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episodes12 報酬とログアウト中の注意点

前回のあらすじ。

1、解体の基本をきく。

2、解体をする。

3、査定してもらい受付に戻る。

解体場から出て受付に戻るとかなりいた人が減っていたので今度は早く順番が来そうだなと思いながらディーシャさんが担当していた受付に並んでいる最後尾についた。


そうして何人か終わって自分の番になった。


「はい、次の方って、リュウコクさんですか。

解体作業終わったんですね。」


俺だと分かったら、ちょっと微笑みながら問いかけてくる彼女。


「ええ、終わりましたよ。

教えてくれたアルベスさんもいい人でした。

査定もしてくれましたよ。

これが査定書なので不備がなければすぐに終わると思います。」


そう言ってアルベスさんから貰った査定書と協会証をディーシャさんに渡した。


「はい、確かに受け取りました。確認させてもらいます。」


そう言って作業を始めたので待つことしばし。


「はい、不備もなかったので大丈夫です。

さて、報酬ですがどうされますか。」


「どう、とは。」


意味がわからなかったので聞いたら、


「現金で受け取るか協会証に振り込むかということです。

街の中の施設では協会証をかざすだけでも使える魔道具がありますので。

選択できるようになっています。」


「なら振り込みで頼むよ。現金だと面倒なことになりそうだし。」


後半の部分を小さい声で言いながら頼んだ。


「かしこまりました。少々お待ちください。」


そう言われたので再度待つことにした。


周りの様子を観察しながら待つことしばし、


「お待たせしました。協会証と明細書になります。

記載されている分が振り込み済みとなっております。

確認をお願いします。」


言われた通り確認すると協会証に残金という項目が追加されていたのでそこに書かれていた額と明細書に記載された額を見て違いがないことを確認した。

ついでに儲けは3000Bだった。


「はい、確認しました。大丈夫です。」


「かしこまりました。

それでは後、本日どうされますか。

また、新しく依頼を受けますか、それとも帰られますか。」


と聞かれたので時間を確認したら現実での昼をちょっとすぎたぐらいだったので昼飯を食べるためにログアウトすることにした。


「今日は帰ります。また、後日来ますね。」


「はい、わかりました。お待ちしております。」


そんな言葉を交わして協会から出た。



外に出たらその光景に驚いた。

そこら辺で寝っ転がっている奴らがいるんだから。


俺は気になって近くのやつに声をかけた。


「ちょっといいか、この寝っ転がってる連中はなんだ。

協会から出たらこの光景が広がっていて驚いたんだが。」


「ああ、お前さんこうなったところを見てないのか。

簡単だよ、ログアウトしてるだけさ。

ログアウトすれば体は消えると思ってたら体は残ってたってだけだよ。

ベータではちゃんと消えてたというのにな。」


そんな話をしていると寝っ転がっている奴らのところに複数の小さな人影が近づいていた。


「おいみろよ、無防備に寝てる奴らがいるぜ。何持ってるか見てみようぜ。」


そんな声が聞こえてきた。


「ありゃ、この街に住んでる子供か。」


「そうだろうな。しかし、これは結果次第では大変なことになりそうだな。」


そんな会話をしていると子供が、


「なんだよ、こいつ金持ってないじゃん。つまんねーの。

おっ、武器身についてるじゃん。どんなんか見てやろうぜ。」


言い出して武器に手を伸ばした。

そして、持ててしまった。


「おっ、持てた持てた。

けど、パッとしない剣だな。鍛冶屋のおっちゃんに見せて見せてみようぜ。」


そんなことを言いながら手にした武器を持って走り出してしまった。


その光景を見た周りの人達(主に来訪者達)は驚いて声が出ていなかった。

俺もその一人だ。


「おいおい、ヤベェなこりゃ。」


話していた男がそんなことを呟いたのを機に俺も相槌をうった。


「そうだな、ログアウト中はなんの保護もないとはな。

これで来訪者(プレイヤー)も同じように持っていけたら大変なことになるな。」


そんな会話が聞こえたのか、周りの来訪者達も実験と称して寝っ転がっている来訪者達に近づき、道具を取り始めた。


「おい、取れたぞ。ログアウトしてる奴らの道具取れたぞ。」


「こっちもだ。」


そんな掛け声が響いていた。


「こりゃ、鍵付きの部屋でログアウトしなければならんということか。

宿屋などを早めに抑えないと大変なことになるな。」


家を持っていながら宿を取らなければと呟く。


そんな俺の声を聞いたからかみんなが一斉に宿を探して走り出した。


それに合わせて俺も家に向かうことにした。

現地民は保護なんてないんだからプレイヤーも過度な保護はしません。

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