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別れ3
かなり離れて安心したのか、赤毛の男達は立ち止まり、辺りを見回して、コソコソ話しだした。距離をとっているため、サマルにもホノカにも聴こえなかった。何を話しているかはわからなかったが、犬が何やら迷っていた所には目印をつけていたらしく、そこに戻るともう一度犬にニオイを追わせ始めた。今度は別の方向へ行き、木々の少し開けたところへ出て方向を見失ったようで暗くなってきたこともあり、町の宿に帰っていった。
宿まで見失わない様についていった二人は、隣の部屋を押さえ、聞き耳をたてた。
「開けたところで見失った。竜はあそこから飛んだんだ。さっきのテントの竜騎士といい、噂も本当で、あの森は当たりかもしれん。明日もう一度、今度は更に奥に行ってみよう。竜の行動範囲からしたら町に近いところにはいないだろう。明日は野宿の覚悟がいる。朝イチ用意をして森に入ろう。」
「明日で良いんでしょうか?あの竜騎士が俺たちの目的に気づいたら…」
「別にかまわん。俺たちには噂が本当でも遭遇しても何もできん。ましてや竜騎士がいるんだ。俺たちは帰って警戒を報告するのみだ。」
「そうですね。」
やはりか…と顔を見合わせたサマル達はサマルがのこり、ホノカはそっと宿を出てウールのところへ向かった。




