犬の檻
もし、因果応報というものがあるのなら、きっとあの犬は前世でよほどの悪さを働いたのだ。もし、因果応報というものがあるのなら、私も前世でとてつもない罪を働いたのだ。もし、因果応報というものがあるのなら、幸せな者は前世でよほどの酷い目にあっていたのだろう。もし、因果応報というものがあるのなら、|今世《こんせ》で悪さを働いた者は、来世では酷い目にあうのだろう。
これは、「私」が犯した罪を書き記した手記である。
これは、「私」が犯した罪を書き記した手記である。
一話 私という人間
2019/12/15 15:45
二話 家族のかたち
2019/12/15 21:34
(改)
三話 純文学と駄目人間
2019/12/16 20:32
四話 泣き声と不特定多数の日本人
2019/12/16 21:11
五話 知らぬが仏と猛毒授業
2019/12/17 22:10
六話 ムンクと叫びと犬の檻
2019/12/17 22:43
七話 偽善の人々
2019/12/18 20:29
八話 虐げられた犬に恩恵を
2019/12/18 22:05
九話 偽善は終わった苦しみは始まった
2019/12/19 19:43
(改)
十話 現実世界で夢を見る
2019/12/19 20:16
十一話 他人任せの善悪の判断
2019/12/20 20:20
十二話 救済のノクターン
2019/12/20 21:18
十三話 思想は常に人間よりも現実的である
2019/12/22 20:26
十四話 表面張力が切れ溢れ出る血だまりと痛み
2019/12/22 20:45
(改)
十五話 もし因果応報というものがあるのならこの世は平等に回っているのだろう
2019/12/22 21:13
あとがき
2019/12/22 22:24
(改)