第五十六話 学校とか洗脳にちょうどいいよね(令和脳)
めぐる~め~ぐる~よくうかいは~めぐる~
しこ~くのてらをぐるぐる~と
はい どうも僕です。
いやなんかさ、あっちで保管所建てて、こっちで宿坊建てて、
とか村めぐってたらさー。
まあ、いるよね。
こう、孤児っていうかさ、ちょっとかわいそうな子供。
いやいうてみんなギリギリの生活だから、
めんどうみないのはどうなの?って言えないよね。
だもんで、めぐるたびにふえる子供という地獄めぐり。
ヨーイドン(社畜)
いやーけっこうあつまったなー。
どうしよう(マジ悩み)
いやまて、この遍照金剛空海、子供を見捨てはせぬ(令和脳)
よーし、考えよう。
①子供いっぱい、しかも孤児だからどこのうまのほねとも扱い
②養うにはお金かかるぞー
③場所はどこにするかなー
④養ってどうするの?
ヨシッ。
①遍照金剛空海様が身元保証人である(キリッ)
②お金は未来の子供に払ってもらう(奨学金脳)
③そいや東寺のそばに家もらってたな
④稼げるようにしないとダメ つまり 教育だ(令和脳)
ヨシッ。
京都 東寺の東の家。
ここをっ ここをっ キャンプ地(学校)とするっ!
というわけで~
大改造危機的リフォーム、はっじまるよー。
まじで危険が危ない(泣)
何が危険って、あれよ。
この時代の学校って、お偉いさましかいけないの。
つまり?
孤児とか教育するとかいうと
あっちこっちから圧力がががががが。
めんどくせええええ。
さらに、京都だったてのも大問題でさーーーー(今更感)
駄菓子菓子、だーがしくわぁし、
この遍照金剛空海、無理難題に負けはせぬ(名声頼り)。
できました。
「身分・階級・出自に関係なく、すべての人を受け入れる」
「学問も宗教も技術も全部まとめて学べる場所」
→ つまり 綜
「読み書きだけじゃなく、生活に必要な技術も教える」
「農業・薬草・建築・算術などの実学も含む」
→ つまり 藝
「孤児や庶民の中にも“未来の芽”がある」
「教育は人の可能性を育てる種まきである」
→ つまり 種 密教的にも大事なワード(どやぁ)
「仏教の智慧だけでなく、世俗の知識も含む」
「生きるための知恵を授ける」
→ つまり 智
綜藝種智院
ばばーーーん(超どやぁ)
筆「わたしがかんがえました」
君達を~ 君たちが~ 君たちの為に~ まなぶのだあああ(丸投げ)
――空海君の知らない世界★
名も無き孤児達
……信じられなかった。
だって、俺たちは“いらない子”だった。
どこの家にも置いてもらえなくて、
働く力もなくて、
名前すら呼ばれないまま、
ただ生きてるだけの存在だった。
そんな俺たちに――
あの人は、笑って言った。
「君たちを~ 君たちが~ 君たちの為に~ まなぶのだあああ」
ふざけてるみたいな声なのに、
なんでだろう。
胸の奥が熱くなった。
だって、初めてだったんだ。
“君たち”って言われたの。
“お前ら”でも“子供”でも“孤児”でもなくて、
ちゃんと“君たち”って。
あの人は、俺たちのことを
“誰かの荷物”じゃなくて
“未来のある人間”として見てくれた。
そんなの、初めてだった。
「遍照金剛空海様が身元保証人である」
その言葉を聞いた時、
泣きそうになった。
だって、俺たちには
“保証してくれる大人”なんて
一人もいなかったから。
「ここをっ キャンプ地(学校)とするっ!」
あの人は軽い。
軽すぎる。
でも――
その軽さで、俺たちの人生を
ひょいっと持ち上げてくれた。
あの人が笑うと、
なんか、
“生きててもいいんだ”って思える。
あの人が言うと、
“未来ってあるのかも”って思える。
だから、俺たちは決めた。
この人についていこう。
この人の言葉を信じよう。
この人の作る場所で、
もう一度、生きてみよう。
だって――
あの人は初めてだったから。
俺たちを“子供”として見てくれた大人は。
俺たちの未来を“育てよう”としてくれた大人は。
俺たちの名前を、
呼んでくれた大人は。
……遍照金剛空海様だけだったから。
第五十六話
学校とか洗脳にちょうどいいよね(令和脳)
おわり
学校創設を成し遂げた空海。
しかし 見返りは必要だった。
次回
第五十七話
いつの世界にも賄賂って必要よね(社畜)




