第四十五話 時間は重みだ
僕はそう思う
何とか『遊ぶことを忘れた男』ことコータさんから逃げ切った俺はプレイヤーから大草原と呼ばれている草原──エーゲ草原まで一直線に走った。
………少し試したい事もありましたので、完全に無駄骨というわけでもないんですよね。
まずは装備を整えましょう。
今回は実験的に『二刀流』を行いたいと思います。
そんなわけで右手に『鋼鉄刀【神楽】』、左手に『万華刀』を装備。
ちなみに刀のアーツは両手できちんと持って行ったほうが威力が出るのは今までの戦闘で分かっている事実ではあるんですよね。
ちなみに片手だと二、三割威力が弱まります。
しかし手数が刀は少ない。
その欠点を埋めるのが『二刀流』。
現実の剣道の試合でも普通の竹刀と少し短い竹刀を持って戦う人もいるらしいですが、俺は長刀二刀流に挑戦してみようかと。仮想現実ですし。
素振りをして、俺は走って草原の奥へ奥へと向かう。
実は草原の奥の方のモンスターは強くドロップもいい。勿論経験値もです。
少しモンスターを狩りながら走る。
いつもの狩り場の周辺に到着したので、周囲の敵を倒す。
数分行っていると、少しずつ感覚が掴めてきた。
「………そろそろ帰りますか」
俺はレベルも上がったので街に戻ることに。帰っている途中で習得可能スキル欄を見ていたら『二刀流』があった。
必要SPは5なので、あと1足りないという非常事態も。
………ヤバいですね。夕食を食べたいのですが。
俺は使える全てのスキルを使って街の宿へ向かった。
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夕食を食べ終わり、その他のこともして、現実時間午後二十五時。
俺は草原で綺麗な夕焼けを見ながら狩りを行っていた。
勿論、死体はその場で『解体』してアイテムボックスへ。そのほうが容量をあまり使わないですし、『解体場』での解体はお金がかかりますからね。
思考する余裕が出来た分、俺はペースを上げて狩りを行う。
最近の敵はゴブリンの群れだったりしてる。
通常のゴブリンの群れは『ゴブリンアーチャー』『ゴブリンソードマン』『ゴブリン』希に『ゴブリンメイジ』そして極希にゴブリンの王様にして経験値大量でドロップは全て換金素材の『ゴブリンキング』なんですけど、俺の最近相手するゴブリンは『ゴブリンポイズン』『アークゴブリン』『アークゴブリンアーチャー』等々………名前の始めに『アーク』――最上位とつくようになった。
勿論経験値はおいしいしドロップ品も良いものですけど、『ポイズン』の最上位がウザいです。
毒針や毒液を投げてくるし、群れでいると『ソードマン』の剣に毒塗るし『アーチャー』には毒矢を上げるし………すごい害悪でしかないんですよ。
まあ戦いがいのある敵ではあるのですが。
お陰でゲーム内時間二時間で『二刀流』を習得しましたよ。
ちなみに『二刀流』を使えば刀の欠点である『片手持ち時のアーツ威力減少』が無効になり、逆に威力を上げてくれるのだとか。
しかし俺にとっての欠点は『片手装備時要求STR二倍』ですかね?
まあ御披露目は決勝戦くらいになりますかね? 少し動いてみよう。
あ、その前に研磨しないと。武器が壊れたら元も子もないです。
ちなみに『二刀流』スキルには『防御力減少』とあったが、俺は回避型なので関係ないんですよね。
某渋谷さんの誕生日ですね。某さんが重役出勤してる気がしますが気のせいです気のせい。
あ、前書きに触れるとすれば──『御狐神は基本白鬼院とくっつけるけど男同士もいいよね。メニアーック!』です。いつか二次創作を書きたいなぁ。




