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後書き
読了いただきまして、本当にありがとうございました。
本作は、非情になれない鬼と純粋な子供との友情物語を書いてみたいと思ったのが始まりでした。
まず、思い出したのが「泣いた赤鬼」です。
あの作品は、最終的に青鬼が悪役を演じ、「いつまでもともだち」という手紙とともに去っていくという終わり方になっています。
次に思いついたのは「鬼の目にも涙」という諺です。
鬼のように冷酷・非情に見える人でも情があるということです。
つまり、それほど「鬼」と「涙」の2つの概念がかけ離れているということですよね。
そんな2つがミックスされて本作が完成されました。
随分と系統が違ってしまいましたが、前者からタイトルを拝借し、オマージュという形にさせていただきました。
重ね重ね読了いただきありがとうございました。




