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別れ2
トウラスがテントから素知らぬ顔をして出てきた。
「なんだ?野犬か?」
もちろん、作戦として待機に入る前に赤毛二人組と犬という情報は伝えられている。
「あーうちの犬です。すみません吠えたりして。」と言いつつ、赤毛達はバレてないと思ってるのだろうか?
目だけでチラチラ辺りを見回していた。
「なんか探しもんッスか?」
「いやぁ鹿がこっちに来たって犬と追いかけてきたんだけどなぁ。犬も狩りの最中で気が立ってて…すまんね。」
「鹿ウマいっすもんね。」
「あぁ。冬に備えてね。
…ところで、こんなところで家があるのにテントで暮らしてるのかね?」
「いやぁ、ここ俺の父ちゃんの昔の知り合いの家なんですよ。ちょっと寄り道しなきゃ行けなくなって、せっかくならご挨拶にと伺ったんですが、人数もいるから部屋も無いし、数日のことなんで。」
「寒くなってきたのに、ご苦労なことだね。」
「じゃあ失礼しますよ。」
赤毛は何事もなかったかのように、トウラスとテント付近から離れていった。
馬はそこに置いたまま、隠れていた場所からその後の二人をサマル達は追いかけた。




