28頁 夢の結晶
『日記を読んで気づいた』
日記を読んで気づいた。君の事が嫌いだった。
時が経ち嫌いが消え、好きが増えていった。
私は君の身内になったんだ♪
『夢も未来も』
「僕には夢も未来もありませんよ。モブだからね、ふふふ」
「僕には夢も未来もありましたよ。モブだけどね、ふふふ」
『マンデラ効果』
ペンダントの写真の恋人が別人に、その別人が私に親しげに話している。
マンデラ効果を説明しても無理そうだ。ふう。
『悲しい川』
どうせ僕が悪い事になるんだ。
そんな流れだ。正義の味方が僕を攻撃する。
でもね、もうすぐ悲しい川を泳ぎ終えるの。
『甘さ控えめな空気が』
君の甘さ控えめな空気が密室に満ちていく。
僕のお悩み相談は、ほとんど誘導尋問で決してしまった。
心地良い流れで。
『困るんだよねぇ』
「困るんだよねぇ」
世界の管理者が僕に愚痴った。
世界の構造を知られるの困るらしい。
「口止め料1億」
「はぁ了解」
『隙間』
ある朝、目を覚ますと『人生ってそんなもんだ』って時間が流れた。
「違う」と呟く僕に【隙間】は微笑み鍵をくれた。
『恵みの雨よ!上』
勝率5割の恵みの雨が降った。
巫女たる私は踊っていた。
え?痛い?これは飴?間違えた?
村人は呆れてるが笑ってる。
『恵みの雨よ!下』
勝率5割の恵みの雨が降った。
巫女たる私は踊っていた。
雨次第で大金か…私が賭けに勝っただけなのは伏せておこう。
『夢の結晶』
何万時間の夢が結晶化し始めた。
そして何万年も前から存在しているかの様に、静かに佇んでいた。
風が優しく吹いた。




