セッション3リプレイ_ストーリー_1
GM:じゃあバルドのシーンから始めるぞ。
何か指定がなければシーンは学校帰りのところにするが。
バルド:オッケー。
GM:それじゃ始めるぞ。
●ここから「」の部分はキャラクターのセリフ、地の文はプレイヤー発言か状況描写になります。
キャラクターであるバルド、ユウ、錠介を除いたキャラクター(NPC)は基本的に全てGMが処理しています。
~~オープニングフェイズ1「平和な日々」~~
GM:生まれ育った街にて昼間は高校生活を、有事の際にはフォーチュン隊員として出撃する日々を送るバルド。
友人や教師、フォーチュンの同僚たち、そして意志を持つ為にコミュニケーションが可能なスーパー系ガーディアンのAIのフォローもあって君は四苦八苦しながらも2つの生活を両立させていた。
GM:学校の帰り道を友人と共に歩くバルド。
話題はもちろん最近の彼の生活についてだ。
友人:「フォーチュンってのも戦ってリャいいってわけじゃないんだな、お前見てると」
鞄を右肩から提げて気だるげに呟く。
バルド:「ああ。けっこう忙しいぞ。書類やらなんやら書かないといけないし」
バルドは最近は慣れてきたけどそれでも疲れてるって事で心持げっそりした表情をしてるぞ。
友人:「うっへぇ、学校じゃ勉強でフォーチュンじゃ仕事かぁ。きっつい生活してるな、相変わらず。ほい、お前が抜けた日のノート」
バルド:「悪いな。今度何か奢るよ」
渡されたノートを受け取って鞄に放り込む。
友人:「お、そりゃいい。これ、他にも4人くらい協力者いるからそいつらの分も頼むな」
バルド:「げ、そうなのか? あ~、まぁわかった」
GM:そんなやり取りをしばらく続け、彼らは別れた。
同時にバルドの腕輪、それに填め込まれた宝石が淡く光り出す。
ユウ:お、ガーディアンと関係する腕輪がアクションを起こしたって事は……。
GM:すると宝石から立体映像が投影され、ガーディアンの化身である全身包帯男が半透明な姿で現れた。
錠介:相変わらずの不審者っぷり。
ユウ:立体映像でくらい別な姿にならないのか?
GM:姿を変えるには機体の全機能を落として修正する必要がある。
最近、色々と起きている現状で貴重な戦力を使えなくするわけにはいかないので不審者ルックのままだ。
それにこの方が個性あるし。
バルド:最後の本音ぇ。
GM:まぁそれはともかく続けるぞ。
ラオ:「今日も学校お疲れ様だな。学生というのも大変のようだが身体に不調はないか?」
GM:労いの言葉をかけるガーディアンのAI『ラオ』。
そこにはリンケージへの気遣いの気持ちが込められている。
実にAIらしからぬAIである。
錠介:お気遣いの紳士だからこそ不審者ルックのギャップが酷い。
ユウ:確かに酷い。
バルド:それじゃバルドはこう答えよう。
「大丈夫だよ。これでも皆勤賞狙えるくらいに健康優良児なんだから」
ラオ:「そうか。ならば今日あった事を報告しようと思うのだが時間を貰ってもいいか?」
バルド:「ああ、頼む」
GM:そんなやり取りをしながら彼らは学校の帰り道、フォーチュン飛野市支部に着くまでの間に他愛のない話をした。
というところでシーンを区切ろうと思うが、何かやりたい事はあるか?
バルド:特にない、かな。
ユウ:ここで乱入しても仕方ないし。
錠介:俺も大丈夫です。
GM:うん。
では最後に幸運判定をしよう。
難易度は非公開です。
バルド:おっふ、何事もなく終われるかと思っていたのに。
まぁいいや、振るよ。 (コロコロ!)
出目は2と2で幸運ボーナス3を足して7。
低っくいなぁ。
GM:ふむ(この達成値じゃ何もわからんな。バルドはともかくラオが気付けなかったという事になるから……敵の能力値はこっちを使おう)
では何事もなくバルドとラオはフォーチュン支部への道を歩き続けた、と。
次のシーンはユウだ。
ユウ:オッケーだ。
バルド:なんだろう、何もないのが逆に怖い……。
錠介:たぶん変なフラグが立ったんだろうなぁ。
~~オープニングフェイズ2「フォーチュンの日常」~~
GM:ユウ・ニイヤマが飛野市支部に異動してからしばらく。
この支部でのやり方に慣れてきた君は、周りに不満を抱かせない範囲で仕事に手を抜きながらマイペースな生活を満喫していた
ユウ:いいんじゃない。
バルド:先輩が既に仕事をサボり始めている件。
錠介:ぶれない。相変わらずぶれない。
GM:そんな君のぐーたらライフを壊すべくランドル支部長から命令が下される。
ランドル:「最近、この街に海外からの来訪者が増加している。もともとこの街はイヅモ特別区であるという事を差し引いても、辣腕を振るう市長のお蔭で多種多様な人材が様々な目的を持って訪れるが、それを差し引いても最近の増加率は異常だ。取り越し苦労ならそれでいいが、どこかの犯罪組織やラーフ帝国などの水面下で敵対している者たちが動いていないとも限らん。気にし過ぎの可能性も否めんからこの支部で今もっとも余裕があるお前に調査してもらう事にした。ああ、拒否権なんて上等な物はないぞ。お前が小ざかしい真似して楽してる証拠は上がってるんだからな」
そう言いながら彼は正式な命令書をユウに渡した。
ユウ:ん~、ならユウ的には不満そうな顔しながらこう言おうかな?
「支部長、これって片付けたらボーナス出ます?」
ランドル:「……出るぞ。お前の本来の職務とは別の仕事だからな。本来ならこんな事は情報部で片付ける仕事だ。お前に回ってきたのは人手不足のツケみたいなもんだ。まったく悩ましい限りだよ」
眉間を揉み解しながら愚痴る支部長。
ユウ:ユウとしては支部長の苦悩は知った事ではないので、ボーナスが出る事に内心ガッツポーズしつつ敬礼する。
「了解! ユウ・ニイヤマ、この任務確かにお受けしました!」
さっきまでの不満げな雰囲気はなんだったのかって顔で元気良く挨拶して書類片手に支部長室を後にする。
バルド:やっぱり金で釣られるのかよ。
錠介:上司の苦悩をスルー。なんだか前よりマイペースに磨きが掛ってる気がしますね。
GM:ぶれないプレイングは嫌いじゃないぜ。
さてユウのシーンはここで区切るが、この調査についての方針とかあるか?
ユウ:ん? うーん、やっぱり調査の基本は足だろ。ってことでここ最近の海外渡航者について空港だか電車だかの交通機関から情報を得たい。調査って名目でフォーチュン権限フル活用するぞ。
GM:うん、わかった。
それじゃこちらも最後に意志で振ろう。
これは交渉がスムーズに行ったかどうかの判定だな。
これも目標値は非公開だ。
ユウ:意志って事はボーナスは3か。
それじゃ。 (コロコロ!)
出目は4と6で意思ボーナス3を足して13。
GM:おお、出目がいいな。
(この出目なら調査に使った時間はこっちになるな。となると敵の構成はこっち。バルドの失敗とあわせるととんとんか? 両方失敗してたら結構な鬼畜具合になったんだが)
それじゃ一旦、シーンを区切る。
次は錠介だ。
錠介:あいよ~。
ユウ:GMが少し考えて資料を捲る姿を見るとなんだか不安になる。
バルド:同感。
~~オープニングフェイズ3「気分転換」~~
GM:長期間の仕事の依頼を打診された鍵山錠介は、答えを先延ばしにしてとりあえずホテルを取った。
所属している傭兵ギルドには既に定期的な報告を済ませ、今回の事も包み隠さず伝えている。
彼が所属するギルドの方針は「ギルドに不利益な行動をしなければ自己責任で何をしても良い」という物であるから、今回の依頼についても何も言われる事はなかった。
むしろフォーチュンに名を売り、パイプを太くする絶好の機会として仕事を請けるよう要請される可能性の方が高い。
どちらにしろ要請に応えるかどうかは錠介自身だ。
傭兵とはかくあるべきとし、特別親しい外部の人間を作らないよう世界中を飛び回ってきた彼はある種の決断を迫られていた。
ユウ:相変わらずの一人ハードボイルド……。
バルド:平和な学校生活とロボに乗るとはいえやってる事は書類仕事。
なんというか主人公力的な物が段違いな気がするなぁ。
錠介:むせる男ですから。
まぁそれはともかくそういう事なら街を出歩く。
引きこもってても気分転換にはならないだろうし。
GM:(お、自分から出てくれたか)
では外出した錠介は平和な街を特に目的もなく練り歩く。
平和な風景が彼の視界を流れていくな。
つい数ヶ月前に戦場になったはずの場所だというのに闘いの跡はもう残っていない。
フォーチュンや市の人間が急ピッチで復旧作業に取り組んだ結果だ。
なんとはなしにかつて怪鳥と戦った場所へと向かう錠介。
そんな彼はどこからか視線のような物を感じた。
ではお待ちかねの判定タイムだ。
錠介:ここでか。前に戦った場所の近くって辺りがもうね。
GM:今回の判定は『知覚』ボーナスの値+2D6で判定する。
難易度は12だ。
錠介:振ります。 (コロコロ!)
出目は4、6。
これに知覚ボーナスを加えて16で成功。
GM:余裕だな。
なら錠介は視線が別々の方向2箇所から向けられている事に気付く。
片方はなにやら殺気立っているようにも感じたな。
錠介:なら殺気だっている方に視線を向けて、見えているかどうかはわからないけどとりあえず睨みつける。
片手はいつでも銃を抜けるよう懐に入れておきます。
GM:では錠介のその行動が刺激になったのか、より明確に殺気が叩きつけられる。
獲物を前にした獣のような獰猛な殺気だ。
ユウ:おいおい、いきなり戦闘か?
GM:しかし殺気は唐突に途切れた。
2種類の視線も一緒にだ。
錠介:む、GM。
殺気の出所に向かう事は出来ますか?
GM:可能は可能だが、離れすぎているからな。
殺気の主に追いつく事は出来ないぞ。
錠介:ならいいか。
「……何者だ?」
とか呟いてしばらく警戒。
なんのアクションも起こらないならその場を後にする。
この件については一応、依頼人に報告しておく。
バルド:ハードボイルド過ぎぃ!
GM:OK。
(これで錠介も目をつけられたっと。ブレイクの確率が上がったな)
それじゃこのままシーンを区切るぞ。
さて次はフォーチュン組の二人だ。
~~ミドルフェイズ4「異人襲来」~~
GM:ユウによる調査が始まり、早三日。
調査の甲斐あって増加した渡航者の中で怪しい人物を十数人いる事を突き止めた。
そのうちの数名が例の怪鳥騒ぎがあった現場に何度となく足を運んでいる事を掴んだフォーチュンはユウとバルドに相手への接触を命じた。
バルドについては本人がこの任務に志願したって事でいいか?
本人も志願している、という事でいいか?
バルド:バルドの性格なら志願するね、絶対。
オッケー、そのまま続けて。
GM:空気読んでくれてありがとうよ。
支部長が彼の同行を認めたのはいざという時はラオがバルドを守るからだ。
下手な隊員を派遣するよりも遥かに安全だからな。
ユウ:確かに。
錠介:しかし不審者に守られる熱血主人公、か。
バルド:言葉にするとすごく斬新だなぁ、我が設定ながら。
GM:はいはい、続けるぞ。
要警戒とされている人物たちが街に入った際の身分証明写真を頼りに幾つかの現場を練り歩く2人。
そんな彼らの前に件の人物の1人が姿を現した。
バルド:え、前置きなし?
ユウ:って言うか向こうから来た!?
GM:やけに厳つい風貌のその人物は2人を見て、ニヤリと笑った。
錠介:ああ、これは完全に狙われてましたわ。
??:「待ってたぜ、フォーチュンども」
外見相応の威圧感のあるどら声。
「いやぁやっぱ潜入任務なんて性に合わねぇ、なんて思ってたところなんだよなぁ。ほんと、良い所に来てくれたぜ」
男はまるで品定めでもするかのように2人を交互に見つめ、最終的にバルドに目を止めた。
「特に、アレに選ばれたリンケージ。歓迎してやる、このグラド様のやり方でな!!」
バルド:ま・た・お・れ・か!
「何を言ってるのかさっぱりわからないが! やるって言うなら相手になってやる!!」
と言いながら竹刀を構える。
ユウ:相手の正体もわからんのに勇ましすぎるだろ。
あ~、まぁユウ的には「面倒だけど仕事だしなぁ」みたいな感じで銃を抜く。
「お前が何をするつもりかは知らないが、俺のボーナスの為に捕まってくれ!」
錠介:いつも通り過ぎて引きました。
バルド:これは酷い。
「ちょっと先輩! そんな聞いてて情けなくなるセリフ言わないでくださいよ!」
と怒っておこう。
ユウ:じゃあユウも。
「いやいやいや俺にとってボーナスって超重要だからな!」
GM:じゃあそんな風に騒ぎ立てる君たちをニヤニヤ笑いながら見ていた男が片手を上げる。
すると男の背後から、さらに君たちの後ろの道路から数人の男が現れる。
バルド:うぇーい、いきなり囲まれたぁ。
ユウ:待ってたって言ってたもんな。
しかしどうするか、これ。
メタ読みになるけどセッション名的にこいつらたぶんアレだし。
純粋な戦闘能力じゃサラリーマン上がりのリンケージが銃を持ってたところで太刀打ちできると思えん。
GM:ではメタ読みにお応えして。
男が口角を吊り上げ、腕に付けていたなんらかの装置をスイッチを入れる。
すると人間だった彼の身体がまるでホログラムのように歪み、その姿を変えていった。
肌色が緑色に、光沢を放つそれはまるで鱗のよう。
そして何人かは着ていた服を破り、その身体を肥大化させていく。
それは彼らを取り囲んでいた他の者たちも一緒だった。
爬虫類のように縦に割れた瞳、光に反射して光沢を放つ緑色の肌に、太く膨らんだ四肢。
2人は同時に男たちの正体に気付く。
この世界とはまったく別の歴史を辿った世界の恐竜から進化した人類によって造られた『恐竜王国ハイパーボレア』の恐竜人だと。
グラド「だっはっはっはっは! どうせ正体なんざすぐに割れちまう。なら窮屈な変装なんざしておく必要もねぇわな」
変貌を遂げたグラドはそう言って笑った。
GM:恐竜から進化した彼らは普通の人類に比べて、肉体的な能力が高く、その鱗は普通の銃では貫通させる事も難しい。
正しく2人は窮地に立たされていた。
錠介:GM、登場判定していい?
GM:いいぞ。
錠介:では。 (コロコロ!)
6+6に幸運ボーナス足して15。
GM:ここでクリティカルかよ!
えーっと、ならあれだ。
以前の殺気の件が気になっていた錠介は市長から街中をガーディアンで乗り回す許可をもらっていた。
錠介の活躍を知っている市長は快諾し、さらに表向きは街の警邏という事で仕事にしてくれている、という事にしよう。
というわけで騒ぎをガーディアンのセンサーで捉えていた錠介。
乗機ごと現場に到着です。
錠介:あれ、確かセッション1もこんな感じで出てきた記憶が……。
ユウ:なにこれデジャヴ。
っていうかめっちゃ厚遇されてるな、錠介。
こちとらボーナスに一喜一憂しているというのに。
バルド:サラリーマンフォーチュン隊員とプロの傭兵の差がこんな所にも。
GM:まぁそれはともかく駆けつけてきたライトニング級ガーディアンを見てグラドと名乗った恐竜人は笑みをますます深めた。
グラド:「こいつはいい! さらに餌が増えやがったぜ! 野郎ども、こいつらの首を持って本国に凱旋と洒落込むぞ!!」
恐竜人たち:「おおおおー!!!」
GM:雄叫びを上げる恐竜人たち。
そして彼らの雄叫びに呼応するように地面を砕いてマシンザウルス級ガーディアンが出現する。
錠介:恐竜大国関係者ならそりゃマシンザウルスになるよなぁ。
「こいつら、地面からだと!?」
と驚きつつ、武器のセーフティーを全て解除して手元のマシンガンを向ける。
ユウ:じゃこっちもフォーチュン徽章で支部に連絡。
「また街中で敵が出た! 機体回してくれ、大至急!!」
GM:じゃオペレータからの返答。
オペレーター:「こんな事もあろうかと準備しておきました! 射出はすぐ出来ます!」
バルド:伝家の宝刀『こんな事もあろうかと』来たーーー!!!
あ、俺は普通に腕輪でラオと連絡を取ります。
「ラオ、敵だ。来てくれ!!」
GM:ではラオからすぐに応答が返って来る。
ラオ:「すぐに向かう」
同時に腕輪が発光し一瞬、バルドの視界が歪む。
次の瞬間、バルドは現場に現れた『ラスト・オブ・キング』のコクピットの中にいた。
錠介:スーパー級便利すぎだろ。
ユウ:毎回毎回、乗ってなかったら射出してもらわないとならんカバリエとは大違い。
GM:まぁユウの相棒も以前よりも遥かに早く届くから、問題ないという事で。
さて各自が機体に搭乗したところで正面にはマシンザウルスが4体いる。
それでは戦闘開始だ。




