぞ」
そして三人は街の探索を始めた。
ありがとうございました。
次もよろしくお願い致します。




