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達之の夢
「単刀直入に聞こう。君は弁護士になりたいと思っているね。」
二号館法学部教授室で達之と向き合っている藤森教授
頷く達之
「私も君には弁護士としての素質があると思っている。高校卒業後は
桜花学園大学に進学してみないか?」
憧れの弁護士を目の前にして、彼の意志は揺らがない
「先生、俺は猛勉強して桜花学園大学を受験します。」
君ならできる。そう言うかのように肩を叩く藤森教授
彼は教授室を後にした
そしてまた、野球場へ
「すまん。野暮用で藤森先生と会ってた。」
照れ隠しで彼はチームメイトに告げた