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竜に愛された娘2
ウールはスウリを竜舎に連れて行っていると不思議に思うことがあった。
それは、どの竜もスウリにとても愛想が良い。基本、絆を結んだ人間以外には竜は無関心であるはずなのに。
そしてスウリも怖がるでもなく、むしろとてもよく笑う。
まるで会話をしているかのように。
初めは竜も幼子には甘いのかと思っていた。
なんにせよ、自分が大好きな竜達に自分の愛しい娘が吼えられるわけでもなく、しっぽを揺らしてもらったり、喉を鳴らしてもらったり、かかわりがもってもらえていることが嬉しかった。
2歳になり、鳴き声につたない言葉で話かけているのを聞いたときにはウールはスウリに、「竜とお話してるのかい?」と微笑ましく訪ねたものだ。
するとスウリは「そう!」と無邪気に答えて、また何かを竜に話しかけた。
しかし、それがはっきりと不安に変わっていったのはスウリが4歳の頃であった。




