過去/現在
今の 自分の生活に
ものたりなさを 感じる
それ、は
いつまでも いつまでも
過去のしあわせを
忘れられないからなのかな
わたしが 少しずつ成長して
おとなに なってしまったから
なのかな
あのころの自分にはあって
今の自分にないもの
考えはじめると きりがない
でも おなじくらい
あのころの自分にはなくて
今の自分にあるものもあるんだよ
いろいろなものが変わった
とりまく環境も 目標も
離れたものもあるし
近づいたものもある
新しいものと出会って
古いものとは別れた
やるべきことが変わって
焦りも 増した
楽しむ方法も
成長と同時に 変わってきた
こどもみたいな考えは捨てた
夢を見ることをやめた
少しずつ現実を見はじめ
リアルな未来に向かって歩きはじめた
私は変わることを望んでいた
「こうすれば」
「こうならなきゃ」
「こうなりたい」
これが その結果だというのなら
わたしは 本当に変わりたかったのか
必死に おとなに なろうとしていた
でも今は
がむしゃらに足掻いてでも
こどものままでいたいんだ
おとなでいることのつまらなさを
知ってしまったから?
今の生活にはあまりにも刺激がなくて
毎日淡々と 淡々と
おなじことの繰り返し
これが運命だとでもいうのなら
いつか受け入れられる日が来るのだろうか