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女神様に祈り続け遂に授かったモノは日本の記憶…?これでどうやって戦えと!?  作者: ラノベ読者


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1/4

01 これだけ祈って

なぁそこの君!


…といっても、別に語りかけたところでそこに誰かがいる訳でもないのだが…


いやいい。いきなりだが聞いてくれ。金がない。家がない。疲れはない。なんかもう終わってるんだよ助けてくれ…!!


…おっと、まずお前誰だよって視線が飛んできているね


俺の名前はハヤト。職業は無職。

ニートと言っても俺はただのニートじゃない。

この公園で1番地位が上なニートだ。はっはっは


もっと言えば、家が壊れたまま修理ができていない、と言った感じか?


そんなニートを極めた俺は特にこれといったやるべきこともやりたいことも無かったわけだが…



魔法でやりたい放題だった人間の前に突如として現れた魔王とその配下、そして魔物たち。コイツらが町を襲いに襲いまくったせいで俺ら無職勢が無職してたら死んでしまうような物騒なご時世になってしまった。




「女神様どうか俺に伝説の魔剣をください」


「女神様どうか私に伝説の魔剣をください」


「女神様どうか儂に伝説の魔剣をください」


なので、さっそく祈りを捧げまくって武器を入手し冒険職に就こうと思ったのだ。思ったのだが…


祈りを捧げまくってからはや5年、何も起きない。もう頭がおかしくなりそうだ


…祈りに5年の歳月をかける方がおかしいか!


…くそぅ………


祈りすぎて祈ることが習慣化して、もはや冒険者になると言うことよりも祈ることが生きがいになりつつあった今日この頃


「…あのぅ、さすがに一人称を変えたところで意味なんてないと思うんだボク…」


唐突になんてことを言うんだお前は


祈りは何度祈っても良いんだし効果が出なきゃそれ祈る意味ないだろ。


………………というかお前誰だよ


「…お前誰だよ!とでも言いたげな顔をしてるね」


当たり前だろ。と表情で返事でもしておく


「ボクの名前はタマヤ。とある国の…ううん、なんでもない。実はボク、今年から冒険職を始めたんだけどさ、あいにく仲間が居なくてね…誰か一緒に着いてきてくれる人を探してたんだ!」


「…うーん、他をあたってくれないかな?」


…うーん、これだけじゃ祈りが足りないのか…そしたら次は欲しいものを変えてみて…


「………えっ!?」


…えっ?


「き、君、今魔剣欲しがってたよね?」


「ですね」


「魔剣なんて冒険者ぐらいしか使わなくない?」


「自分冒険者目指して5年目なんすよ。5年目なんですけど、入試は毎回行けるんですけど実技で何度も落とされてですね…」


「じゃあなんで断るの!?」


「戦えないからに決まってんだろ言わせんな」


…なんだそのスンとした目は。そんな色んな気持ちが入り交じった目を俺に向けてくるんじゃない


「戦えなくてもさ、冒険者ってなれる物じゃない?ボクも癒術師で普通に戦えないけど冒険者になれたよ…?」


「実は俺、ステータスが標準的でね、その癖に基礎魔法と応用魔法、変な魔法しか覚えてないもんだから」


「まぁ………そうだね。この世界はなんと言いますか…少し常軌を逸しているような気がしなくもないから…」


「ちょっと何言ってるのか分からないけど俺がどうしようもなく弱いってことだけは改めて分かったよ」


でもまぁ魔剣が貰えたら普通に無双できるんじゃないですか知らんけど。

というかそんなことよりまず飯が食いたいのだが


「…じゃさ、何でもいいからください!って願ってみたら?なにかご利益が出るかも…?」


いやいやそんなこと…と思いつつちょっとだけ信じてしまいたい自分がいる。もう祈り中毒だろこれ


まぁ別に祈りは重ねた分だけいいだろう……いいのか?

ええいこうなりゃヤケクソだ!


「女神様、何でもいいので何かを僕に与えてください!」


そう声に出して願ったその瞬間、脳に何かが引っ掛かるような感覚がした。いや、表現とかじゃなくてマジで


…ん?


「…あちゃ、何も貰えなかったの?」


………んん???


「…どしたの?」


…わからない。わからないけど……………????


なんだこれ、こんなところ見たことがないぞ?なんだこの…人がゴミのようにいっぱい居る道は………東京…?


東京ってど………どこ……日本の首都…日本ってどこだよクソ


ふむ。列強………じゃねえいつの記憶だよそれ


……ふむ………ほええ………………………


「…なにやら日本って国では俺みたいな無職を自宅警備員として雇ってくれるらしいね」


「違うよ!?無職イコール自宅警備員だからね!?君はいきなりどうしちゃったのさ?」


「………………」


「…今度はどうしたの?」


「…そうじゃん。やっぱり、この世界に日本なんて国ないぞ?」


「そうだね。だって日本って異世界の方にある国だもん」


………???????????


「…異世界にある日本って国の記憶を俺は今謎に受け取ってて、何故かその国のことをお前が知ってて、まぁもうよくわからんけど情報量が多すぎる。まぁまずは一旦落ち着いてくれ」


「ボクは最初から落ち着いてるよ…!君こそ本当に1回落ち着きなよ」


異世界とか意味わからんことほざいてるのはそっちな癖してめちゃくちゃに困惑した顔でこちらを覗くのを今すぐにでもやめて頂きたい


なんてことを言う余裕がないぐらいには情報量がすごい


今脳内に入ってきた情報はどこの国のどういう情報なんだよってのが多すぎる


「あああ頭がパンクする…」


「…きっと、異世界に住んでいる人の記憶と知識を受け取っちゃったんだろうね。転生の失敗……かな…?」


なんか隣でボソボソ喋ってるがもう正直それどころじゃない


「………………落ち着いて聞いてくれ、まずお前の名前を教えろ」


「ボクの名前?唐突だね。というか伝えたけど」


「……タマヤだっけか?」


「うん!!」


うん!!じゃねーよ!


「めちゃくちゃ花火のそれじゃん」


「花火なんて言葉よく知ってるね!」


「日本の文化らしいなぁ!なんでこんなもん授かったんだよちきしょう!!!!」


ちくしょーだなんて叫んだせいでなんだか無性にチャンチャカ言いたくなったのだがまぁそれはやらないとして


「………ふぅ、ようやく記憶の整理が着いたよ。まず、日本ってのは随分と発達した国みたいだね。俺が見た事のないものだらけだった」


「うんうん」


「そして、この世界がいかに脳筋かが良くわかった」


「いきなり何を言い出すのかな?」


いやだってそうじゃん。魔法だけでよくこんな高度に発達してんだよ?もはやそれは力で全てを成し得てきたからだろ?


んで、魔法がないのに俺たちより発展している日本との違いは………


………あっなるほど異世界人は頭を使ってるのか!


「戦略を立てるといいのか」


「いきなり何を言い出したのかと思えば…全くわかんないよ」


「わかんなくて結構ですよ。なんかもう今なら基礎魔法と素手だけで格上倒せそうだわ。実技受けてきまーす」


「…唐突だね……?いってらっしゃい…」


うんうん。なんだか新しい知識を唐突に得た事で色んなことができるようになった気がしてハッピー………


「怪我には気をつけるのよ?」


オカンかよ


「……どんな風にして格上を倒すつもりなの?」


「ん…?そうだな……反射魔法を使って目潰しですとか相手の武器と防具と服を片っ端から濡らすとか…?」


「想像以上に危なくて地味な方向性だよこれ」


「まぁそう言わない。ささ、着いてきて。俺が爆速で取ってきてやるよふははは―――」




―――――タマヤを連れてギルドまで来たのはいいものの…


「…どうしよう。なんかいきなり怖くなってきた」


キョドってわたわたしてる時に入口前にあった鎧倒しちゃったんだよね。覚えてる限りで直したけど…バレてないよな…?


………遠くから鎧の頭が逆だああって叫び声が聞こえた気がするけど気のせいだろうか。うん、気のせいだな!


まぁそれとは別に単純に落ち続けた試験をまた受けるのが怖すぎる


「…えぇ?」


純粋な困惑頂きましたありがとうございます


「…ま、まぁ大丈夫だよ!ボクがテレパシーで要所要所手伝ってあげるから!」


「そんなもんなんかなぁ…」


「まぁ、テレパシーって禁術だからバレたらボクたちお尋ね者になっちゃうけどね〜」


なんで禁術覚えてんだよ。なんてツッコミは一旦置いておこう。ついでにテレパシーを使う案も置いておこう


「…まぁ、今回は俺だけで挑戦してみる。もしそれで行けなかったらお尋ね者覚悟でテレパシーで行くぞ?」


「それじゃあ、ボクはここから観戦しつつ健闘を祈ってるよ!」


何勝手に観戦者になってんだよアドバイスしろよ!

…とは思ったものの、わざわざ口に出すほどでも無ければテレパシーを使うなと俺が言ったのだ。そりゃそれが一番の手でしょうね


まぁ、別にアドバイスなんて無くても別に負ける気なんてありませんけどね。行ってきますわ

うぇーい…………


……………あれ???


「………なんで戻ってきたのさ」


「………去年までと実技試験の場所が変わってるんですわこれが」


「別にいいんじゃない?ギルド員の気まぐれとかでしょ」


いや、よろしくない。何がよろしくないって、せっかくのこの知識が活かせない


「今までは川がある平地だったからさ、今年は川に飛び込んで逃げまくって相手が入ってきた瞬間氷漬けにしてツンツンしとこうかなぁなんて思ったんだけど、今年は川がないみたいで…」


「相変わらず考えることが最悪だよ。というか、それぐらいなら地上でもできそうじゃない?」


地上でもできる…?

んなこ出来るわけないじゃないか。空中に水が存在でもしていない限r………


「……そっか水を生成してそいつを凍らせればいいのか」


「そういうこと!………なんかイケナイ事教えちゃった気分だね」


「知りませんよそんな気分。じゃあそれ使いますから。今度こそ行ってくるよ」


そう言って俺は、ギルドの実技試験場へと向かい始めた

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