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無限成長の魂喰者〜魔物やハンターから身体能力値とスキルを奪い、無限成長の果てに神殺しを果たす〜  作者: 無名
第7章 アメリカ

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第21話 改変される世界

 二つ目のダンジョン攻略を終え、攻略報酬の神器で世界を改変した後、帰還用魔法陣で地上へ転移した。


 突如、天から無機質な声が響き渡る。その声は、能力値上昇やスキル獲得通知の際に聞こえるものと酷似していた。


 『神器により、〈世界改変の権利〉が行使されました。世界の理を改変します』


 『第一の理を改変します。現存する人間およびこれから生まれてくる人間に、ステータスを付与します』


 『第二の理を改変します。レベル100に到達した人間に対し、種族進化を促します』


 『第三の理を改変します。SSランクダンジョンを生成します。最初の出現国は、インド、中国、ロシア、日本、アメリカの五カ国です』


 『人間よ。さらなる高みを目指し、我を楽しませよ』


 上から目線の物言いで、最後の言葉は締めくくられた。声の主は十中八九、俺の能力値やユニークスキルに干渉してきた神だろう。


 だが今は、それよりも種族進化の通知に意識を向ける。


 『個体名:松原唯人は、レベル100に到達しています』


 『条件を満たしました。個体名:松原唯人を”人族”から”戦人族”へ進化させます』


 突然、俺の身体が淡く発光した。


 柔らかな光が全身を包み、皮膚の奥から何かが書き換わっていくような、奇妙な感覚が走る。


 やがて徐々に光が収まり――


 『進化が終了しました。“戦人族”に進化したことにより、内臓機能および免疫力が強化され、最大で500年の寿命を獲得します』


 通知が鳴り止むと、手をグーパーと開閉し、身体の感覚を確かめる。進化前との明確な差異は感じられない。


 肉体強度はレベル上昇で十分に強化されているし、〈到達者〉の恩恵で制限付きの【物理攻撃無効】と【魔法攻撃無効】も得ている。


 つまり、種族進化による実質的な恩恵は寿命延伸のみ――ということになる。


 とはいえ、医療技術の発達で100年生きられる現代において、500年という寿命は破格だ。


 悪い話ではない。


 その直後、大地が激しく揺れた。


 30秒ほど続いた激震は、やがて完全に収まる。


 周囲の者たちは「いきなりなんだ!?」と動揺を隠せない様子だったが、俺は至って冷静だった。


 先ほどの改変通知には、「SSランクダンジョンを生成する」とあった。


 この規模の地震が発生したということは、五カ国にSSランクダンジョンが出現したのだろう。


 出現国には、日本も含まれている。


 今日は日本へ戻るべきかもしれない。


 現状の日本に、SSランクダンジョンを攻略できる者はいない。スタンピードでも発生すれば、国家が崩壊する危険すらある。


 俺が定期的に間引きをしておく必要があるだろう。


 戦闘痕の残る広場を抜け、オリヴァーさんの元へ向かう。


 素材売却の代行を依頼し、ギルド出張所のカウンターにウルヴヘジン十体分とワルプルギスの素材を並べた。


 職員たちの検分が終わり、買取額は7,743,600ドル――日本円でおよそ12億円。


 売却を済ませた後、車の後部座席に乗り込み、オリヴァーさんの運転でギルド本部へ向かう。


 顔合わせの際、ギルドマスターから「住居や女性を用意しておきましょうか」と提案され、それを了承していた。


 まずは住居と女性を確認し、その後日本へ戻ってSSランクダンジョンを攻略するつもりだ。


 公になれば面倒なことになりかねないため、秘密裏に動く予定だが、仮に露見しても構わない。


 アメリカでは俺は〝王〟だ。


 文句は言わせない。


 アメリカのSSランクダンジョンには〈狩猟王レガリア〉が二人在籍している。


 おそらく問題はないだろう。


 後部座席の背もたれに身を預け、目を閉じる。


 車が滑らかに走り出す中、思考は静かに未知のSSランクダンジョンへと向かっていた。

 目標2,000PTを目指しています!

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