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青き薔薇の異世界転移  作者: 七海 リア
1章・軍人と白い毛玉
10/28

01-9


エルミアの言葉に、ラウルが不思議そうに首を傾げた。



『何で片言?』


「戦闘関係だと荒っぽい性格って、自覚ある。」


『エルミアって、バーサーカー気質?』


「…………否定したいなぁ。」



ラウルの言葉を否定したいエルミアだが、どう考えても否定しきれないため、大きくため息をついた。


戦闘好きとかではないが、何かと荒っぽい自覚はあった。

エルミアに戦いの基本を教えた人はそうでもなかったが、傍にいたある人が荒っぽい性格のバーサーカータイプだったため、気づいたらその性格が移ってしまった。


残念な事に、大分マシにはなったが、その性格は直りきらなかった。

むしろ、副団長なら丁度良いと開き直った。





しばらくエルミアが歩いている間、会話は途切れる事なく続いた。

主にラウルがエルミアのいた地球、と言うより日本の事に関して質問し、それをエルミアが答えての繰り返しだ。



『面白いなー。歴史の偉人や年号は一緒なのに、令和に近づくにつれて、微妙に違いが出てくる。』


「パラレルワールドってけっこうあるんだね。てか、私いたの平成だから令和って言われてもね。」


『安心しろ、俺は令和になって1ヶ月でこっちに来た。』


「それはそれでどうかと…………8時か。」



ふとエルミアは足を止めて時計を見た。

時計の示す時間は、夜の8時を指しており、本来なら森の中は暗くほぼ何も見えない状態だ。



「あのさ、私が持つ時計で一応夜の8時なんだけど、この森ってこんなに明るいの?」


『へ?』


「へ? じゃない、へ? じゃ。私が焚き火をしてた場所から、だいぶ歩いてるはずなのに、ずっと森の中が明るい。」



エルミアの言葉に、ラウルがピクッと体を揺らせ、辺りを見回した。

確かに、エルミアが言うように明るかった。


どう考えても時間の経過的に夜のはずだが、夕日がとても赤く照らした日のように、当たりは赤く明るかった。。





『そういえば、確かに明るいな。話しが楽しくて気づかなかった。』


「一応聞くけど、夜は赤く明るいって事は?」


『それはない。普通に暗くなるし、星や月出るぞ。』


「なら、何かあるな……」



エルミアは警戒しながら足を止めて、上着の内側から一丁の青い薔薇の装飾がされた黒い銃を出した。


頭の上で暢気に明るいと、遅れて気づいたラウルだが、エルミアの言葉を聞いて、ピョンと地面に跳び下りた。



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