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英語は魔法 English is Magic  作者: 渋谷奏
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MJR戦

「どうだ? バーニアの調子は?」

「順調だ。通常のMJRの3倍の加速度が出ています。」

 望は自機のMJRの微調整をエンジニアのキャサリンと行っている。

「これなら本当に優勝できそうね。」

「当たり前だ! 優勝して夢の欠片を手に入れるぞ!」

 全ては魔法日本MJR大会で優勝するためである。

「それにしても、あっちは地味だね。」

「ガギン! ドギン!」

 キャサリンもMJR大会に出場する。

「キャアアアアアアー!? 助けてー!?」

 ドカーン! っと壁にぶつかる。

「あちゃ、ハチコにはパイロットセンスが無いな。」

「うわああああー!? 私のカワイイMJRが壊れる!?」

 機械音痴とエンジニアの阿鼻叫喚の世界が繰り広げられる。

「わざと傷をつけて、歴戦の兵間を出そうとしているのよ。」

 コクピットから出てきたハチコは誰の目も見ないで言う。

「目が泳いでる。苦しい言い訳だな。」

「降りろ! 修理なんてしてやらないからな!」

 ということでハチコは傷だらけのMJRで出ることになった。


「なんだ!? あの機体は!?」

「いったい何と戦えばあそこまで傷つくんだ!?」

「きっと神だ!? そうに違いない!? 神と戦えるMJRなんだ!?」

「違う!? あれはドラゴンの爪痕だ!? あのMJRは竜騎士タイプだ!?」

 ハチコのMJRは大会会場で1番目立っていた。

「あははは。」

 照れるハチコ。

「うんな、アホな。」

 呆れる望。

「あれ! うちのMJRなんです! すごいでしょ! どうです! すごいでしょ! ワッハッハー!」

 裏切るエンジニア。 

「それでは魔法日本MJR大会を始めます。」

 いよいよ大会の始まりである。

「なんだかワクワクするな。」

「そうですね。区長、私たち二人で優勝しましょうね。」

 初めてのことに期待して胸が躍る望とハチコ。

「今回は参加者が約1000機と多いので、全員参加の集団戦を行ってもらいます。ラスト8機になるまで戦ってもらいます。早期に決着をつけるために、時間と共に戦闘エリアは小さくなるのでご了承ください。それでは開戦です!」

 説明が終わり、運営から戦いの開始の合図が行われた。

「さあ! たくさん撃墜しますよ!」

 ハチコは戦う気満々である。

「ダメ!? 動くなハチコ!?」

「なぜですか!? 戦いましょうよ!?」

(おまえが動くと弱いのがバレてしまうだろうが!)

「体力温存作戦だ。」

「なるほど。真打は最後に登場というやつですね。了解です!」

 こうして本選出場をかけて予選が始まった。

 つづく。


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