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あとがき
今回は、「魔王を倒した勇者が、その後どう生きるのか」というところから考えた物語です。某有名な漫画・アニメにも触発されています。
どれほど強い勇者でも、老いや寿命そのものを剣で倒すことはできません。特に長命のエルフと人族が夫婦になった場合、同じ時間を生きているはずなのに、片方だけが先に老いていく。その事実に勇者がどう向き合うのかを書いてみたいと思いました。
蓬莱山の霊薬、黄金の林檎、蟠桃という不老不死の伝説を巡らせましたが、本作ではどれも「永遠そのもの」ではなく、「何かを次へ受け継ぐもの」として描いています。
最後の転生も、元の人生をそのままやり直すものではありません。姿も家族も人生も違う。それでも何かが確かに繋がっている。
そんな形の「永遠」もあるのではないかと思いながら書きました。
最後の「ただいま」と「おかえり」を楽しんでいただけたなら嬉しいです。




