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友人ですか?

あれ?っかしーなー、終わってる筈だったのになー

 place:私立峰ヶ丘学園

「あら、何かしら?」


「実は、最近どうも妙な奴らが蔓延っているみたいでさ」


「うーん、どの怪しい奴らかないけれども、あなたがどの男子と付き合うか予想してる子達なら数年前から居るから諦めなさい」


「いや、それじゃなくて、それも大概ヤバイけど、僕がやってる部活に付きまとってる奴らがいるんだよね」


「うーん、あれかしら、潤様を私達の花園に招き入れ隊」


「いやなにそれ、怖いよ、そうじゃなくて文芸部が何の活動もしていないのに良い立地にあるのは不平等である、とか言っちゃってる字が読めるかも怪しい脳筋ども」


「あら、思ったよりまともじゃない、今週中には退かせるわ」


「ありがとう、煩いからあまり集中出来なくて…」


「煩い程度で集中出来なくなるなんて、あなたも冗談が言えるようになったのね、でも分かりづらいからもう少し分かりやすくした方が良いわよ」


「違う、僕は気にしないけど、一応文芸部ってそれなりに大きな部活だからさ」


「えっと…そうだったわね、まあ良いわ、じゃあ、今日も頑張ってらっしゃい」


 姉に苦情を伝え終えるともう高等部前である、今日も伝えようと思って伝え損ねたと、少しショックを受けながら高等部学舎の2年、Aクラスの扉を開いた。


 ◆◇◆◇◆◇


「おはよう」


「おう、おはよう潤、昨日もゲームか?」


「まあね、新しい町について死ぬほどぼったくられた」


「は?なんかまだ二つ目の町とか言ってなかったか?」


「そうそう、その二つ目の町そのものがもうぼったくり価格なんだよね、名前も[ボッタクル]だし」


「はははは、えげつない名前してるな」


「いやほんと、名は体を表すとはよく言ったものだよ」


 潤に話しかけるのは田中博也、あまりにも普通の名前ではあるが潤を至近距離で見ても危険な扉を開きそうにすらなっていないというある意味で強烈な剛の者であった。


「せきにつけー、ホームルームはじめるぞー」


 ガラガラガラッと扉を開け入ってくるのは彼らの担任教師、やる気の無さそうな態度の割に面倒見が良いと生徒達からは人気の教師であった。


 ◆◇◆◇◆◇


 place:私立峰ヶ丘学園:特別棟:文芸部部室

  「まぁ、近い内にあの脳筋どもも退去するはずだから、程々に気にしないように、じゃあ解散、お仕事頑張ってね」


「「「「「はい!」」」」」


 文芸部、それは文化部の中でも吹奏楽部、軽音楽部、美術部等と並んで部員数の多い部活であり、その実態は巨大な大きさを誇る峰ヶ丘学園文学塔の司書達である。先程潤が連絡事項を通達していたのは文学塔に隣接する部員達の休憩所ともなる部室であり、それに伴い学園の敷地の結構奥地にある、つまるところ学園の敷地の奥であればあるほど品位が高いと言われている中で部室としてはぶっちぎりに奥地にあった、それが立地に対して八つ当たり染みた文句をつけられた原因であった。

文学塔が塔なのは仕様です、文学棟ではなく文学塔なのです

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