生徒会と生徒会戦 その2
チクショウ!!
何であの2人ばっかりちやほやされてるんだよ!
………何だか無性にイライラする……
理由は正直わかっている。
俺は焦ってるんだ………
生徒会に入れたというのに、未だに変化のない自分自身に憤りを感じているんだ。
また俺は何も出来ずに終わるのでないのか?
そんな恐怖心が俺の心を蝕んでいる…
会長に会いに行こう…
そして俺の溜まってる不満をブチまけてやる!
そんな事を思っていると生徒会室に到着した
が、
部屋の中から怒鳴り声が聞こえるぞ?
知らない人の声だ……何人もいるぞ
一応会長の声も聞こえるけど………何かあったのだろうか?
俺は恐る恐る部屋に入った。
3人だ…………
中には会長と副会長の他にも3人いた。
見たところ三年生の様だ…………
というのも学年ごとに校章の色が違うから、それを見て判断しただけだ。
俺の校章は赤色、会長と副会長は青で、この人達は緑色…………まぁ消去法になるけど。
怒鳴り散らしているのは3人の真ん中にいるドレッドヘアーの男だ…………
「ちゃんと説明しろ歪花!!一体どういう目的があって一年を役員にしたんだ!!!」
それに続く様にして他の2人も
「マジで、ちゃんと説明して欲しいんだけど?」
「納得いく様にお願いしますよ?」
と金髪の黒ギャルとおかっぱ頭の眼鏡野郎が言った。
会長は大きく溜息をつくと、
「なんども言わせるなよ。あの3人は、僕自ら適性を見て互いに了承を得て生徒会に入ってもらったんだぜ?実力は君達よりも上だし、何か問題があるのか?」
「そんなもの納得出来るか!!!」
ドレッドは納得できない様子だったが、眼鏡のおかっぱが彼を制止して会長に
「まぁ………この際です、僕達の事はどうでも良いんですよ。でもね1番の問題なのは、なぜ僕達の委員長が生徒会を辞めさせられてその代わりに一年を投入したのかって事です!!」
委員長……?辞めさせられた…………?
一体どういう事なんだ?
「マジで、ウチらの委員長よりもあの一年の方が強いって言ってんの?」
「そうだ。なぁ君はどう思うよ副会長?」
会長がギャルからの質問に即答するとそのままの流れで副会長に話をふった。
副会長は急に話を振られたのにも関わらず、一切慌てることもなく「そうだな……あの3人は強いぜ」と
太鼓判を押してくれた。
そしてニヤリと笑うと
「信じられないなら戦ってみると良いぜ、センパイさん達程度なら負けは無いはずだ…………なぁ明日葉?」
その瞬間、
部屋の中にいる全員の視線が俺に突き刺さる。
ここで俺に振るのかよ…
しかも先輩たちも「こいつが……?」みたいな顔をしている。
俺も何か言わないとマズイか?
口を開きかけた時、夜々木と春臣が生徒会室に入って来た。
2人は今どういう状況かうまく飲み込めていなかったが、それを気にする様子も無く会長は
「ちょうど全員そろったな。場所は適当な訓練室でいいだろう?」
とだけ言い放ち、さっさと生徒会室から出て行った。
その後を副会長と先輩達が付いて行き、俺達はさらにその後を追いかけていく。
…………とりあえず夜々木と春臣にはこうなった経緯を説明しよう。




