第28話 緊急事態!
王都に向かって街道を行く。初日は問題なく移動(途中でリンちゃんが疲れたのでルナに乗った)し無事に隣の宿場町に着いた。女性陣は予定通り宿に泊まり、男性陣+拘束要員のリーフは野営をした。
翌日、街道を進んでいると……。
「ちょっといい?」
「ん、どうした?」
空が飛べる&姿を隠せるので、先行偵察に行かせていたミューが戻ってきた。
「なんだか、この先で馬車が襲われてるんだけど、どうする?」
「なに!?」
緊急事態みたいだ。
「オルガさん!」
「行ってください。冒険者たるもの、困っている人を助けに行くのは緊急依頼扱いになります!!」
「わかった。俺とルナで先に行く。リーフはそれを押さえておいてくれ。」
「おまかせ~。」
「青薔薇の皆さんは――――。」
「二人の安全を確保してから向かう。」
「よろしくお願いします。じゃあお先に。ミュー、案内を頼む。」
「わかった、こっち。」
後のことを青薔薇の3人とリーフに任せて、ルナに乗って先に向かう。そうして走ること10秒……さすがフェンリル速いな――――、馬車が襲われている現場に到着した。
馬車の方の護衛がなんとか襲撃犯の猛攻を防いでいるが、襲撃犯の方が勢いがある。襲撃されている馬車は荷馬車ではない箱形の馬車だ。まるで、ヨ8000みたいだな。色は違うけど。
どう割って入るか考えていると、襲撃犯の別動隊が馬車の反対側から近寄ってきている。こっちを先に潰す必要があるな。
「ルナはあっちの襲撃犯の後ろから襲って混乱させろ。俺は反対側のやつを仕留める。」
そう言って馬車に向かって走り出す。間に合うか?
ヨ8000:国鉄時代に作られた車掌車。列車の最後尾に連結される。
5月1日より新作を投稿します。
タイトルは『最強の王妃』です。




