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異世界召喚されました③

かなりおそくなりもうしわけないです

「こちらです」


猫耳メイドさん…名前はミーナというらしい…が案内してくれたのはやけにでかい食堂、か


そこには既に席についた王族七人に、魔王の女、あと知らないやつが二人に英雄がいた


「早いな英雄」


「おう!異世界の飯なんて楽しみだろ!!?さっきまでメイドさんとはなしてたんだが魔物の中で旨いやつがいて、それが飯に出るらしいんだよ…」


「はぁ、そうかい」


緊張感がまったくねぇな


「黒戸力也、早く席につきたまえ」


「…失礼」


王に言われて英雄の隣に腰を落とす


今は上座、やけに長いテーブルの端に王が、その隣側から順に王妃、王族が年の順に五人。王の反対隣側に魔王、その隣に知らない男、さらにその隣に俺らくらいの歳の女で、その次に英雄、俺と続く


「うむ、まだ少し料理が出来るまでかかるらしいので自己紹介をしよう」


王がそうきりだした


その時少しジト目で英雄を見たのは気のせいか?


「私はカエイラの国王、アリエール・カエイラ・フェリーニだ」


「王妃のマニ・カエイラ・フェリーニよ」


「第一王女のリリス・フェリーニよ。よろしく、勇者さん」


「第一王子のレオン・フェリーニだ。よろしく頼む」


「第二王女のマール・フェリーニです」


「第三王女、ルナ・フェリーニ」


「第二王子のラグ・フェリーニです」ペコリ


その後の言葉から、子供たちの上から22,21,17,16,15歳だと言うことは分かった


「私の番か…ベアトリス・シャイニーラ、この国のツートップの魔王じゃ」


ガタッ


英雄が驚いて少し腰を浮かしてる…まぁ魔王を殺すのも否定されてないからしょうがないわな


「驚くのも無理はないが今は落ち着け…そっちの、力也だったか?お主は驚かんのじゃな」


「さっきまでに多少の知識はつけてきましたので。国についても…あなたが魔王だということも」


「えっ!!?」


いやいや英雄、そんなおとなしく従ってるだけだとただの社畜、飼い殺しだぞ。少しは自分の有利に…あぁ、こいつは主人公(・・・)だったな


「ふふふっ、面白い子だ。私は彼女の夫、アラルコス・シャイニーラだ」


「私はデイジリー・シャイニーラ、14才」


「ふむ、一応君達も」


「あ、はい、聖名英雄、16才です」


「…黒戸力也、15です」


「そうか、じゃあこれからよろしく頼むよ、我らが勇者様」


王がそう言った後、メイド達が料理をもって入ってきた


……


旨い、確かにうまい料理なんだが…


「すごい美味しいです!」


「そうだろう、生半可なものはうちにはいないからな」


…なんで一人一人料理が違うんだ?


「さて、片方が気になり始めたようだし少し仕事(ビジネス)の話をしようかの」


…?


「まずは説明するからよく聞いてくれ」


魔王の言葉を引き継いで国王が話を始める


「理由は…いや、すべて後付けだからいいか。簡潔に言おう、この国の王族や魔王、その家族や勇者などは、15を越えたら半自立型の生活を送ることが義務付けられている。いつからのことかはわからんが少なくとも五代前にはあったようだがまぁいい。半自立型とは、王族などの人の上に立つ者が人より劣るわけにはいかないため、早めからの自立心を養うために、まぁこれが後付けの理由だが、仕事をし、報酬をもらいそれて生活することが決まっている。まぁ仕事いっても、18までの仕事とは己の研鑽だ。つまり力をつけてくれればそれでいい。頑張りに応じて報酬は上下する」


…なるほどね、つまりやらなきゃ生活すら保証されない、と


「それから、君たちの生活の世話をしているメイドだが、彼女らは国仕えではなく、君たち個人に仕えていると思ってくれ。炊事洗濯掃除、給料は君たちの報酬から引かれて彼女らが働いている。給料の増減、仕事のどうこうは本人同士で話してくれ」


なるほど、それで一人一人の料理が違ったのか…あぁ、始めに国王が英雄をジト目で見てたのはギリギリまでメイドを縛って全体の食事の時間を遅らせたからか


チラッとメイドの方を見る………と?


「…なに真っ青になってんだ?」


青ざめてオロオロしてるミーナの姿があった


「あなたのせいですよ」


俺の言葉に答えたのは…えーと、次女の人


「俺の?」


「あなたさっきからずっと顔をしかめて、あのメイドは料理があなたの口に合わなかったのではないかと心配してるのよ」


「…そんなしかめてたか?」


「ええ、かなり」


「…悪い」


「い、いえっ!あ、あの…それでお口に合わなかったのでしょうか!!?」


「いや、すごく美味しい、ありがとう」


「!…よかったぁ……」


「あんた、もっと愛想良くしなさいよ」


「はぁ、いきなり知らないところにつれてこられて愛想よく振る舞えるほど神経図太くないんだよ…」


…敬語外れてるな……まぁいいか、気にしてないみたいだし


「でだ、君達には軍の訓練に参加したり、誰か自分にあってると感じたものを師事したりでいいから、強くなってくれ」


ほとんど丸投げ、自由か


「今は一年の内の9月、一年12ヵ月のうちの1つの月だ。来年の4月から君達には学園に通ってもらう。2年次からの編入だから、それまでにしっかりと力をつけてほしい」


…なるほど、勇者として召喚しておいて学生程度に負けてちゃ論外、それまでに圧倒できるだけの力をつけろ、言外にそういう意思が見えかくれしてるな


「まぁそのくらいだ。寝泊まりする場所については無償の提供だ。それから、あまり力をつける前に外へでないでくれれば後は自由にしてくれていい」


…この国は確か魔王、国王の下に巫女、大将軍、宰相の三本柱、大将軍の下に各大隊長がいたはず…俺は先ずは騎士隊かな


「ご馳走さまでした…よし」


「あ、力也、一緒にいこうぜ!少し待ってくれ、今食い終わるから」


「いや、多分俺とお前とじゃあ師事するべき人が大きく違う。お前はお前で動け」


…あまり英雄と一緒にいると同じ系統が伸びてしまう。そうなったらダメだ…俺は英雄の出来ないところをたすけなきならな…出来ないところあったかなぁ………はぁ、深く考えちゃダメだったな


「あ、ミーナ、美味しかった、ありがとう」


「は、はいっ」


「お先に失礼します」


「うむ、励めよ」


…そのうちその面歪ませてやるよ

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