グリザイユでイラスト挑戦してみました!
新作を描くために、先にキャラから入ってみました。
①
しかーし、新作が進まないので、気分転換にお絵描きすることに。
せっかくだから、さきがよくやっているグリザイユに挑戦!
グリザイユとは、単色で濃淡をつけてから、色をつけていく方法です。
②
まずはいつものようにペン入れをして、べちょっと灰色に塗りつぶしました。
③
ざざっと濃淡をつけました。
10分も掛からなかったです。
④
③を非表示にし、それぞれの部位ごとに分けて塗りつぶし、③をコピーしまくって各部位の上でクリッピング。
その上にオーバーレイにしたレイヤーで色を塗れば、出来上がり……のはずなんですが、思い通りの色が出せず。
私が調べたグリザイユの方法は、濃淡は40〜70%くらいでつけた方が良いとありましたが、それだと私の好みの色合いにならないのです。
私のように厚塗り好きな人は、10〜90%で良いのではないかと思います。
⑤
ってわけで、単一色からやり直し。
と言っても、②を複製して2枚目を乗算。普通に乗算すると濃すぎたので60%くらいの濃度で重ねました。
それを一枚にまとめると、もう一回それを複製し、今度は上の一枚をオーバーレイにしました。
乗算だけだと、全体的に濃くなるだけなので、薄いところは薄く、濃いところは濃く出るオーバーレイを使用し、また一枚にまとめます。
で、細かいところを微調整し、お目目もちょっと書き込んで完成。
ほぼ複製だけで済んでいるので、ほとんど時間は掛かってません。
⑥
色を乗せるとこうなりました。
くすみが出るのは、この技法の特徴のようです。
このくすみを消し去っていきます。
⑦
くすみをとりました。
やり方は、単一色とオーバーレイで色付けた間に、上に合う色を置いてあげることです。
料理でいう隠し味のようなもので、ここにグラデーションを置いてあげたりすると、出来上がりがまたいい感じになってたりします。
↑こんな感じ
私はメディバンペイント使用なのでソフトライトという名称ですが、他のソフトだと違うかもしれません。
⑧
色味を調節しました。
瞳は結局いつものやり方で書いています。
服の部分の色が薄いなと感じたので、後から単一色の方を濃くして調整しました。
オーバーレイの方でも調節可能なのですが、色味を変えたいと思った時のために、単一色の方で書き直しておいた方が手間はないです。
⑨
最後に発光で適当に光を入れ、乗算で影を作り、おしまいですー。
まだ名無しなヒーローですが、なんとか活躍させてあげたいなと思います!
グリザイユを試してみた感想。
初めてだったので、自分に合った濃淡がわからずに時間がかかっちゃったけど、わかってしまえば時短になるなぁと思いました!
配色がひどいので、何度もやり直したい私にはぴったりの技法だと思います。
慣れればこっちの方が良さそうと思いました。
グリザイユ、楽しかったです!
ヒロインの方も、気が向いたらやるかもしれないですw