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仔竜7
スウリも上を見上げたが、太陽がちょうど真上にあって、すぐにはまぶしくてよくわからなかった。
巣は森の中で少し木がないところに作っただけなので、竜の躰一頭が羽を広げると太陽の光が遮られ、木漏れ日の陰が濃くなる。
そして謎の竜が地表に降り立ち、太陽の光が届き、もとの木漏れ日になると、大きな竜の躰が薄ピンク色であることがわかった。
「あっ!」
それは幼い頃の記憶の中でも大好きだった竜。
「ハルワ…」
スウリは吐息が漏れるように懐かしい竜の名をつぶやいた。
そして、竜の背から降りて、近づいてくる男性をじっと見た。
“久しぶり、スウリ。大きくなったわね”
つぶやきを聞き取っていたハルワが立ち尽くすスウリに言葉をかけた。
「スウリ?
あの小さかったスウリ?
なぜここに?」
ヒサキはわけがわからない感じでスウリとハルワ、そして巣にいる竜家族を見た。
そして、また木漏れ日の陰が濃くなると、異変を感じたチッタが口に食事を加えて戻ってきた。
巣の周りは急にとても狭くなった。




