番外編その⑪
番外編その⑪ 止められぬ悲劇 前編
開幕のぐだぐだトークがないと死にそうな 空海です 空海です 空海です
今回も なしっ 残念っ
淳和天皇
兄上からの頼み事がきた。
頼みか? 命令か? 拒否権は? 逃げることは?
無理か 無理だな 無理としよう
さて、兄上は 本当に理解っているのだろうか?
確かに「やりそう」ではある。だがしかし、この計画の時点では
「やってない」のである。 なのに やったことにして 処理する
これが何を意味するのかを。
正しいのかもしれない だが 正しくないのかもしれない
どうすればいいのだ………
兄上は確かに天才なんだろう そして皇家を守りたい 今の日本を守りたい気持ち
これは本物だろう いや 誰よりも 過去見ても 未来に期待しても 兄上よりも は いないだろう
だが 兄上は 肝心な物が 見えていない
今はまだいい。だけどな兄上、
人は権威だけでは着いてこないときが来るんだよ。
皇家だから摂家だから という今のあたりまえはなくなるかもしれないんだ。
そしてそれはもう 実在 しているんだぞ そう 法印だ
大徳(最澄)はまだいい。 大徳は それはそれで出来物だが いや そんな生易しい者でもないが
まだ 人なんだよ だから 権威を必要としていた。だからまだ 人なんだよ
だがな、法印だ 兄上は従ってるから頼れと申されたがな、法印は従っているんじゃない
あの男は、権威ではなく人を見るんだよ
配慮 しているんだよ 兄上に ついでに朕にも そこがわからないのが 権威に吞まれてる証拠なんだよ
法印は化け物だ。人なのか人の姿をしたナニかなのかは わからん。
だけどな法印は天皇家だから従うではなくて 天皇家だから配慮してるにすぎんのだ
実際、こちらが法印 もういいぞ どこへなりともいくがいい と言ったら 本当に いなくなるぞ
もともと 権威を 必要としてないんだ なくてもやれる あるからまあ配慮する この程度なんだよ
そしてそれは法印だけにとどまらない可能性あるんだぞ。この先の未来に。
例えば 兄上の考えた墾田永年私財法 これも 今はいい
今なら無条件で権威に従うもの として 税を納めるから。
だけどな この先 利があるから権威に従うものが増えてくると
利が無ければ従わない もしくは 利があってもそれ以上の利があるなら従わない
こういう考えがでてくるのだぞ。
そして そうなると 今は3代で返却義務となっているのが永久に開墾したものの物になるとしてしまうので
権威も利もなくなると 納税の根拠がなくなる 田畑も回収できない と なるんだぞ
まずは坊主だ あいつらは 皇家とは別の権威がある だから こちらに従う意味がなくなれば従わない
そして、兄上が嫌う 物部やその他の 武力を持った存在だ
今は権威にしたがう。利があるから。 だけどな この計画のように
簡単に粛清しようなどとしていたら、従う利が あるのか?と なるぞ?
わかってるのか?すべての根底に 皇家に従うもの とう 考えになってないか?
兄上は未来を見ているが、未来の人を見ていない
そこが心配だ。ああ………
あれから月日が流れたが やはり 兄上の考えは変わらないし変える気もないみたいだな。
これは 兄上がなくなった後にどうにかせねばならぬ問題になってしまうか。
こんな形で しかも 目に見えない寿命 という勝負をしなければならんとはなぁ。
法印 なんでこんなときに 貴様はいないんだ 貴様さえいればなぁ いや いうてはならんか。
貴様がいれば、兄上の暴走を止められたかもしれないのになぁ
ああ もうだめかな これは 兄上に勝てないか。
いやそれも定めか。 あとのことは 託さねばならんな
とはいえ 兄の方も 当然 監視はつけるだろうから
仕方ない その 監視役に 頼むか そうするのが いや そうするしかないな
なるべく 悲劇を生まぬように。
あの男は優しいが……優しさは時に残酷だ だからせめて その残酷さが すこしでも 優しくなるように……
正良(仁明天皇)に 譲位して 上皇になったが 兄はまだ健在。
正良が皇太子に我の息子の恒貞を指名はしたが、どうなるかもわからん。
むしろ争いになるくらいなら皇籍を抜いてほしいのだが、本人も望んでるが
兄がダメといってるらしいなぁ。ここもどうにかせんといかんのに………
やはり あとのことは 吉野(藤原吉野(式家))に頼むか それしかないよな
とはいえ それだけでは不安だ
たぶんこの計画が遂行されるかどうかの確認のための監視
兄の懐刀の良房を頼らないとダメか
ああ もうだめだな やはり 兄上には勝てなかった
守れなかった 見捨てる事になってしまった 皆々 すまぬ。
せめて 良房に よきにはからうように しないと………
恒貞……お前だけは……
せめて せめて 生き抜いてくれ………
つつく
"「本編はコメディでしたが、その裏のWBS(国家ロードマップ)はこうなっていました。
組織の維持のために、何もしていない個人がシステムに噛み潰される。
これは1200年前の平安朝に限った話ではありません。
――正しさとは、誰が決めるのか。
後半は来年くらいまでに書きます(ヨシ!)」"
この先の構想がまとまってないので
時間かかりそうでございます。
きっと未来の自分がなんとかしてくれるでしょう
ヨシッ




