第十四話 まつろわぬ神
俺は自分で今まで描いた漫画のスキルを次々と、描き起こしていく。多種多様、こいつを殺す為だけに俺の全てを総動員する。
『ーーークッククック何をするつもりか知らんが』
白銀の鎖が現れ、男を縛りつける。
『ーーー何だこの鎖は?』
白銀の鎖は男の身動きを完全に封印する。男は空中で貼り付けられた様な状態になる。
「殺す」
次に黒い雷を纏った狼が大量に出現する。
「行け」
黒い雷を纏った狼が遠吠えをし、男に向かい宙を駆ける。
『ーーー貴様⁉︎ 何をするつもりぐああああああ!!』
狼達が噛み付くたびに黒い雷が男の身を焦がしていく。
「俺はお前を許さない」
紅蓮の炎を纏った、鳥を描く。
『ーーークソクソクソクソクソクソクソ!』
「炎で焼かれて死ね」
紅蓮の鳥が男を抱擁する、地獄の業火で男を焼く。
『ーーーぎゃあああ!!!』
男の断末魔が辺りに響く。
「この鎖は魔を縛り逃さない、この炎は地獄の炎。お前を絶対に逃さない」
『ーーー貴様その眼、その眼はなんだあああ』
眼? 苦し紛れにこいつは何を言ってるんだ?
『ーーースティグマああああ!!』
スティグマ? 聖痕だったか? 気でも触れたのか?
『ーーーまつろわぬ神の下僕めええええ!!』
まつろわぬ神? 誰の話だ?
『ーーーあああああ、まっ魔王様お先に逝き・・・・・・ます。』
男はチリも残さず、炎に焼かれ消えて逝く。
勝ったのか? 俺は倒せたのか?
身体の力が抜けていく、寒い、死ぬのか?
だけど仇は取れた。
初めてだな・・・・・・サポート無しで勝てたのは。爺さんには悪い事したな。会う事は無いだろうけど、色々サンキューな爺さん。
『サンキューなじゃ無いわバカもんが』
最後に爺さんの幻覚と幻聴か、俺爺さんの事嫌いじゃなかったぜ。口煩いし、髭だし、加齢臭はするし。
『おい、御主言い過ぎじゃろ』
やけに長い回想だな。爺さんも喋り過ぎだし、また死んだのかな?
『死んで無いわ』
死んで無いならしい、あれ? おかしいな?
死んだ筈なんだが
『だから生きとるわ』
いやいやいやいやそんならまさかあ
『御主相変わらずじゃの』
俺生きてんのかよ!





