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仔竜20
“スウリ、暗くなる。ハルワとともに、家に帰れ。”
“私も?”
“一度ヒサキにあいたいだろう。”
“まだ一日しか経ってないのにお気遣いどうも。スウリ、私に乗って。ヒサキはあなたなら文句ないと思うわ。”
「じゃあお願いね。」
スウリがハルワに乗ろうとした瞬間、サッと影が飛びついた。
ムラサキが服にしがみついていた。
“私も行く。”
「えっだめよ!夜は寒いからお母さんのお腹の下って話だったでしょう?」
今までおとなしかった紫竜が急に行動してびっくりしながらミツハリたちに助けを求めた。
ところが…
“今回だけは様子をみてみよう。”
“アカも”
“キも”
“そんなにたくさんは行けないわよ。またスウリにこそっと来てもらいなさい、あなた達は。ムラサキは…絆の相手かもしれないから、二人だけの関わりが欲しいのよ。”
““ェ〜””
“じゃあムラサキだけ連れてくわ。明日の朝私とまたこっちに戻るわ。”
“スウリ、寝るときだけ、小さなかごに温かい布ベッドもしくは、同じ布団で寝てやってくれ”
「わかったわ。ムラサキ、落っこちないでね!」
スウリ自身も片手はムラサキを支えているが、もう片方はハルワの鬣を握らないといけない。
わかったとばかりに、ムラサキは爪でキュっと握りしめた。




