90 血に飢えた牛と、不機嫌なエビさん
前回のあらすじ
ツンツンしたジジイが
デレデレのお爺ちゃんに堕落しました。
以後キレッキレの武器が
ドンドコ入荷される事でしょう。
樹海内に築かれた簡易な拠点。
それは視界を確保する為に切り広げられた広場に、周囲を囲う貧弱な木柵だけの気休めの陣地。
しかし調理を行い、休息を取れる程度には整ったその野営地は、Cランク傭兵のシャジィルが受け持つ討伐用の前哨基地でもあった。
「んじゃ、シャジィルさん。東側の見回りにいってきやす」
「あぁ、異常が見つかったら、直ぐに報告に戻りなよ」
雇ったDランク傭兵の一団が樹海に消えるのを見送ると、間を置かずに別の一団が樹海の中から姿を現す。
「あー駄目ですね、北側も何時も通り異常なし。こりゃ何か手を打たないと、見つからないかも知れないですねー」
「そりゃギルドが考えることさね。あたし等は言われた仕事を熟し、金を貰ってればいいんだよ」
対面的には、そう皮肉気に笑い飛ばすシャジィルだが、彼女自身そろそろ何らかな対策が必要なのではと思わないでも無かった。
現在三つのDランクパーティーを使い周囲の探索に当たらせているが、有益な情報は得られていない。
それは同じ様な事をしている他七つのCランクパーティーも同様で、都合三百近い傭兵が樹海で捜索を行っているが、魔物の僅かな痕跡すら討伐隊は手に入れる事が出来ない状況にあった。
「こりゃ一度、ギルド長に相談した方がいいかもしれないねぇ」
そう嘆息交じりに呟くと、腰の鞄から水筒を引っ張り出し渇きを覚えた喉を潤す。
「あ~、姉御ぉ。こんなとこにまで酒も持って来たんすか」
と、不意に掛けられた背後からの呆れ声に振り返ると、パーティーメンバの一人ザニッスが、彼女の腰の鞄を指差し眉を顰めている。
なんの事かと視線を下ろして見ると、水を引っ張り出した鞄から見覚えのある酒瓶の頭が、ちょこんと飛び出していた。
「あぁ、コイツは酒じゃないよ、知り合いから貰った強化薬さ」
「は? イヤイヤ薬ってサイズじゃ無いっすよ? それ」
通常の五倍は有りそうなそうな容器へ、疑わしそうな視線を向けるザニッスに、酒瓶を軽く振って見せながらシャジィルは小さく笑う。
「ふ、特別製なんだよ、コイツはね」
そう言って、手にした強化薬を仕舞おうとすると、先程送り出した一人の傭兵が、青褪めた顔で仮拠点へと駆けこんで来る。
「出たぞ、大物だ! 対応できる奴は集まってくれ!」
そんな叫びが響いたかと思うと、木々の隙間から雇ったDランク達が次々と飛び出して来る。
「シャジィルさんっ大物が、大鹿が出やがった! 何とかしてくれー!」
彼等は息も絶え絶えには転がり出ると、引きつった表情で背後の樹海を指差し喚く。
そしてその場の全員の視線が集中する中、緑が弾けた。
巨大な角を振り回し、生い茂る草木を打ち払い、飛び散る枝葉と共に姿を現す一体の魔獣。
ソイツはちっぽけな木柵を軽々と飛び越えたかと思うと、傭兵達が集う仮拠点の内部にて、その威容を堂々と見せつける様に後ろ足で立ち上がる。
そして力を誇示する、力強い雄叫びを鳴り響かせた。
「ブッ、ブオォォォォォォォオンオン!」
何処か小バカにした様に響いたその嘶きは、自らを取り囲む傭兵達を歯牙にもかけぬ、絶対的な自信の表れの様でもあった。
「く、囲めっ走らせるな! 突っ込まれたら死人が出るぞ」
「盾を持った奴は前列で防げ、死ななきゃ必ず直してやる!」
慌てふためくだけのDランクと違い、流石シャジィル率いるCランクパーティ―は、直ぐに対応に入り周囲へと素早く指示を放ち態勢と整える。
しかし大鹿は難敵。
特に角による瞬間的な火力は、この場の誰であってさえ死の危険を感じさせる程、恐ろしい脅威となり得るものであった。
そんな多くの傭兵が顔を強張らせる中シャジィルは一人、開き直った様な笑みを浮かべ鼻を鳴らした。
「・・・丁度いいじゃないか、早速お嬢ちゃんの力作を試させて貰うとするかねぇ」
どこか疑わし気げな表情を浮かべながらも、シャジィルは酒瓶の封を切り、緊張した表情を浮かべるメンバーを他所に、その中身をごきゅごきゅと飲み干した。
「ふぅ、けっこう美味いじゃないか・・・・・・本当に強化薬なんだろうね」
薬の癖に何故か甘酸っぱく、喉越し爽やかなその風味に胡乱な視線を向けるシャジィル。
だがその疑念を払うべく、薬の効果は直ぐに現れる事となった。
緊張した筋肉に力が漲り、重しが消えた様に身が軽くなる。
脳裏を掠めていた不安は逸る戦意と入れ代わり、全身には心地よい全能感が駆け巡る。
当初考えて居た「先ずは様子見」という考えは疾うに消え失せ、理由も無く「なんでも出来る」と言う自信が心中を満たした。
「くく、くくくくくく。いいねぇこれは、これなら小細工は要らない・・・・・・一撃で、決めてやるよっ!」
「え? あねさん!?」
ザニッスが視線を向けた時、連携を取ろうと肩を並べた彼等を置き去りにして、足を踏み出したシャジィルは一人、大鹿目掛け疾走していた。
両者の距離は一瞬で消え、シャジィルの手にした剣が大鹿の首へと振り下ろされる。
「おぉらぁぁあ!」
ごりっと肉を打つには硬質すぎる手応えが返り、大ぶりの大剣が軋んで止まる。
「ちっ、流石に無理かい!」
「グオォォォン!」
雄叫びを上げた大鹿が首を振り回し、鋭利な刃物の塊の様な巨大な角を振り払う。
本来ならここで距離を取る所だが、より近く尚も近く、シャジィルは無謀ともいえる動きで更に一歩を踏み出した。
ゴウン!と空気を震わせ振る舞われる大鹿の角を、地を這うようにして掻い潜る。
耳元で唸る烈風と頬を掠める鋭い刃先に怯む事無く、大鹿の反対側へ抜ける出ると、無防備な首筋へと再度切りかかる。
「コイツでっどうだい!」
ズドン!
返る手応えは変わらず硬い。
だが見事に首を捉えた大剣は、先程よりも深く大きく大鹿へと食い込み、その首を半ばまで切り裂いた。
「グブォッ! ボブフォッフォ!」
大鹿は頸部から血を噴き出し、吐血する口元からは咳き込む様な呼気を漏らす。
次いで前足が膝を突き身体全体が傾いだと思うと、そのまま大地へと横倒しに倒れ込み、四肢を僅かに痙攣させると、その巨獣は呆気なく息絶えた。
静寂が訪れる。
今迄なら何人もの連携で仕留めていた大鹿が、シャジィル一人の手で容易く狩れた事実に、その場の全員が言葉を無くす。
大鹿の最後を確認したシャジィルは、そんな周囲の様子に呆れた様に口を開く。
「なにぼさっとしてんだい。さっさと解体して、今日の夕食にでもしな」
その言葉で、止まっていた傭兵達が動き出した。
「すげぇ。姉御すげぇっすよ! 大鹿を瞬殺しちまうなんて!」
「まじか! シャジィルさんて、こんなに強かったんかよ」
「しかも太っ腹。強くてデカくて気前がいいなんて、最高だぜ」
「鹿肉あざーす!」
シャジィルへの賞賛と、思わぬご馳走を前にした傭兵達の歓声が樹海に響く。
先程の戦闘を、興奮した声で振り返る者。
夕食に間に合わせようと、解体に取り掛かる者。
そんな傭兵達の熱気によって、仮拠点はたちまち喧騒の中に包み込まれた。
その中にあって、倒れた大鹿と血に濡れた刀身に視線を這わせたシャジィルの口元に、歪んだ笑みが浮かび上がる。
「ヤマダの様に一撃とは行かなかったが・・・・・・コイツはいいもんを貰っちまったねぇ」
予想以上の強化と、熱く全身を流れる血脈を感じながら、何処か陶酔した様な声色が零れる。
ふと腰に収まる数本の酒瓶に視線を落とし、チロリと妖しく唇を舐め彼女は、熱を湛えた瞳を浮かれたメンバー達へと向けた。
「ザニッス、次の獲物を探しな。コイツの効果が切れる前にドンドン血祭りに上げていくよ!」
「へ? 如何したんですかい突然? 別に無理して大物狩る必要無いっすよ、魔物見つけなきゃいけないっすし」
「あぁん、身体の疼きが収まんないんだよ、いいから獲物を探してきな!・・・・・・それもとアンタ等で鎮めてやろうかい?」
言葉と共い勢いよく振り払った剣から、ビチャビチャと大鹿の血が飛び散り地面を濡らした。
「うひぃ! わ、わかりましたよ。おい、お前らも散って魔獣を引っ張って来い! なんでもいいから連れて来るんだよ!」
「大物限定だよ! ハイエナ何ぞ引っ張って来やがったら、一緒にたたっ切るからね!」
「だ、そうです! 兎に角いそいでくれー!」
強化薬の効果で高揚したシャジィルの我儘で、和気あいあいとしていた仮拠点は、たちまち激しい騒乱の渦に包まれる事になった。
死んで放置された大鹿に腰かけ、収まらない血の躍動に焦らされながらもシャジィルは待った。
辛抱強く待った、我慢強く待った―――三分くらい。
そして限界を迎えて、吠える。
「まだか! 何時間待たせる気だい!」
「い、今探し始めたばかりじゃないっスか! もうちょい待って下さいよー!」
そう言うものの、大物がそう簡単に見つかるなど有ろう筈も無く。
そこから更に三分間、イライラと足を揺り動かしていた姉御は、遂に勢いよく立ち上がる。
「あぁっもういい! あたしが自分で探すから、あんた等はここで見張りの続きをしてな!」
「え、ちょっと、なに言ってんすか! 姉御がここ動いちゃダメじゃないっスか?!」
「なぁに、薬が切れたら直ぐに戻ってきてやるから心配するんじゃないよ」
「依頼! 依頼はどうすんです! 戻ってくださいよっ姉御ーーー!」
必至に訴えるザニッスだが、そんな声で興奮した獣が止まる訳も無く。
「くくく、いっそ魔物でも見つけて、ヤッちまうのも面白いかもしれないねぇ」
「あ、あねごーーー!」
悲痛な叫びを上げる仲間達の訴えを背に、目をギラつかせたシャジィルの姿は、樹海奥へと消えて行った。
本日の配達を終え、草原に集まった百余りの雑種達は一路、キショイ魔獣を目指し樹海を駆けていた。
「―――でもその辺って、そのラージロストって人の縄張りなんでしょー。勝手に通って大丈夫なのー?」
サラフから魔獣の目撃情報を聞いたシープアは、心配そうに眉根を寄せる。
「また意地悪されないかなー・・・・・・そしたら、ブチのめして押し通っちゃうしかないよねー?」
不安そうな声色とは裏腹に、どこかワクワクと目を輝かせるシープアに、サラフは問題無いとばかりに首を振って見せる。
「見つからずに回り込む道は、既に見つけてある。少しばかり疲れるが・・・まぁ何とかなるだろう」
それは脚力に定評の有る、馬の雑種である自分基準の感想なのだが、それはそれ。
力の有り余っている彼女達なら問題かなろうと、楽観と信頼に満ちた判断の下に彼女は足を進める。
「先ずは居場所の確認をして、ヤレるようならヤル。といった感じで行こうじゃないか」
サラフがざっくりした計画を話すと、後に続くタイアーは腰に吊るした剣に軽く触れた。
「くくく、遂にコイツの出番ってわけだな」
一見地味な鞘に収まるその一振りだが、その実、独特な光彩を放つ稀有な精錬鋼の刃をその中に隠し持っている。
とある老人を扱き使い、急ごしらえで仕上げた、硬い、兎に角硬い、頑丈さだけなら国宝級という、癖の強い一品である。
ちょっと装飾に気を遣えば、大層なお値段が付きそうなのだが、「装飾?何それ美味しいの?」な意見の下、惜しくも芸術点がゼロとなった珍品でもある。
そんな尖がった性能を持つレアな武器の数々が、槍となり大剣となり、様々な形で雑種達の手に収められていた。
「前は全然歯が立たなかったけど、今回は目に物見せて上げられそうね」
ウィマーナが軽く槍を掲げると、ポニーも自らの持つ槍を合わせる様に掲げる。
「そうだね、ぶっすり食らわせてやるんだから」
打ち合わせると、キィィィンと澄んだ音を発する精錬鋼の穂先。
二人はその音色を耳にすると、可愛らしく微笑んだ口元を獰猛な笑みへと作り変える。
「くすくす、楽しみね」
「うん、ホント楽しみ」
昼下がりの青空の下を、害獣駆除用の新たな牙を手にした獣の群れが獲物へ迫る。
再戦に挑む彼女達の殺意は、何時にも増して高いのであった。
だが胸を躍らせ疾走する雑種達の期待を、ラージロスト率いるCランクパーティーが阻む。
サラフ達が消息を絶った地域を調べ回ること数日、彼等は散乱する幾つも魔獣の死骸と、それに囲まれ眠りこける巨大な魔物の姿を発見していたのだった。
「こ、こいつが・・・魔物、か?・・・」
メンバーの一人が震える声で呟くと、怯んだ足が自然と一歩後ろへとさがる。
「間違いないだろう、こんな奴が魔物以外にいてたまるか」
「しかし何てデカさだ、フォレストベアの何倍も有りやがるぞ」
大地に伏して尚、見上げるその巨体を前に、歴戦の傭兵の声にも動揺が混じる。
何より頭部らしき部分が二つも有り、見る者に異様な印象を与えずにはおかなかった。
そんな中、気を持ち直した一人が喜色を浮かべ、背後に控えたラージロストを振り返る。
「やったなラージロスト! コイツを引張りだしゃ、俺達が一番手柄だ! 急いで騎士団へ報告を出そうぜ」
メンバー等は興奮した様子で、静かに腕組みをするラージロストへ詰め寄る。
だが当のラージロストは薄く細めた視線で魔物を見据えると、彼等を押し退け剣呑な気配を纏って足を進めた。
「・・・・・・その前に少し試したい事が有る」
そう言うと彼は、背中に背負った鞘から音も無く反りの入った片刃の剣を引き抜いた。
「お、おいっまさか仕掛ける気か?! 幾ら何でも無茶だぜ。第一討伐なんてしちまったら、厄介な事になっちまうぞ!」
「なに、倒しはしない。だがあの巨大な腕の一つでも手に入れば、相当な金が転がり込む・・・・・・何より傭兵として、この上ない拍が付くだろう」
今回、傭兵は単なる囮で、所詮は騎士団の引き立て役。
共に依頼に参加したとはいえ、事情を知る者からしたらその功績は無いにも等しい小さなものでしかない。
だがもし―――僅かでも手傷を負わせ、直接的に討伐に貢献した実績を残せれば・・・
その証に、腕の一本でも持ち帰ることが出来れば・・・
討伐の功績自体は騎士団に譲り渡したとしても、周囲から得られる評価に大きな付加価値を持たせる事が出来る。
それはランクとは違う傭兵としての名声として残り、これからの活動に計り知れない恩恵を得る事になるだろう。
「今後の事も考えると、ここで一勝負するのも存外悪い手では無いだろう・・・違うか?」
ラージロストの言葉に仲間達は目の色を、焦りから打算へとその質を変えていく。
「たしかに・・・寝てる相手に一撃加えるだけなら・・・」
「へ、試すだけなら損はねぇ」
「魔物の腕を持ち帰りゃ、周りの連中にデケェ顔できるって訳か・・・」
リーダーの自信ありげな態度に当てられ、武器を握り締めたメンバー達は、四肢を投げだし眠りこける魔物へとにじり寄る。
「狙いはこの伸びきった腕の関節だ、ここへ一斉に攻撃するぞ」
その大きさ故、投げ出された鋏の様な腕の関節も幅広く、数人がかりで取り囲める程の余裕がある。
傭兵達は音を立てないよう、関節を狙える位置に慎重に移動すると一斉に武器を振り上げ、視線だけでタイミングを計る。
一拍の後、隙だらけの魔物の関節を目掛け、幾つもの凶器が唸りを上げて殺到した。
ガィイイイィィンンンンン!!!
鳴り響く金属音。
彼等の得物はシッカリと関節を捉えたが、その上で強固な体組織に阻まれた甲高い悲鳴を発した。
「がぁ! 間接が硬い、だと?!」
「なんだ、こりゃ! 腕が痺れやがる!」
「くそ、斧の方が、欠けやがった!」
加えて、武器を持つ腕に痺れる程の反動が返り、手にした得物の方が損傷する始末。
そして極めつけが、攻撃を受けた魔物が、今なお暢気に眠りこけている事実が傭兵達を打ちのめした。
「・・・なんでコイツ、まだ寝てんだよ」
「まさか、全くダメージが無いと言うのか」
「どーすんだよ、こんなの・・・」
急所への完全な不意打ち。
これ以上無い程の渾身の一撃が、何の効果も及ぼしていない。
傭兵が何とも言えない表情でお互いの顔を見合わせて居ると、対となる鋏が動き、ラージロスト等が全力で切り付けた関節部分を掻いた。
人が蚊に刺された腕を掻く様に、ぽりぽりと掻いた。
「くっ!」
ラージロストが屈辱に呻く目の前を、満足した鋏が元の位置に戻るべく通り過ぎる。
「・・・あ」
ゴスンッ!
だがその巨腕は目測を誤ると、隣で眠りこけるもう一つに頭を強かに打ち据えてしまった。
「ギュオッ!?」
ビクリと身を震わせたその頭部は勢いよく身を起こすと、両の鋏で頭を押さえ、慌てた様にキョロキョロと周囲を見渡す。
右を見て左を見て、そこで眠りこける相方を見つめ首を傾げる。
「ギュル・・・」
そして視線を正面に動かし、ラージロストの姿を認めるとその動きを停止させ、魔物は更に訝しむ様に首を傾げる。
「ギュルグル・・・?」
頭部に残る痛みと、目の前の害虫に思いを巡らせること暫し―――何かを悟った様に目を見開いた魔物は、怒りの咆哮と共に両の鋏を振り上げた。
「ギョエェェェエェェェェッ!」
「お、おれじゃねえぇぇぇぇぇぇ!」
実にらしからぬ叫びを上げ、ラージロストは一目散に逃げだした。




