episode6 初戦闘(対人)と依頼受注
途中、第三者視点が混じります。
前回のあらすじ
1、冒険者登録完了。
2、動きのチェック。
3、受付嬢に模擬戦申し込む。
「どうしてかお聞きしても。」
「いやね、戦うこと自体初めてのことだからさ、仮想の敵を用意することができないんだよね。だから、ディーシャさんに相手をしてもらえないかなって。」
「どうして受付嬢の私を?
普通は戦えないと思いますよ。」
「普通なそうなんでろうけどね。
現状、それだと危機感の危ない人でしょ。
来訪者と関わる機会が多くなる立場にいるんだから。
防衛のためにこの2ヶ月の間で鍛えてたと思うんだよね。
だから上位者の力をみておきたくてね。
ここまで言って間違ってたら恥ずかしいけどね。」
最後に笑いなが付け足して俺のの推察をいう。
そんな様子に彼女は不気味なものを見たような目をしながら苦笑していう。
「本当に貴方は変人ですか。
動きから実力を測れる達人はいますが、心情から戦えるようにしたと予測するのは貴方ぐらいですよ。
そんな変人の相手をするのも楽しそうですね。
実力があるかどうかは貴方の目で確かめてくださいね。」
微笑みながらそう言って彼女は武器貸しのところから剣を撮ってきたのだった。
「それでは始めましょうか。リュウコク様どうぞどこからでもかかって来てください。」
そう言って彼女は剣を構えた。
それに対しリュウコクは右手に剣を構えたまま走り、ディーシャの前で振り上げたとき、両手持ちにして振り下ろそうとしたが彼女が剣を横向きにして攻撃を横にそらした。
そらされたことにより体勢を崩したリュウコクに彼女の一撃が入る。
訓練用だからかそこまでのダメージはなかったようだが、初めての戦闘しかも対人戦というだけあって彼の動きは少し硬かった。
それでも彼は経験として挑むことを続けた。
基本はリュウコクが挑んでディーシャがいなして攻撃の流れで、攻撃パターンはどれも違ったけど、そのどれもを彼女は同じようにいなし続け、攻撃していた。
途中で回復を挟むこともあったが、たまに彼女が、
「今度はこちらが攻めますので防いでみてください。」
と言いながら攻めに転じたので彼は防戦の練習をすることになったが、彼女の動きが早く捉えきれなくて防御が間に合わずダメージを負うことが多かった。
そんな攻めと防ぎを数回繰り返していたとき、彼は仕掛けた。
右手で振り下ろす動きをを見せながら剣を手放した。
「えっ」
そんな様子に彼女は一瞬動揺した。
だが彼はただ剣を手放したのではなく、左の方向に斜めに手放したのだ。
左手で落ちてくる剣をキャッチしながら、左下から右上に切り上げようとしたが動揺から持ち直った彼女に受け止められ、真剣な表情でそのまま今までとは違う勢いで攻撃され彼は吹っ飛ばされた。
「あっ」
その様子を見た彼女は雰囲気を戻し彼のもとに向かった。
ここで模擬戦は終わりとなった。
「大丈夫ですか、リュウコク様。
最後はかなり本気で攻撃してしまいましたが。」
駆け寄ってきて、倒れていた俺の体を起こしながらそう聞いてきた。
「大丈夫ですよ。
しかし、残念だな。もうちょっとで当てれそうだったんだけどな。」
そう残念そうにしながら言えば、
「まぁ確かにあの動きに驚きはしましたけど、ステータスの差が出ましたね。
動きが見えていたのですぐに対応することができました。」
「ああ、ステータスの差かぁ。
ディーシャさんの攻撃も見えてなかったのもそれが理由になるかな、技量の差だけじゃなくて。
そりゃ、不意打ちも通じないわけだ。」
「そうですよ、レベルが下のしかも戦闘経験がない人に遅れを取るようならこの2ヶ月は何だったと言うんですか。
こう見えても私受付嬢の中でも上位に入る実力者なんですからね。
それをおいて最後の攻撃には驚きましたよ。
自分の攻撃手段を手放したんですから。」
「それぐらいしないと不意をつけないと思ったからね。
まぁ、あっさり止められたけど。」
「無茶をしますね、それで命を落としたらってそう言えば来訪者だから不死身だから無茶できるんですよね。
まぁ、それは置いとおいて、どうされます。まだ続けますか。」
「もういいかな、戦闘の練習も出来たことだし。
そろそろ依頼を受けて生産用の素材集めに行くかな。」
「はいわかりました。依頼を用意しますね・・・ん?
今なんと言いましたか。」
「生産用の素材集めだけど、何かおかしかったかな。」
「生産用の素材って生産活動もする予定なのですか。」
あり得ないという顔をしながら聞いてきた。
「ああそうだ。いろいろとやりたいからな。
だから採取系の依頼は受けても余剰分は出てこないよ。」
「わかりました。採取依頼受けている人が少なかったので受けてもらおうと思ってましたが生産用に提出されないと思い選びなおそうと思いましたが、受けてもらえるなら大丈夫です。
それでは処理のために戻りましょうか。」
そう言って俺たちは受付に戻るのだった。
「それでは、こちらが受けてほしい依頼になります。」
受付に戻って、ちょっと待った後呼ばれて言われた言葉だった。
その内容はこんな感じだった。
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『ヒアル草』の採取 ランクF
ライフポーションの材料
3束:150B
(1束10枚)
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『マジル草』の採取 ランクF
マジックポーションの材料
2束:200B
(1束10枚)
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『グリーンラビット』の討伐 ランクF +
異常発生した
モンスター『グリーンラビット』を狩ってください。
討伐証明部位:牙
その他の部位は買取受付で買い取ります。
牙10個:30B
ーーーーーーーーー
渡されたのはこの3つの依頼だった。
「受けれる個数に制限ってありましたっけ。」
「はい、基本的に受けられる依頼は3つまでになります。
ただ、失敗すると失敗料を支払うだけでなく同時受注数の最大数の減少にもなるのでお気をつけください。まあ、Fランク依頼に失敗料の支払はないんですけどね。」
「分かったよ、じゃあもう一つ、討伐依頼の方についてるランクの+って何?」
「そちらは同じFランクでも難易度が高いものになります。
難易度は高いですがEランクのに回す程ではないものになります。
戦闘が許可できない一定の人たちにはGランク依頼を回していますので、最低限の戦闘ができる人たちなので注意を教える意味もあって+がついています。」
そんな彼女の説明をきいて俺は、
「分かった、全部受けるよ。何処に行けばいいのかな。
後、何か注意事項はある?」
「そうですね、どの依頼も北門から出た先にあるアーシル平原にグリーンラビットが、薬草は平原とその先にあるアージスの森の表層部に生えていると思います。
薬草の方は根本は残して葉の部分だけ採取してください。
根が残ってれば再び生えてきますので。
後、グリーンラビットは傷が少なければ高く買取させていただいております。」
「了解、気をつけてとってくるよ。」
そう言って俺は協会を出たのだった。
戦闘描写が難しい。
モンスターより先に対人戦しちゃったよ。
次回やっと狩りに行きます。
ストックつきました。次回から不定期になりますが早めに投稿できるように頑張ります。




